チリのトラベルヒント集・ワタシの旅行レポート



やっぱりまずはサンチアゴ

チリの首都、サンチアゴ。 南米では第4の大都市と言われます。 高層ビルも立ち並んでいるし、地下鉄もしっかり走っています。 セントロに行けば、古き良き建物もどっしりと構えており、新興地帯に行けば洒落たブティックなんぞもあります。
しかしながら、率直にいって、旅行者にとっては1日いれば十分、という町です。 チリ到着時はここで旅の情報を仕入れたり、旅行の手配をしたりしましょう。 日本に帰る前日には、しっかりおみやげのラピスラズリ(チリ名産の宝石。 12月の誕生石です)、ピスコ(チリの焼酎)、チリワインなどを買い込みましょう。 チリの民芸品だったら、ロス・ドミニコスの民芸村(?)に行くことをおすすめします。 そうやっているうちに、なんとなく観光もできてしまいます。

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一度は住んでみたいプエルトモン

夫と私は、万が一宝くじにあたったら、プエルトバラス(プエルトモンより20kmほど北上した町)に家を買おうと思っています。(笑)
サンチアゴからプエルトモンへは約1,000km。 飛行機で飛ぶと2時間弱。 お金のあるアナタは、空港でレンタカーを借りて、まずはプエルトバラスを目指しましょう。 空港からだと約40km弱。 ジャンキウエ湖のほとりの可愛らしい町です。 なぜかガイドブックはプエルトモン周辺の宿ばかり紹介していますが、どうせならばここでしっかり今夜の宿を確保することをおすすめします。
ねぐらが決まったら、再び車に乗って、湖畔沿いを北上してフルティジャールへ。 湖畔に沿った道にはかわいらしいカフェテラスやホテルが立ちならんでいます。 天気が良ければ、正面に雪を抱いたオソルノ山も見えます。(オソルノ富士と言われます。 似てますよー)
ちなみにこのあたりはドイツ移民が多いので、日本人の口にもあうケーキが食べられます。 アップルパイ風のものや、ラズベリーをたっぷり使ったタルトなど。 甘み控えめで、なかなかいけます。
3時のティータイムが終わったら、再び車に乗って湖畔を北上。 めざすはプエルトオクタイの町です。 はっきりいって、この町自体はたいしたことありません。 けれどもこの湖畔沿いのドライブは、景色バツグン。 湖、自然、牧羊風景など、見飽きません。
夏にここにきているアナタ。 お日様はまだ高い、もっともっと遊びたい。 けれども、そろそろ6時頃にはなっているはず。 一旦宿に戻って、車をおいて、プエルトバラスの湖畔をそぞろ歩いてみてはいかがでしょうか?
さて、翌日。 天気は快晴、今日は遠出も可能。 けれどもチロエ島やペトロウエ湖クルーズについては、また別の項に書くとして、ここではもう少しジャンキウエ湖近郊に固執します。
今度は湖に沿って、東の町、エンセナーダをめざしてください。 42kmほどの距離ですが、このドライブも道が良くて快適です。 エンセナーダに着いたら、まずお天気の確認。 快晴で、空にあまり雲がなかったら、そのまま湖畔沿いの道からオソルノ山避難小屋をめざしてください。 富士山五合めへ登るのとは違って、勾配のある砂利道なので、ドライブテクニックに自信のない方と、パンクしたときにタイヤを取り替える方法を知らない方は、やめておいた方が無難ですけれど。 避難小屋までは約18km。 危険を侵して登っただけの苦労は、晴れていれば十分に報われます。 湖に、プエルトモンの港、文字どおり「絶景」の見晴らしです。
景色を堪能して、避難小屋のカフェテリアでコーヒーでも飲んで身体を暖めたら、再びエンセナーダの町まで戻りましょう。 来るときに気づくはずですが、ここにある二股の道を、今度はペトロウエめざして走ります。 ジャンキウエ湖からは離れ、今度はエメラルド色に輝くペトロウエ湖が待っています。
道は川を右側に見ながら進みます。 途中おすすめの観光ポイント、ペトロウエの滝でストップすることを忘れずに。 入場料1,000ペソと、チリにしては高くとられますが、払っただけの価値はあります。 名称は「滝」ですが、むしろ「渓谷」といった感じで、中には自然遊歩道もついています。
ここからペトロウエ湖まではほんの6kmほどですが、道はひどく悪くなるので、運転にご注意。 しばらくして湖が見えてきます。
この湖は、アルゼンチンのバリローチェへの出発点でもあります。 バリローチェまでいかなくても、対岸のペウジャへの日帰りクルーズも可能ですし、湖畔で待ち構えているボートのオジサンと交渉して、1時間半ほどの遊覧を楽しむこともできます。 湖のほとりには洒落たホテルがあるので、この辺で昼食タイムを取ってもいいかもしれませんね。
(注 : 私自身はここで食べたことはありません。 高そうなんですもの。 あまり食事にお金をかけたくないかたは、エンセナーダの町に戻るまでガマンしましょう)
ジャンキウエ湖周辺の見所をのべていたらきりがないのでこの辺でやめます。 ここが気にいったからもっとのんびりしたい!という方には、ラルーンからコチャモの町までのドライブもおすすめです。(途中から道が悪くなるのでご注意) あっ、それからジャンキウエ湖では水遊びおよび釣りができます。 海につながっているので、こぶりのサーモンも釣れましたよ。 私たちはキッチン付きの貸し別荘に泊まったので、バター焼きにしてレモンをしぼって食べました。
食べ物といえば、プエルトバラスからエンセナーダに至る途中、ベジャビスタというオンセ(おやつのこと)専門のカフェテラスがあります。 2種類のケーキに、パン、ハム、サラミにチーズとボリュームたっぷりで、十分食事代わりにもなります。 ここは広い敷地内に貸別荘も経営しています。 4時頃に通りかかったら、ぜひ立ち寄ってみてください。

2001年9月の更新情報です!

プエルトバラスのカジノが湖畔の目の前に移動していました。 ここはジーンズに薄汚れたジャケットでも気軽に入れます。 それと、この周辺でのグルメスポットですが、プエルトモンからチンキウエ方面に走った海岸そばのKIEL RESTAURANT(住所:CAMINO CHINQUIHUE KM 8)で、ぜひ名物クラントをお試しください! 量・ボリューム・味ともに三重マルです!
また、プエルトバラス市内のオンセ(おやつ)は、セントロのSAN JOSE通りに面しているMAMUSIAというカフェもお勧めです。

2003年9月の更新情報です!

なぜか一番最初のレポートには書いておりませんが、フルティジャールへ行かれたら、ドイツコロニアル博物館へお立ち寄りください。 この博物館、昔の邸宅やら馬小屋やら水車小屋などを集めてあり、なかなかおもしろいです。 それと、プエルトバラス市内のオンセですが、スーパーマーケットLAS BRISASの隣にあるカフェDANESのケーキもおいしいです。 MAMUSIAより、こっちの方がいけるかも…。

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チロエ島の黒首白鳥

チロエ島のアンクーへならば、プエルトモンから日帰りで行けます。 プエルトモンからパルグアまで60km(約45分)、そこでフェリーに車ごと乗りこんで、30分でチロエ島の入り口チャカオへ。 このフェリーは30分ごとに運行していますが、夏の旅行シーズン中は、3時間待ちをした人もいたと聞きました。 チャカオからアンクーへは27kmです。 ここまでの景色は、…率直に言ってまあまあでしょうか。 ジャンキウエ湖周辺のドライブと比べると、田園風景というよりはさびれた土地、という印象の方が強いです。 アンクーでの観光スポットは、町の中心にある博物館、カストロではパラフィートと呼ばれる水上家屋(水上コテージなどというしゃれたものではありません、念のため)、それにチロエ島独特の家の壁や教会を見ることになりますが、ワタシが気に入ったチロエは、カウリンという海岸です。 チャカオからアンクーへ行く道中に標識があるので、そこで曲がり、未舗装のでこぼこ道をなだめすかしつつ10kmほど進むとカウリンの海岸へ出ます。
この海岸は、牡蠣の養殖と、黒首白鳥の生息地として有名です。 海岸には道路らしい道路などはありませんが、なんとなく海沿いにチャカオの方面に向かって進むと、OSTRAS CAULINというこじんまりしたレストランがあります。 カキ好きの方はぜひここでお昼ご飯をどうぞ。 ワタシはナマ牡蠣は苦手なのですが、焼き牡蠣はとってもおいしかったです。 その他にも、入ったことはないのですが2軒ばかりレストランがあります。 海上に漂っている黒首白鳥たちを眺めながら、ゆっくり食事をするのに最適です。
ワタシの好きなもう一つのチロエは、ケムチという小さな漁港です。 ここはアンクーからカストロへ向かう途中の41km地点あたりに標識が出ているので、そこを左に曲がります。 ケムチまではそこから約22kmありますが、起伏の多い道で、これまでのさびれた印象とはまったく違ったのどかな牧場風景が広がります。 道路も近年舗装されたせいか、穴ぼこも少なく、快適なドライブが楽しめます。
さて、ケムチに何があるかと申しますと、…何もありません。 漁港と、漁村、それだけ。 レストランもないし、宿泊施設もほとんどないのではないかと思います。 でも、なんだかとてもひなびたフンイキのある村なのです。 ワタシが画家だったら、こういうところを絵に描きたいなあと思うような。
カストロ、あるいはさらにチロエの奥に行ってみようと考えていらっしゃるかたは、ぜひ1時間ほど寄り道をしてみて下さい。

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オソルノからアルゼンチンのバリローチェへ

12月は、チリにとっては夏休みに入る直前で、気候がよいわりにはあちこち空いている、絶好の旅行シーズンです。 オソルノからエントレ・ラゴスを通ってプジェウエ、そして国境を通過してバリローチェへ至る道も、新緑みずみずしく、自然豊かな風景。 途中プジェウエ湖が見え隠れしますが、この湖は、近寄らずに、遠くから眺める方がステキです。 別に、湖水が汚いというわけじゃないのですが、湖畔へアクセスできる場所が少なく、水際に立つと、なぜか湖がせせこましく見えてしまう…。 ワタシの気のせいかもしれませんが。
エントレ・ラゴスの町を通過してしまうと、あとはアルゼンチンのビジャ・ラ・アンゴストゥーラまで、ポツポツと牧場や貸別荘があるくらいで、ちょっと食料を買い込もうと思ってもお店もロクに見つからないので、ご注意。 必要なものはオソルノかエントレ・ラゴスで買っておきましょう。 朝早くバルディビアを出発した私たちは、チリのガイドブック(TURISTEL)を信じて、国境のカフェテリアで何か食べようと思っていたのですが、シーズン前だからか、営業していないんですね。 仕方なく、売店であやしげなエンパナーダを買って食べましたが…。 まあ、おいしいといえるようなしろものではありませんでした。
国境では、簡単な出国手続きをし、トイレも済ませて出発。 あ、その前にここの両替所でアルゼンチンペソを換えておいたほうがいいかも。 バリローチェの両替屋と比べると、ここの方が率もよかったのです。
さて、ここから50kmほどは悲惨なほどのガタガタ道が続きます。(1997年12月時点。 ただし舗装工事をしていたので、少しはよくなっているかも) チリ南部は夏でも雨天が多いのですが、ワタシが行ったころは晴天続きだったのか、ひどい土埃ときつい日差しにあぶられました。 おまけに道が悪いから、フツーの車では全くスピードが出せず、なかなかアルゼンチン側の国境にたどりつけない感じ。 やっとそこを通過して、ビジャ・ラ・アンゴスツーラの町に入ったときはほっとしました。
この町は、たとえて言えば、アルゼンチンの軽井沢といった感じでしょうか。 ホテルやカフェテリアもみなチカラ合わせて木製の別荘風(?)にしつらえてあります。 チリでもプコンあたり、「軽井沢」路線を狙ってはいるのですが、どうもチリは「チカラ合わせる」のが苦手という国民性ゆえ、ここまで美しく、みなで協調することなどできません。 何はともあれ、ここで休息を取るのはグッドアイデアです。
話が少々脱線しましたが、ここがナウエル・ウアピ湖のはじっこでもあります。 この先は、ほぼ対岸に位置するバリローチェまで湖の回りをぐるっと回って95km。 やや単調で退屈な景色が続きますが、バリローチェの町に入るまでの辛抱です。 入ってから後のバリローチェの町については、またいずれ別の項で書きますが、南米のスイスと呼ばれるだけのことはあります。 景色や設備だけでなく、物価が高いことでもナットク。 チョコレートがおいしいことでもナットク。 まあいずれ詳しい情報をお知らせ致しますので、ご期待ください。

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南米のスイス・アルゼンチンのバリローチェ

アルゼンチンでは、マール・デル・プラタに次ぐ観光都市。 チリのガイドブックによると、バリローチェの宿泊施設は、サンチアゴとビーニャ・デル・マールのそれを足した数よりも多いそうです。
そんなに大きな観光都市なら、行ってみてがっがりする可能性が高いんじゃないか、と考えるのは杞憂。 日本で言えば、軽井沢がもっと努力して町のフンイキを統一するのに成功させたというような洒落た町です。 ワタシ達は例によってキッチン付きの貸別荘に泊まったのですが、ここもフンイキ違わぬ木製コテージで、部屋の内装もすっきりしたものでした。
ところでバリローチェの観光ですが、できればレンタカーを利用することをおすすめ致します。 何せあちこちに観光ポイントがあるんですもの。 市内観光コースにもなっている、CIRCUITO CHICOと呼ばれる周遊コースは、ナウエルウアピ湖畔をしばらく行ったあと、ペリト・モレノ湖を回るのですが、この湖の水がとてもきれい。 思わず途中で車を止めて、手を洗い、足を水に浸したくなるのです。 さらに進むと、ナウエルウアピ湖と、ペリト・モレノ湖をつなぐ河のようなところを通りますが、この河の色がすばらしいエメラルド色で、またまた途中ストップしたくなります。 その他チリからのクルーズの終点であるプエルト・パニュエロ港付近などもぶらぶらポイント。
バリローチェを高いところから見渡すことも忘れずに。 カンパナリオの丘のリフト代は結構高いのですが、支払う価値は十分にあり。 絶景です。 南米のスイスと呼ばれる理由も、ここから見晴らせばナットクです。
後学のために、スキー場のあるカテドラル山へも行ってみました。 チリですと、各スキー場とも必要最低限の施設と軽食の取れるカフェテリアが1つ2つついているくらいですが、ここのふもとは規模が違う。 駐車場も広くとってあるし、レストランやカフェ、お土産物屋さんも何軒かあり、途中の道もちゃんと舗装してありました。 その他、バリローチェの町からはちょっと外れますが、グティエレス湖、マスカルディ湖付近のドライブも快適でした。
さてバリローチェセントロですが、ここはさすがにこじんまり。 目につくのは、大きなチョコレート専門店。 味見もさせてくれますが、チリのチョコレートに慣れた人には、とてもおいしく感じるに違いないはず! 次に多いのが、サーモン、鱒、鹿などのスモーク専門店。 確かチーズもあったと思いますが、お土産用に小さな瓶につめたパテなどもあります。 自分用に買って、朝食のトーストに塗って食べましたが、思ったよりもマイルドなスモークで、食べやすい味でしたよ。
セントロでひとつ信じられなかったのが、通過の両替に関して。 これだけの観光都市ともなれば、銀行のみならず両替商の10軒や20軒はアタリマエと思っていたのですが、たった1軒しかないのです。 私設の両替商よりも、銀行の方がレートいいのではとそっちに行くと、「○○へ行け」と、その1軒の両替商をアドバイスされる始末。 町中ではドルが使える店も多いようでしたが、現地通貨主義の旅行者には面倒な感じがしました。
滞在中の食事はほとんど自炊していたワタシ達ですが、最後の夜は、バリローチェ名物を食べようじゃないかということになりました。 名物って、何だと思います? 「とんかつならぬ、牛カツ」です! だって、安いレストランに貼り出してあるセットメニュー、どこでもこれが入っていたんですもの。 高級レストランへ行けば、「由緒正しき名物」がまた別にあるだろうとは思いますが…。 

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チリのお金持ちの社交地・プコン

パンアメリカンハイウエイをサンチアゴから南下して、約700キロ弱のところにあるテムコの町を通過し、さらに120キロほど海側とは反対の方向に向かったところにある、ビジャリカ湖。 プコンの町はそのほとりにあります。 サンチアゴのお金持ちが避暑地にしている、日本の軽井沢みたいなところで、1・2月はそれこそ芋の子を洗うほどの賑わいとなるリゾート地です。 私はここが大好きで、チリへ来てからかれこれ5回は遊びに行っていますね…。 といっても、混んでいるのは苦手なので、いつも夏場は避けていますが。
今回(2004年10月)は、カメラを持っていったので、ちょこっと写真を載せることに致しました。 左の写真は、ビジャリカ湖西側湖畔の写真です。 ここは埠頭のようになっていて、なぜかアヒルだのカモだの、野鳥が多いんですよねー。(ちっちゃくてわかりにくいですが、木の右下にいるのはゴミではなく、アヒル2羽です)
湖の北側湖畔はビーチのようになっており、夏場は湖水客で埋め尽くされるようです。 我が家の経済では泊まれませんが、湖畔に立つホテルはかなりデラックス。 さらにカジノを併設しているHOTEL DEL LAGOは、これまでお客様にご案内してクレームが出たことのないホテルです。
さて、ここでワタシがお勧めしたいのは、プコンを起点にした近郊へのドライブです。 プコンからさらに25キロほど奥に行ったところにあるカブルガ湖。 ビジャリカ湖よりもはるかに小さいのですが、自由にアクセスできる湖畔が広々としており、湖はそこから細長く奥につながっているので、なにやら神秘的な雰囲気が漂っているのです。 右の写真は、湖から流れ出す川。 かなり深そうですが、透明度が高いんですよねー。 湖畔から離れて、カブルガ付近の舗装されていない湖畔の道をのぼっていくと、こわいような絶景ポイントがあちこちにあります。
プコンから来る途中にも、OJO DE CABURGAという、3つの水流が合流しているところがあります。 標識に沿って車を進めていくと、駐車場らしきところがあり、そこに車を止めていると、さりげなくオジサンが出てきて入場料を取られます。 払う価値は…あります。 ちょっとした遊歩道になっていますが、清流の強さと、3つの水流が出会う水の色の青さには思わず見とれてしまうと思いますよ。
チリは川の多い国ですが、あいにくすべてが清流というわけではありません。 しかしながら、この付近には清流が多く、舗装されていない道をごとごとと進むと、うそ〜と思うような自然のままの川と出会えます。(もちろん魚もうじゃうじゃ泳いでいます) 左側の写真は、リオ・トランクラ。 プコンはアウトドア派にも人気の場所で、この川でラフティングができるんですよね。
プコンでのもうひとつのお楽しみは、ビジャリカ山のスキー場。 町からは比較的近く、途中火山の噴火かなにかの影響でできた洞窟を見学することもできます。(入場料が1人3,000ペソと高く、おまけにガイド付きで観光しなければならないというので、めんどくさくなってやめてしまいましたが…)
ワタシはスキーをしない人なので、雪の質については全くわからないのですが、サンチアゴ近郊のスキー場に比べると、駐車場スペースもたっぷりあって、ロッジのレストランメニューもパエリアとか、お肉の煮込みのようなおいしそうなものがいろいろとありました。 お値段にもギョッとしましたが、ここはお金のあるヒトが集まる土地。 高くて当たり前なんでしょうね。
それと最近とてもアピールされているのが近場の温泉へのツアー。 地図を見ると、プコン近辺にはいくつもの温泉があるんですよー。 チリの温泉は水着着用ですが、HUIFE温泉へ行かれたお客様が「結構よかったですよー」とおっしゃっていました。 プコンの町中にたくさん小さなツアー会社があり、温泉地までのツアーを申し込むことができます。
こうして昼間は健康的に動き回り、夜はカジノへ。 2階ではかなりの高額掛金でルーレットやカードゲームに参加できますが、1階はかわいいスロットマシーンやスロットポーカー。 窓口でフィチャと呼ばれるゲーム用コインや100ペソ玉を適当に購入します。 はたしてこれで儲けることが可能かどうかはわかりませんが、うまくやれば結構遊べますよ。 つまり、2、3日を過ごすには、日中も夜も楽しめる便利な町なのです…。
さて、プコンのレストラン情報ですが、私達はいつも湖畔のキッチン付きロッジ(カバーニャと呼ばれる)に泊まる上、ケチなので、何度も行っているにもかかわらず、高級レストランには入ったことはありません。 でも、イタリア系、メキシコ系、パリジャーダ(お肉)、シーフード、洒落たカフェテリアと、小さな町中にいーっぱいあります。 それこそ、高級からお手頃価格まで。 私が好きなのは、PATAGONIA EXPRESSというチョコレート系カフェテリア。(FRESIAという通りにあります) チリ料理とは無縁ですが、ボリュームのある食事攻めで疲れた胃袋には、ここのサンドイッチやホットチョコレートにほっとします。 それとベジタリアン系レストランのTRAWEN DELI。 手作りのパスタやニョッキに、あっさり目のソースがなかなかいけました。(量は少なかったけど…) あと、プコンから25キロのところにあるビジャリカの町にあるCLUB SOCIAL TREFFPUNKTというジャーマン風レストランはよかったですねえ…。 ツーリストメニューがあったので、それを頼んだのですが、ボリューム、味とも大満足。 それでいて、目を疑うほどの安い値段にさりげないサービス。 チップをはずみたくなるようなお店でした。
最後に、花の写真を2枚載せちゃいます。 2004年10月の写真ですが、1枚はおそらく菜の花。 高速道路ルート5を走っていると、こーんな花畑があちこちに出現するんですよ。
 そして、もう一枚は私の大好きなノトロの花。 テムコ以南〜パタゴニアまで咲く花です。 私は夏の花だと思っていましたが、春先でもこんなに咲いていたんですよね…。

 

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ラ・セレナのアヤシイ日本庭園

トツゼン南から北へ飛びました。 チリは寒流の影響で海岸沿いは涼しく、サンチアゴの暑さとは大違いなのです。
ラ・セレナは、サンチアゴから450キロほど北上したところにある、ビーチリゾートです。 チリを縦断するパンアメリカンハイウエイは、南へ向かう景色はいいのですが、北は途中からドンドン砂漠化していき、単調な風景になってしまうので、次第に眠くなってきます。 サンチアゴから飛行機も出ていますが、どうせなら車で行ったほうが向こうでのアシにもなるので、眠くてもドライバーさんはがんばりましょう。
ところで、ラ・セレナで何をするか?
まず、宿は海岸沿いを走っている、AV. DEL MARで探しましょう。 日本人御用達の「ラ・セレナ・クラブ・リゾート・ホテル」もいいかもしれませんが、この地は近年リゾート地として栄えてきたところなので、小さなホテルでも新しく小奇麗で、居心地よさそうです。
AV. DEL MARは広々としたビーチになっています。 レストランも多く、夏は海水浴客が殺到します。 ニホンジンにとっては、夏といっても気温が低いのであまり泳ぐ気にはなれないかもしれませんが、ちょっと寝そべって日光浴を楽しむにはいい海岸です。 通りをずっと北上していくと、灯台らしきものがあり、ここはてっぺんまで登れます。 海とラ・セレナの町が一望できますよ。
海岸のそぞろ歩きにもあきたので、ラ・セレナの中心街へ。 ここには一昨年だかに、日本庭園が作られました。 ニホンジンであるワタシが、外国に来てまで日本庭園をのぞきたがるのは、「どこかにニホン式ではない点を見つけて喜ぶ」といった、意地悪ゴコロがあるからにほかなりません。 てっとりばやく言えば、アラ探しというヤツですね。
ラ・セレナの「心の庭」(そういうネーミングだった)には、残念ながらそれほど目立つ「アラ」はありませんでした。 しかし、たまたまワタシが行ったときにはアヒルがいっぱいいて、そのこたちがやたらガアガアと騒ぎながら池を泳いでいるのが妙な感じでした。 それと、どうしてもまざってしまう西洋植物。 やはりここは松竹梅で攻めて頂きたいものです。
夜は再びAV. DEL MARへ戻って、レストランで食事をしたり、海岸を散歩したり。 リゾート客のみならず、ラ・セレナ在住の人たちが夜たむろする場所だからか、遅くまで通りはにぎわっていました。 これでカジノでもできれば、文句なしですね!(ワタシが行かなかっただけで、カジノはちゃんとあるそうです)

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水の都バルディビア

バルディビアはどこにあるか? 多分地球の歩き方にも出ていないので、日本のミナサンは「何、それ?」と思われるでしょう。 ところがこの町はチリでは結構有名な観光地なのです。
位置的には、サンチアゴからプエルトモンへ行く途中、約300キロ手前の所にあります。 水の都なんて書くと、「南米のベネチアか!?」と思う人もいるかもしれませんが、100分の1くらいに縮小したものと考えれば間違いなし。 何はともあれ、ここでの観光の目玉も河川クルーズならぬ河川遊覧なのです。 小さな漁船風のものから、レストラン付きのなかなか豪華な遊覧船まであります。 ワタシとしては、豪華な遊覧船に乗りたかったのですが、昼食なしのチケットでも1人あたり8,000ペソと高く、かといって小さな漁船風のものではエンジンの響きで船酔いしそうだったので、結局どれも乗らずじまい。 「何のためにバルディビアに行ったのよ!」と、かの地に詳しい知人から叱られました。
バルディビアはかなり寒い町です。 ワタシたちは市内には宿泊せず、20キロほど先の海岸沿いのニエブラという町に泊まったのですが、ニエブラ(霧)という言葉が災いしているのか、海から吹き付けてくる風が冷たいったらありゃしない。 こうなったらアルコールで暖を取るしかないと、バルディビアの町あちこちで看板を見かけた名産のクンズマンというビールを購入。 これが、チリの重いビールを飲みなれた身にはとても優しい、バドワイザー風の軽さなのでした。 市内からニエブラへの途中に、この会社が経営しているビヤホールみたいなものもあります。 さすがドイツ移民の多い町というだけのことはありますね〜。
ちなみにニエブラには、城塞跡も残っています。 バルディビアはチリでは歴史の古い町でもあり、遊覧船乗り場対岸にある博物館には、昔の地図や資料も展示されています。 地震被害の大きかった町としても知られており、その津波が日本まで届いたそうな。 川の多い町ですので、今でも地震が起こればひとたまりもないだろうな…と思います。
残念ながら、河川自体は河口付近ということもあって、澄んだ水というわけにはいきませんが、ここバルディビアは黒首白鳥の生息地としても知られているんですね。 その他いろいろな水鳥も見ることができますので、バードウオッチングが好きな方にはおもしろいかも。 次回この町に立ち寄ることがあれば、ワタシも今度こそケチらないで、遊覧船に乗ろうと思います。    

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ハイウエイ情報・サンチアゴ〜プエルトモン

1999年9月の情報です!
この道はいつ行っても、どこかしら道を広げる工事をしているのですが、サンチアゴ〜チジャンの間は上下2車線が100%完成しました。 現在は、そこから先プエルトモンまでの間で、ところどころ2車線工事に入っている模様です。 交通量は少ないのですが、チリは鉄道ではなく、車道の発達した国。 輸送のための大型トラックもかなり走っているので、1車線しかない通りは、のろのろ運転に邪魔されてダンゴ状態になっていることも多いのです。
チリではハイウエイと言っても、日本と違って、途中町や村を通りすぎていきます。 当然、人家があるあたりはスピードを落とさなければならないわけで、いやになるほどおまわりさんが出て、スピードチェックをしています。(うちも1度つかまりました)
ちなみに長時間のドライブでは、トイレ休憩も必要。 そんなときは、なるべくCOPECのガソリンスタンド付属の有料トイレを使いましょう。 100ペソかかりますが、一般的にSHELLその他のガソリンスタンドのよりも清潔である確率が高いです。 有料トイレがない場合は、レストランのおばさんに、「このトイレ使っていいよ」などと言われるのですが、恐ろしく汚い場合も少なくないです。 そういう意味でも、ちゃんと「バーニョ」と表示のあるガソリンスタンドで、100ペソ払ってゆっくり用足しをしたほうが気分的にもさわやかです。
さて、サンチアゴ〜プエルトモンの区間では、確か料金所が3個所くらいあったと思います。 なぜか上りと下りでは払う場所が違います。 料金は、平日は安く、金曜日の午後から日曜日にかけて1.5倍くらいにアップします。 料金所が近づく前に金額表示をしておいてくれれば相当金額を準備してさっと払えるのに、ぎりぎりに近づいたところでやっと「一般車はいくら」とあるものだから、あわてておサイフの中から紙幣をつまみ出すことになります。(これがもたつく原因となっているのではないかと思う)
さて、サンチアゴ〜プエルトモン間は、1,016キロの行程。 先ほど書いたように、ハイウエイとは言っても町や村のある地域では時速70キロくらいに落とさなければならないので、思ったよりも時間がかかります。 旅行プランを立てる際にはご注意を!

2001年9月の更新情報です!

チジャンからプエルトモンまで、ほとんどの区域が2車線になっておりましたが、まだ一ヶ所残っているのが、ロス・アンヘレス〜テムコの区間。 ほとんど完成はしているようですので、おそらくハイシーズンに入る12月頃には使えるようになりそうです。
2車線になって、道がきれいになったのはいいとして、料金所の数が増えていたのには驚きましたね。 特にテムコを過ぎてからプエルトモンへ行く道中は、近郊の町からパンアメリカンハイウエイに出たり入ったりするポイント毎に料金所が作られているので、このあたりに住むヒトは大変だろうな〜と思ってしまいました。 チリは陸上移動の発達した国ではありますけれど、日本のように高速道路を使わずに別ルートを通る、というわけにはいかないところも多いので…。

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ラハの滝

ラハの滝は、この前の項で書いた、サンチアゴ〜プエルトモンのちょうど中間地点にあります。 ハイウエイから見えるので、大抵の車はこの地点にさしかかるとスピードを落とします。
ナイアガラもイグアスも知らないワタシがこんなこと言ってはいけないのかもしれませんが、この滝は捨て難いです。 華厳の滝や那智の滝よりも見所があります。
何がいいかって、まずは滝壷の方に降りられます。 滝の高さ自体はおそらく30mかそこらしかないのですが、規模が小さいだけあって、滝壷のみならず、上へあがれば滝となって水がなだれおちるすぐそばまで近づけるのです。
そして、この滝にさしかかるハイウエイすぐ横にある、オステリア・サルト・デル・ラハ。 このホテルはハイウエイ横にフロントとレストランがあるのですが、客室はさらに車で奥に上った、滝かぶりつきに向かって立ち並んでいるのです。 ここまで来るとわかるのですが、ハイウエイから見える滝は1つだけ。 実は同じサイズのものがすぐ横にもう一つあったのですね…。
私はこのホテルが大好きで、これまでプエルトモン方面に行くときは、何度か宿泊してきたのですが、先月久々に泊まったときは、室内の管理が行き届いていないようでがっかりしました。 掃除はきちんとしているのでしょうが、たとえば洗面所の栓の鎖がハゲシク錆びていたり、絨毯に大きなシミがあったり…。 決して安いホテルではないだけに、ちょっとショックでしたね。
話がそれましたが、宿泊をしなくても、ぜひこのホテル前で車を止めて、100ペソ払って奥の庭園を散歩してみてください。 広大な庭園の中に、滝があり、川が流れて、なかなかいい気分です。 庭園の中心は、柵で囲われておりますが、何頭もの鹿が飼われています。
もしも宿泊をされた場合は、夜の星にご注目。 町からちょっと離れたロケーションにあるせいか、晴れていれば満天の星です。

2001年9月の更新情報です!

これまではパンアメリカンハイウエイから見ることができたのですが、バイパス道路ができてしまいました。 そのため、この滝を見るためには、SALTO DEL LAJAの標識に従って昔の道(なんと有料になってしまった)を通らなければなりません…。 このあたりにはレストランやおみやげ物屋さんも何軒かあったのですが、先日通ってみたら、すたれているのなんのって…。 ちょっとかわいそうでしたね。 距離的にはそれほど変わらないので、有料にさえしなければ、多くの車がこっちの道を選ぶと思うのですけれども。

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サンチアゴから日帰りで行けるビーチ

…と言っても、片道最低1時間半はかかってしまいますが。
サンチアゴ近郊で有名なビーチというと、まずはバルパライソに近い別荘地のビーニャ、美人でスタイルが良くなければ水着姿にはなるなと言われるレニャカ、在チリ日本人家族が必ず行くマルベージャ・リゾート近くのマイテンシージョあたりでしょうか。
どこも白砂のきれいなビーチですが、夏になるとビーニャ・レニャカは江ノ島もマッサオの人出です。 海岸沿いの道は車で大渋滞と化し、駐車場を探すのにも苦労することになります。 町の中心はレストランやファーストフードショップばかりで、いかにこの町がツーリズムに頼っているか一目瞭然。 閑散としてしまう冬場はどうなるんだろうと思います。
私が好きなサンチアゴ近郊のビーチは、ちょっと遠くではありますが、サパジャール、カチャグアあたりです。 ビーニャからはずいぶん北上しなければなりませんが、ここまで来ると人出も並み。 カチャグアは、道路もろくに舗装されていない小さな海岸沿いの町なのですが、テイシュ曰く政治家などの別荘地だそうで、ビーニャのような大型リゾートマンションが立ち並んでいるのではなく、しゃれた建築の豪邸があちこちに建っています。 そこから7キロほど北上したところにあるサパジャールは、小さな入り江のそばの海岸に張り出したレストランが人気で、のんびり食事をしながら海を眺めるには最適の場所です。(味は普通ですが、値段は良心的)
海岸に遠征するにあたって、毎回むむむ…と思うのは、有料道路の高さ。 平日は安いのですが、週末は片道3,000ペソ、ルートによっては往復取られて6,000ペソ。 3,000ペソあったら地下鉄ピークアワーでも、10回以上のチケット代になります。 言うまでもなく、料金支払い所を避けて通れる迂回路があるときは、多少時間がかかっても必ずそちらを選ぶ私たちです。

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商業都市・コンセプシオン

この町はサンチアゴで第2か第3の都市であるにもかかわらず、残念ながらあまり観光は発展していないんですね。 そのため、私もこれまでHPでご紹介しようとは思わなかったのですが、出張で来られる方も多いようですので、アップすることに致しました。
この町は商業都市として重要なだけに、サンチアゴからの空の便もひんぱんにあります。 現在平日は10便くらいでているのではないかと思います。 町中にはショッピングモールや大型スーパーも点在し、生活には非常に便利なところです。
観光として楽しめるポイントは、3ヶ所かなあ…。 ひとつはタルカウアノの漁港と、もうひとつは夏場の海水浴場、そしてビオビオ川の河口です。
タルカウアノの漁港は、とっても小さいのですが、猟師さんからのおこぼれを待っているアザラシ、ペリカン、かもめがいっぱいいます。 言うまでもなく魚介類も新鮮で、先日私はかちかちとあばれているホタテ貝を見てしまいました。
夏の海水浴場としてお勧めなのは、コンセプシオンからアラウコ方面に向かって車で約40分ほどのところにある、プラジャ・ブランカでしょうか? その名の通り、白い砂浜の続くきれいなビーチです。 このちょっと先にあるロタという町は、かつて炭坑の町として栄えたところで、今はこの地下の炭坑への見学が許されています。 小さなエレベーターでもぐっていくそうで、実際に降りられた方はおもしろかったとおっしゃっていましたが、閉所恐怖症の私はこわくてトライできないだろうなあ…。
最後にビオビオ川ですが、これははじめて見る人にはびっくりの、ものすごく幅の広い、堂々たる川です。 この河口はタルカウアノ方面に位置しますが、残念ながらバスはそこまで行っていないので、車が必要です。 広々とした丘+海岸+河口とあって、なかなかの絶景、ピクニックにも最適。 岩場に貼りついている無数のムール貝をおもわずはがしたくなってしまいます。
大体コンセプシオンの見所はこんなところですが、先週末(6月末)、コンセプシオンから車で15分ほどの所にある、LAGUNA GRANDEという湖に行ってみました。 そうしたら、信じられないほどたくさんの黒首白鳥がいたんですね。 もしかしたら、彼らは越冬のために移動中だったのかもしれませんが、思わず亭主と「チロエ島まで行かなくてもいいね」とうなずきあってしまいました…。(その後のスワン情報:居ついているそうです)  

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温泉とスキーリゾート・チジャン

サンチアゴからパンアメリカンハイウエイを南下し、約400キロのところにあるチジャン。 バスもいっぱい出ていますが、列車の便が非常によくなって、サンチアゴから4時間15分で行けるようになりました。
この町は、さらにアンデスに向かって87キロのところにある温泉&スキーリゾートが有名ですが、「最低3泊しなければならない」などと細かく条件をつけてくるのが難。
ところでチジャンですが、町自体はこじんまりとしていますが、ここのメルカードにはいつも感動してしまいます。 なにしろ野菜が新鮮そのもの。 サンチアゴのスーパーなどでは、切り口が茶色くなってしまったレタスしか買えませんが、ここは産地直送のみずみずしい野菜であふれかえっているんですよね。(アタリマエかもしれませんが) 思わず「サンチアゴまで持って帰ろうか」という気になってしまいます。
その他の見どころとしては、やはり先にあげた温泉&スキー。 チジャンから約80キロ近くにある集落ラス・トランカスまでは、快適なドライブを楽しめます。 道も舗装されているし、谷間を走るような気分のよさ。 このあたりはカバーニャと呼ばれるキッチン付き貸別荘が固まっており、長期滞在者向けの宿泊施設やレストランなどもいくつかあります。 たった1泊のワタシ達は、PARADOR JAMON, PAN Y VINOという不思議な名前のホテル&ロッジに泊まったのですが、なかなか快適な宿でした。 とにかく敷地が広い! 裏側は山も迫っていて、自然の真っ只中にいる感じです。
このあたりって、お肉の好きなハチがいるんですよね。 昼食に、テラスでチャカレロ(薄切り肉とトマト、インゲンなどをたっぷりはさんだサンドイッチ)を食べていたら、まるまると太ったハチが何匹も飛んできて、パンからはみ出しているお肉をつっつくので、あわててお皿持って中に飛び込みました。
さて、ここからチジャン温泉&スキーセンターまでは約10キロの距離。 と書くと非常に近そうに思えますが、未舗装の上、山を上がっていくので結構時間がかかります。 ちなみに、スキーセンター手前に公共の温泉があり、水着着用で入れる(らしい)です。 ワタシ達が行った時は時間外で閉まっておりましたが…。
この付近はトレッキングコースもあるので、スキー以外のシーズンはハイキング客でも賑わいます。 チリ人にとってのリゾート地ですね。

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コピウエ探訪・ラナルウエ湖

チリに10年も住んでいながら、チリの国花・コピウエの実物を見たことがない私。 今回はそれを求めて、コンセプシオンから車で約2時間半ほどのところにあるコントゥルモという小さな村へ行ってきました。
コンセプシオンを出て1時間も南下すると、景色は突然牧歌的になります。 第8州は松やユーカリが多いのですが、ここまで来るとさまざまな木が生えていて…。 そして、コントゥルモまで行かずして、緑の中に濃いピンク色のコピウエの花がぽつん、ぽつんとぶら下がっているのが見えるんですね。
じゃがいもの産地として有名なカニェテを過ぎてしばらく経つと右側にラナルウエ湖が見えてきます。 結構大きい湖で、コントゥルモに近いエリアまで行くと、びっくりするほど沢山の黒首白鳥がいました。(昼食に入ったレストランのオバサンの話では、おととし突然飛来し、すみはじめたとか…)
さて、今回の目的であるコピウエの花。 コントゥルモから3kmのところに、23種類のコピウエをコレクションしているドイツ人家庭があり、「3・4月の午前と夕方それぞれ1時間ずつだけ公開」とチリのガイドブックに載っていました。 行ってみたら…。 でっかく「見学中止」という張り紙が貼ってあったんですね…。
私はショックでさぁーっと血圧が下がりました。 しかし、ここでへこたれないのがテイシュ。 ヤツは私をうまくダシにする方法を心得ているんです。 というより、一般的にチリ人は外国人に対して親切なので、「心配そうなカオしながらついてこい!」
このドイツ人家庭は製粉工場もやっており、大きな邸宅の右側に工場がありました。 私達が中をのぞこうとしたら、奥から2人の兄ちゃんが…。 テイシュの説明に耳を傾けながら、「それならこっちも見ていかないか? リンゴのチチャ作っているんだよ」
りんごのチチャ? テイシュと大喜びでついていったら、狭い屋内にはりんごを入れたじゃがいも袋みたいなのが5袋ほど積み上げてあり、何百匹もの蜂がその袋の外側からりんごをつついていました。 いやはや、なんとまあクラシックな絞り機…。 一旦砕いておいたつぶしりんごを、2人の兄ちゃんがうんしょうんしょと手動で絞っているんです。 果汁が大きなバケツに少しずつしたたり、兄ちゃんはそこらにあったカップに汲んで、「どうぞ」
あまり衛生的には見えなかったので、内心お断りしたかったのですが、こんな好意を断る勇気はないですよね。 飲んでみたら…。 甘ーいりんごジュースでした。 家庭で作るようなフレッシュな味ではなく、確かにいくらか時間をおいたコクのある味。 砕いたものをしばらくおいてから絞ったんでしょう…。 りんごは葡萄よりも発酵に時間がかかるようで、アルコール分は全く感じなかったのですが、これがチチャ。 コドモでも飲めるなーという味でした。
りんごの隣の部屋は、そのまま博物館に移してもよいようなクラシックな製粉機…。 まるで一昔時代をさかのぼったような感じです。 ここで働いていたオジサンが、当主であるおばあちゃんが入院していること、その息子がビジター中止にしてしまったことを説明してくれました。 でも、「今、家には誰もいないから、あっちで聞いてみたらどうだ?」
言われた通り、「あっち」に行ってみたら、子牛を追っておじいちゃんが1人出てきたんですね。 おじいちゃん、「そこが庭園へのドアだから、そっと入って見てきていいよ…」
うわあ、やったあ〜!! 木戸をくぐって中へ入ったら、あふれんばかりの花。 そして目的のコピウエが…。
通常コピウエというと、濃いピンクが普通、というより、多分それが国花。 ここにはさらに、白、薄いピンク、クリーム色、斑がまざったものがありました。 白いコピウエはとても清らかです。 それに加えて、他の変種系。 コピウエの親戚ですね。 ガイドブックには23種とありましたが、私たちが見れたのは多分7種。 うちの無粋なテイシュでさえも、「こんなにいろんなコピウエがあるなんて知らなかった…」
色とりどりの花があふれる庭園内を一回り。 決して大きな庭ではないのですが、季節が変わっても花が絶えないようにと当主が気合でガーデニングしていることがわかります。 途中、ハチドリが花の蜜を吸いにくるし…。 私もいずれ年老いて田舎に引っ越したら、こういう庭を作ります! おばあちゃんにはぜひ元気になって頂き、ビジター見学を復活させてもらいたいものです…。
さて、コントゥルモの村へ戻ってから、町外れのガソリンスタンドに敷設したレストランで昼食。 この村、5分で一回りできると思いますが、メルヘンティックでとてもかわいいんです。 レストランのおばちゃんにそう言ったら、「ここはドイツ移民が多いからね…」
食後、お目当てのカバーニャLOS PEUMOSへ。 8人用のカバーニャ・プライベートビーチ付きがオフシーズンのために1泊25,000ペソ。 このあたり、宿泊施設数は限られていますが、カバーニャはどこも豪華設備のところが多いようで、ここも電子レンジやミキサーなど、キッチン設備が充実していました。 テレビもちゃんとケーブルがついているし…。 午後はカヤックに初挑戦。 右へ寄ったり、左へ寄ったり…。 なかなか思うように進んでくれません。(笑)
夜、カニェテのレストランで晩ご飯を食べて帰ってきたら、車のライトの中で野うさぎを3匹見かけました。 翌日はカバーニャの駐車場近くをうずらが10羽くらい団体で横切っているのを目撃。
まだ観光客ずれしていない自然あふれる土地です。 コンセプシオン在住の日本の方、ぜひお天気のよい週末にでも、ドライブがてら遊びに行ってみてくださいませ! 

随時更新しています。

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