メニューです!

ちょっと分厚いけれど…

食前酒にどうぞ・チリ地酒カクテルのピスコサワー

ぶどうを原料とするピスコは、香りがとてもよく、チリへいらっしゃった折りにはぜひ試して頂きたい地酒です。
大抵のレストランが、このピスコサワーをアペリティーボ(食前酒)のメニューに載せています。 材料は、ピスコの他、レモン果汁・お砂糖・玉子の白身・氷。 さっぱりと口当たりがいいので、すっと飲めてしまいますが、お店によっては強めのピスコを使用しているところもあり。 アルコールに弱いワタシは、グラス半分も飲まないうちに急激に酔いが回ってきて、その後の料理を食べられなくなってしまったこともありました。 それ以来、注文の際は必ず「スアベ SUAVE」(マイルドの意味)の一言を付け加えています。
ワインばかりが有名になってしまったチリですが、もうひとつのぶどう酒であるこのお酒もどうぞ宜しく!


白身魚と野菜のすばらしいハーモニー・コングリオのスープ

ガイドブックを見ると、コングリオはアナゴと訳されています。 チリではもっともポピュラーの魚の1つで、揚げてよし、焼いてよし、どんな料理にもあうくせのない白身魚です。 この魚を3枚におろしたあとのアタマと中骨でとったスープでパエリヤを炊くと、これがまたウマイんだ。 チリのシーフードレストランのメニューにある、カルディージョ・デ・コングリオは、家庭でも簡単に作れる料理のひとつ。 言ってみれば、ベーコンの代わりにコングリオを使ったミネストローネみたいなものです。
基本の材料は、玉ねぎ・にんじん・じゃがいも・セロリ・熟れたトマト・にんにく、それにコングリオ。 作り方もミネストローネを作る要領で、にんにくと玉ねぎをよく炒めたあとは、適当な大きさに切ったトマトをのぞく野菜を油でさっと炒めます。 そこにできればアラでとったスープを加え、煮立ったら種と皮をとってきざんだトマトを加え、ことことと煮ます。
野菜類が柔らかくなったら、一口大の切り身にしたコングリオとローリエ1枚を入れ、ちょっと白ワインを加えて煮ます。 コングリオは身が柔らかいので、弱火で煮込んでいてもどんどん身崩れしてしまいますが、それはそれで野菜類と溶け合うのでグッド。 最後はオレガノ少量とパプリカを香り付けに入れ、塩と胡椒で味を整えます。 なにせ材料が豊富な上、コングリオのダシがすばらしいので、料理ベタな人が作ってもそれなりにウマイ出来上がりになるのです! ちなみにこのスープは1日寝かしたほうがおいしくなるし、残ったヤツにゴハンを加えて、リゾット風にしてもいけますよ。 


手軽な前菜・パルタ・レイナ

アボガドが大好きなチリでのポピュラーな前菜です。
縦にふたつに切ったアボガドの種を取り除き、そこに詰めものをします。 普通はツナをマヨネーズであえたものを入れますが、茹でたチキンを細かく裂いてマヨネーズであえたものや、もっと贅沢して小エビやカニ肉を使ってもおいしい。 手軽にできて食べごたえのあるサイドディッシュ、ビールのおつまみにもウマイです。


チリの酢の物?・セビチェ

チリ風魚の酢〆料理です。 通常はコルビーナという白身の魚を使います。 日本語で何というのか知りませんが、聞いた話によるとこの切り身にパン粉をつけたものが日本に輸出されているそうで、コンビニのお弁当に入っているのではないかとひそかに思っています。
自分で作ったことはないのですが、チリ風セビチェは、新鮮な白身魚を細かくチョップし、それにレモン汁をたっぷりかけます。 そのままガラス鉢に入れて1〜2時間冷蔵庫に置いておくと、透明だった身が白く変わります。 これに玉葱のみじんぎりと、パセリかコリアンダーのみじんぎりを加えてまぜ、食べる直前に塩と胡椒で味付けします。 チリでは前菜としてレストランのメニューによくのぼる料理のひとつです。 白ワインの友にするようですが、ワタシはぱりぱりのバゲットパンに塗って食べたらおいしいだろうな〜と思っています。
ちなみにチリ風に対して、ペルー風というのもあります。 ペルー風は魚をチョップせずに、角切りにしてレモン汁に漬けます。 そうするとしめさばのごとく魚に歯ごたえがつきます。 どちらかというと、このペルー風を採用しているお店の方が多いようですね。


ついついパンを食べすぎてしまうペブレ

これを前菜と言ってはいけないのかもしれませんが、チリのレストランでは、大抵パンと一緒に持ってきてくれます。 イタリアでは、よくパンにトマトをのせ、オリーブ油をかけて食べますね。 あれと似た感じですが、チリのはもう少し味が複雑。 基本の作り方をご紹介しますと、まずはほどほどに熟れたトマトの皮をむき、種をとったものを細かく刻みます。 そこに刻んだ少量の玉ねぎ、パセリ、青トウガラシとオイルを加え、塩と胡椒でうすく味をつけます。 店によってあれこれ工夫しているようで、ちょっとだけピーマンを加えたり、ワタシの苦手なコリアンダーをまぜているところもあります。 パンのみならず、ソパイピージャに添えて食べることもあります。 これがあると、料理が来る前についついパンを食べ過ぎてしまうんですね。 でも、さっぱりしていておいしいですよ。


おつまみ? おやつ? ソパイピージャ

チリ料理レストランでは、前菜としてこの揚げ物を上記のペブレと一緒にサービスしてくれるところもあります。 冬になると、あちこちの屋台でおやつがわりにこれを揚げて売っています。
レストランでは小麦粉だけで作っているところも多いようですが、本当はかぼちゃを使うのが特徴。 小麦粉と同量のかぼちゃと、小さなじゃがいも1個を小さく切って柔らかく茹で、裏ごししたものをふるった小麦粉にまぜます。 これにラードを少々、ベーキングパウダーを少々加え、よくこねます。
乾きすぎているようだったら先ほどのかぼちゃとじゃがいもの茹で汁を加え、柔らかすぎて手にべとべとくっつくようだったら、小麦粉を足して、硬さを調節します。 なるべく暖かいうちに、ここまで一気にやるのがコツだそうで。 そのあとは、のし棒で平たく5ミリ強くらいの厚さにのばし、コップを使って丸くくり貫き、フォークで指して空気穴をあけ、油でからっと揚げて終わり。 ペブレをつけながら食べます。
ビールにもよくあいますよ!


私の大好物パステル・デ・チョクロ

パステルはケーキ、チョクロはとうもろこし。 1人分の耐熱容器にグリルした鳥もも肉1枚と4分の1に切った茹で卵、オリーブ1個をおき、牛肉細切れと玉ねぎを炒めて塩、こしょうで味付けしたものに、少量のレーズンを散らしてたっぷりかぶせます。 さらにその上には、とうもろこしを粗く削ったものにバターとバジリコと牛乳を加え、さっと炒めて適度な硬さにし、生卵を加えて作ったソース状のものをまんべんなくかけます。 あとは表面に砂糖をふってオーブンで焼くだけ。 甘くふんわりしたとうもろこしソースと塩味のお肉が絶妙のコンビネーション。 チリのとうもろこしは、日本のと違って甘みがないのでわざわざ砂糖を加えますが、以前に私が日本のチリレストランで食べた時は、「ここでは砂糖は加える必要なし」と言っていました。
とうもろこしをたっぷり使うため、この料理は夏限定。 ちゃんとしたレストランで食べるとかなりの料金を取られますが、ナチュラルフード専門店でなら、そこそこの値段でまあまあの味のものが食べられます。

TOBALABA 975番地にあるデリカテッセン「AMBASSADOR」のパステル・デ・チョクロは、すごくウマイ。 小さなアルミフォイルの型に入って売っています。 平日は知りませんが、週末のお昼過ぎくらいに行くと焼き立てがあります。 地下鉄TOBALABA駅から歩いて15分くらいかかりますが、お時間のある旅行者の方にもおすすめ。これまであちこちのパステル・デ・チョクロを試してきたワタシの貴重な(?)アドバイスですゾ。 但し前もってお断りしておきますが、量は少ないので、大食いのアナタには足りないかも。


コーン大好き人間におすすめのウミータ

これまた夏限定の料理ですが、冷凍でも売っています。 作り方はごく簡単。 刻んだ玉ねぎと粗く削ったとうもろこしを炒め合わせ、ある程度水分を蒸発させてから、たっぷりのバジリコを加えます。 塩、胡椒で味をつけたものを、とうもろこしの薄皮にぽってりとのせて包み、タコ糸でしっかりしばってゆでます。 少量のとうがらしをまぜて、ぴりっとさせてもおいしい。 私はこのまま食べるのが好きですが、チリの人はお砂糖をかけて食べる人も多いです。 チリの料理の中では、繊維質に富んだヘルシーな料理。 こんなにシンプルな料理でも、レストランや作る人によって恐ろしく味が違ってきます。 夏に中央市場へ行くと、みなさん山ほどのとうもろこしを買い込んでいくのに驚かされますよ。

ちなみにウミータに関しては、スーパーやデリカテッセンなどのお惣菜屋さんで買うのは避けた方がいいです。とうもろこしの皮で包んであるせいか非常に腐りやすいので、これまでもしばしば「すっぱくなったヤツ」に泣きました…。


身体があったまるカスエラ

チリの超庶民的なスープです。 スープと言っても、具がたっぷり入っているので、むしろ「チリ風ポトフ」と 言った方がいいかも。 肉はその時によって、鳥もも肉や、骨付き豚、七面鳥、牛肉となんでも可。 作り方はとってもカンタンで、まず薄切りにした玉ねぎをたっぷり炒め、そこにスープ(固形スープを溶かしたもの)を注ぎ、あとは煮るのに時間のかかる野菜から順に加えていくだけです。 リッチなカスエラにしたいなら、まずとうもろこしを5僂らいの輪切りにしたものを人数分入れ、かぼちゃの5儚儻任泙蠅鮨与分入れ、小ぶりの皮をむいたじゃがいもを人数分入れます。 肉は鳥だったらこれらの野菜を加えてからでちょうどいいのですが、豚や牛は少し長く煮こんだほうが柔らかくなっておいしいかも。 ある程度これらの具が煮えたら、千切りにしたピーマン、さやいんげん、にんじんを入れて、お米を大さじ3倍ほど加えます。 あとは、塩とこしょうで味を調えて出来上がり。 荒くきざんだコリアンダーをあつあつのカスエラにかけて食べます。 と書いている私は、実は大のコリアンダー嫌い。 外でこれを注文するときは、「コリアンダーはかけないでください!」と言ってしまうのですが…。


お肉専門レストランで食べようロモ・ア・ロ・ポブレ

ロモは普通ロース肉を意味します。 ポブレは貧しい、という意味。 中級以上のチリレストランには大抵この料理がメニューにのっておりますが、その実体は巨大なビーフステーキに山盛りのフライドポテト、その上に目玉焼きがドンとのっかっている、なかなかインパクトの強いものなのです。 なぜこの料理がポブレなのか、夫も理由はわからないそうで…。
チリへ来てはじめの頃は、あまりの量のすごさに圧倒されていたワタシでしたが、しばらくするとちゃんとたいらげてしまうようになりました。 なにせチリのお肉はちょっと固めですがウマイのです。 さらに味付けは塩と胡椒であっさりと仕上げるせいか、ぱくぱく食べられてしまうんですね。
けれどもこれを安レストランで頼むと、ロモと言いつつ違う部位の肉を使っていることもあるようで、かみ切れないほど固いこともあるのでご注意。 大抵は4,000ペソ程度(日本円にして1,300円位)です。 チリへ来たらシーフード、と考えている人も多いようですが、おいしいお肉もしっかり食べてください。


チリ風肉じゃが・チャキカン

チャキ、というのは干した牛肉のことで、これを材料にするからチャキカンという名がついたそうですが、ワタシが愛用しているチリ料理の本では使っていませんでした。
これはいわゆる家庭料理だからか、なかなか外のレストランのメニューにはのっていません。 それでもたった1回食べたそれがなかなかおいしかったので、まねして時々作るようになりました。 作り方ですが、じゃがいもとかぼちゃはそれぞれ1.5cm角に切って、ゆでておきます。 アセルガ(小松菜に似た感じの青野菜)は茹でて、3cm長さくらいに切っておきます。 冷凍のつぶとうもろこしは解凍しておきます。大きなフライパンか中華鍋に刻んだ玉葱を油で炒め、そこに牛挽肉を加えてぽろぽろになるまで炒め、カップ一杯ほどのスープを加え、煮立てます。 そこへじゃがいも、かぼちゃ、青菜、とうもろこしを加えて大きく混ぜ、オレガノを少し加えて塩、胡椒で味付けし、10分間ほど弱火でとろとろ煮込むだけ。 材料の分量ですが、かさで言うと、じゃがいも2に対してかぼちゃ1、玉葱と牛挽肉を炒めたもの2、とうもろこし1、青菜0.5というところでしょうか。 なお、料理の本によると、青菜でなくでも、さやえんどう、グリーンピースなどでもよいそうです。 これはとってもチープな経済料理ですが、1皿でしっかりと各栄養が取れるすぐれものなのでアリマス。


チリ風豆の煮込み・ポロトス グラナードス

あまり豆料理には興味のなかったワタシですが、いざ作ってみると思ったよりもおいしく、驚いた一品です。 普段は一晩豆を水に浸けて翌日煮込みますが、夏場の現在はフレッシュな豆を買えるので、思い立ったときにたっぷり作ります。 さやから取り出したインゲン豆は、ちょっと多めの水で柔らかくなるまで煮ます。(フレッシュな豆だと約30分程度で煮えます) そこへ皮をむいて角切りにしたカボチャを加え、やわらかくなるまでさらに煮込みます。 その間、フライパンでにんにく少量と薄切りにした玉葱をたっぷりを炒めておきます。 これを豆・かぼちゃともに柔らかくなったお鍋に加え、塩、胡椒で味付けし、かぼちゃと玉葱がトロトロになるまで煮込む。 基本的にはこれで出来上がりです。
但しこれではちょっと物足りないので、通常はそこに何かしら加えるわけです。 ソーセージを1口サイズに切ったものや、角切りの肉、あるいはミートボールなど。 そうすると、ほどほどにダシも出て、こってりした一品になるんですね。
我が家では、なぜかこれににんにくスパゲティーを添えて食べます。 煮込んでいくと、とろっとした豆入りソースのようになるので、それをスプーンで口に運びながら合間にスパゲティーを食べる。 合うんです、これが。


これぞチリのおふくろの味・エンパナーダ・デ・オルノ

ガイドブックには必ずおすすめ料理として紹介されているエンパナーダ。 一般的なエンパナーダは、いわゆる肉詰めパイとして紹介されているオーブン焼きのもの(オルノとはオーブンの意味)、その他油でからりとあげたエンパナーダ・デ・ケソ(チーズのパイ)、お菓子として食べるエンパナーダ・デ・ペラ(洋梨のパイ)などがあります。
夫が言うには、このエンパナーダは昔は独立記念日の際の特別な食べ物だったそうですが、今では1年中パン屋でもスーパーでも売られています。 材料がシンプルなだけに、安い牛肉などが使われたものはあまりおいしくない。 まず、中身の作り方ですが、玉ねぎを1cm四方くらいの角切りにし、オイルで透き通るまで炒めます。 その後、パプリカを振り掛けて炒め、そこに牛肉挽き肉を加えてさらに炒めます。 牛肉に火が通ってぽろぽろしてきたら、少量のスープストックを加えて玉葱がとろっとしてくるまでコトコトと煮ます。 春巻を作るときの中身ありますね、あれくらいのかたさになるよう水分は蒸発させ、最後に塩・胡椒で味付けします。 好みによっては、玉葱と一緒に少量のとうがらしを加えてぴりっとスパイシーにさせる人もあり。
これをしばらく冷ましてから、パイ生地に包みます。 油であげるエンパナーダ・デ・ケソの時は折り込みパイ生地を使いますが、普通のエンパナーダでは練り込みパイ生地を使います。 生地を丸くのばして、 中央に肉あんをのせ、その上に干しブドウをいくつか散らし、ブラックオリーブを1つ、茹で卵を1/4に切ったものを置いて四角く包み込みます。 オリーブはあまり味に関係ありませんが、干しブドウは甘みが肉あんの味を引き立てるので、使ったほうがベター。 茹で卵もオーブンで焼いているあいだに肉あんの味が染み込むので、入れたほうが楽しいと思います。 包み込んだら、パイ皮に卵の黄身を塗ってオーブンへ。 20分くらいで、おいしそうな焼き色が付いてきます。
しつこいようですが、まずいエンパナーダは本当にまずい。 パイ皮も、かじっていて悲しくなるようなものもあり。 私のおすすめのテイクアウトの店は、パステル・デ・チョクロでもお勧めした、「AMBASSADOR」です。ここは中身もおいしいけれど、パイ皮が独特です。 普通の小麦粉ではなく、なにか違う粉を使っているのではないかとにらんでいます…。 


食べごたえのある野菜料理・サパジートス・イタリアーノ

日本でも人気の出てきたズッキーニは、チリでは「イタリアのかぼちゃ」という品名で売られています。 うちの亭主はこれを使った詰め物が大好物。 きゅうり状のものから、大鍋に入らないほど巨大なものまであらゆるサイズで売られていますが、あらかじめ下ゆでしなければならないので、ワタシが選ぶのはきゅうりよりちょっと太めのサイズ。 10分ほど茹でてからしばらく冷ましておきます。 その間に詰め物を作りますが、チリ風にするにはみじんぎりにした玉ねぎをよく炒め、皮をむいて種をとって細かくチョップしたトマト、パン粉、おろしチーズ、生卵少々とオレガノをまぜ、そこに先ほどのズッキーニを縦に2つに切って中身をくり貫いてチョップしたものを合わせます。 後は塩と胡椒で味をつけ、ズッキーニに再び詰め込んでオーブンで焼けば出来あがり。
ただ、ズッキーニという野菜は水分をとても多く含んでいます。 ですからくり貫いた中身を細かく刻んで他の材料とまぜると、トマトの水分と一緒に焼いたときに流れ出してしまうんですね。 そうなるとせっかくのうまみも抜けてしまうので、最近はトマトの変わりに挽き肉を使い、ズッキーニもくり貫かずに詰め物を上にかぶせてオーブンで焼くようにしています。 その方がズッキーニの味わいも残ってオイシイです。 


炭火焼きの豪勢な肉料理・パリジャーダ

伝統料理を紹介していて、何か大事な1品を忘れていると気にかかっていました。 家庭料理ではないので、つい抜かしていたのですが…。
さて、ここでご紹介するパリジャーダは、文字どおりいろんな部位の肉の盛り合わせです。 高めのパリジャーダはお肉オンリーで、牛肉の他、豚骨付き肉や、鳥のもも、ロンガニザと呼ばれるソーセージも入っています。(安いパリジャーダは、肉だけではなく、各種の臓物も含められています)
韓国焼き肉のような薄切り肉ではなく、分厚い肉ばかりなので、しっかり奥である程度焼かれてから、鉄板のようなものにどさどさと置かれて出てきます。 もちろん下はさめないように炭火の入った小さなコンロが置かれています。 チリ人はこのパリジャーダが大好きらしく、専門レストランはそれこそあちこちにありますが、とにかく肉、肉、肉の連続なので、普段大量の肉を食べつけないニホンジンにはきつい料理かもしれません。 大食いかつケチなワタシは、出てきた量に面食らいながらも結局はテイシュと食べきってしまうのですが、昼にこれをやると、夜はお茶漬けで十分、という感じです。
蛇足ですが、これは一人で食べるのは悲しい。 チリでは大勢で食べるのが一般的なようです。


よく言えば素朴なブイヤベース・パイラ・マリーナ

シーフードの中では、チリ人に人気のある料理みたいで、その手のレストランに行くとこれを食べている人が多いです。 あさりやムール貝、はまぐり、魚に海草と、とにかくなんでもかんでもぶちこんだみたいなスープで、はじめの一口、二口はおいしいと感じるのですが、だんだん身を食べるのがおっくうになってきます。 こういってはなんですが、今一つ作り方が荒っぽい感じで、いろんな魚貝類からでるお出汁がそれぞれかみあっていないような感じなんですね。
チリ人はこのスープにたっぷりレモン汁をしぼって酸っぱくして食べますが、そのココロは、貝類の内臓のニオイを消すためだとにらんでいます。 スープを飲んでいる間はともかく、どっさり入っている身も、ぐらぐら煮立てられてしまった後はカスカスしていることも多く、むなしい。 スープだけもらって、それにゴハンとトマトを入れてリゾットにしたらおいしいだろうな〜と思ってしまいます。
通常レストランでパイラ・マリーナを頼むと、かなりの量が出てきてしまうのも残念。 お味噌汁くらいの量にしてもらって、その他メインを頼めると飽きずに食べられると思うのですが。 二人以上で食事するのならば、その辺も考慮して注文することをおすすめします。


固い牛肉もこれでOK・カルネ・ア・ラ・オジャ

カルネはお肉(この場合は牛肉)、オジャはお鍋。 いわゆるお鍋で煮込んだ牛肉料理です。 呼び名がいろいろあって、カルネ・アル・フーゴ、カルネ・メチャーダと呼ぶお店もあります。
はっきり言って、チリ料理の本を見ると、とても簡単な料理なのです。 熱したお鍋に油をひいて、牛固まり肉の表面をざっと焼きます。 そのあとは香味野菜として薄くスライスした玉ねぎとにんじん、ローリエを入れ、赤ワインと水を加えてコトコト煮込み、塩・胡椒で味付けするだけ。 チリの牛肉は固いのですが、こうやって煮込んでいるうちに柔らかくなって、牛肉の臭みが取れて、へたなキャセロール料理などよりはよっぽどおいしい料理に変身してしまうのです。
しかし、どうも自宅で作るとうまくいきません。 赤ワインでなく白ワインを使っているのが敗因なのかもしれませんし、もっと水もたっぷり入れて、ひたひたの中で煮込まなければいけないのかもしれません。 外のチリ料理レストランで食べると、絶対に安い肉を使っているに違いないのに、ワタシの作るそれよりもはるかにおいしく、ジューシィに出来上がっているのがなんともうれしいやら悲しいやら。 もしかしたら、これだって立派な煮込み料理ですから、大量に作るのが功を奏しているのかもしれません。(と言って、自分をなぐさめる)
付け合わせは、フライドポテト、チリ風ライス、マッシュポテト、なんでもあいます。 チリへ来て、オーブンや炭火で焼くアサドにあきたら、ぜひお鍋で作るアサドを試してみてください!


プエルトモン&チロエ島の名物・クラント

作り方は知りません。 でも、入っていた材料をあげますと、大アサリ・ムール貝・ピコロコ・ソーセージ・チョリソー・鶏の骨付きモモ肉・スペアリブ・チャパレーレ(じゃがいもと小麦粉を練ったスイトンのようなもの)・ミルカード(つぶしたじゃがいもの中に、何かの貝の身を入れて揚げたコロッケのようなもの) それらを煮たものが、大きなお鍋にテンコ盛りに盛り合わせて出てきたわけです。 と言っても、スープの中に浸っているのではなく、スープはスープで別のカップに供されていました。
テイシュはもともと貝類を好まないので、これまで私が「食べてみよう」と言っても、なんだかんだと避けていたのですが、このレストランは日本からの団体客にも好評だったので、今度こそと狙っておりました。 プエルトモンの漁港のアンヘルモでも食べられますが、今ひとつ衛生面で不安があるので、ぜひKIEL RESTAURANT(住所:CAMINO A CHINQUIHUE 8 KM)でお試しください。 海岸沿いにある洒落た内装のレストランです。 ちなみに、一人前4,500ペソ(2001年9月現在)でした。 大満足でしたよ!


無難と言ってはなんですが…。 ポジョ・アサド

ローストチキンです。 チリではどんなレストランにも必ずあるポピュラーなメニューですね。 時々、ペチューガ(胸肉)か、それともピエルナ(太もも)か?と聞かれます。 ワタシはもちろん脂ののっているピエルナを頼みますが…。 あたりはずれの少ない料理です。


魚が苦手な方でも多分OK・ペスカード・フリートス

メルカードや海辺のレストランではやはりこれを頼んでしまいますね。 メルルーサやペへレイなどの魚のフリッターです。 チリではコロモをたっぷりつけて揚げるので、ちょっと油っこくなりますが、レモンをたっぷり絞って食べるとおいしいですよ。 チリはこれだけシーフードに恵まれているのに、なぜか魚料理のバリエーションは少なく、扱いもイマイチで、バターソテーなどを頼むと加熱しすぎてパサパサになって出てくることもあります。 そういう意味では、フリッターって無難な調理方法なんですよね。 お店によっては、コロモにオレガノをまぜて香り付けをしているところもあり。 食べやすいです。


チリ人の大好物・パパ・フリータ

付け合わせとしては一番人気のフライド・ポテトです! レストランで家族連れを見かけると、よくコドモが「ぼく、パパ・フリータ!」と叫んでいます。 おいおい、メインディッシュは?とお父さんが聞いていますが、コドモはひたすらパパ・フリータと連呼します。 そういうコドモは、丸々と太っていることが多いです。


胃にやさしいプレー

マッシュポテトです。 ワタシの姑の作るマッシュポテトは、バターや牛乳でのばし、そしてクリームをちょっとまぜて味を調えてあるので、コクがあってとてもウマイです。 レストランでは、普通のプレーに加えて、プレー・ピカンテと言う、ちょっとぴりっと辛くしたマッシュポテトを出すところもあります。 


見た目はおいしそうですが、パパ・ドゥケサ

これはまわりにパン粉をつけて揚げたポテト・フライのことです。 思うに、どのお店もマギーの冷凍ものを使っているような…。


チリのご飯・そのものずばり、アロス

どこか別のところにも書いたと思いますが、チリのご飯は、お米を炒めてから熱いスープを入れて炊く、ピラフ方式です。 ピラフと言っても、具は玉ねぎやニンジンの切れ端が入っている程度なので、それだけ食べてもおいしいものではありませんが…。 


野菜をたっぷり食べたい時は、パナシェ・デ・ベルドゥーラ

これはお店によっても違いますが、要はミックス野菜の炒め物ですね。 ズッキーニ、にんじん、玉ねぎ、ピーマンなどを細長く切って炒めてあります。 ちょっと油っこいですが、野菜不足の際にはよいかも…。


トマト好きのアナタに。 エンサラーダ・チレナ

チリ風サラダ。 と書くと、期待でいっぱいになってしまうかもしれませんが、これはトマトに玉ねぎを散らしたサラダなのです。 お店によっては、ワタシの大苦手のコリアンダーを散らしているところもあり。 チリって、トマトが好きな国なんですよね…。 しかし、トマト料理のバリエーションは少なく、ひたすらナマでサラダにしたり、ペブレにしたり、サンドイッチやホットドッグに使います。 ちなみに、メインでウミータを頼むと、このトマトサラダがセットになっている場合がほとんどです。 確かによくあうんですよね。   


夏のデザート・モテ・コン・ウエシージョ

モテは大麦、ウエシージョは干した桃。 冷たいシロップと一緒に食べるチリ人の大好きな夏のデザート兼飲み物です。
大麦はあらかじめ茹でたもの、あるいはフリーズドライで水に浸けておくかさっと茹でればいいだけのものがスーパーで売られています。 干した桃は水に戻してから、たっぷりの水で茹で、シナモンとチャンカカと呼ばれる黒砂糖にて味をつけ、冷やしておきます。 食べるときに、お鉢またはコップに3分の1くらいのモテを入れ、桃とシロップを加えて出来上がり。 はじめて食べたときは奇妙な取り合わせにちょっとびびってしまいましたが、白玉だんごとフルーツカクテルをあわせた感覚に近いメニューでしょうか?
夏になるとサンチアゴでもあちこちに冷たいモテを売る屋台がでます。 コップがきれいかどうかちょっとあやしいので、できればナチュラルジュース店などでトライしたほうがいいかもしれないですね。


日本人にも多分好評・レチェ・アサダ

ワタシの大好物のデザートのひとつです。 日本で言うところのプリンですが、チリではしっかりオーブンで焼くので、ちょっと固め。 焼きあがったものを、四角く切り分けて出すところが多いです。 ワタシは普段はめったにデザートは頼まないのですが、パリジャーダを食べた後は、満腹にもかかわらず、これが食べたくなります。




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