再来! 2008年2月マルガリータ島(ベネズエラ)旅行記2

昨年のマルガリータ島への旅行で、青い海の魅力に目覚めた私達。 今年は3週間たっぷりカリブでのんびりしようと3島めぐりを計画しました。 ウインドサーフィンを趣味としているテイシュのために再度マルガリータ島。 その他にキュラソーとアルーバです。 すべてがスムーズに行った昨年と違い、今回は前半、予定にはなかったトラブルが発生。 終わってみれば、そういったハプニングもよい思い出にはなりましたが…。

<今回のルート>

当初はアビアンカ航空でボゴタ経由カラカスまで飛び、そこからマルガリータ島行きの最終便に乗る予定でしたが、航空券を発券した後、コンビアサ航空がマルガリータ島への最終便をキャンセル。 カラカスに一泊せざるをえなくなりました。 コンビアサ航空はなくても、アセルカ航空の最終便なら間に合うので、とりあえずはカラカスまで行き、エンドース(他の航空会社へ振り替え)できないかコンビアサ航空に交渉しよう(=ねじ込もう)と考えておりました。

出発当日。 サンチアゴ発の時刻は8:25です。 機体はゲートの外にあるのに、なぜかなかなか搭乗許可になりません…。 ゲート前でスタンバイしている地上職員の方は、「40分遅れになります」とアナウンス。
その程度ならボゴタでの乗り換えもなんとか間に合うだろうとのんびり構えていたのですが、40分たっても埒があかず。 さらに30分以上過ぎて、「これは乗り継ぎに間に合わないかも?」とあせりだしたところで、構内アナウンス。 「アビアンカ航空にご搭乗予定のお客様、当機はメンテナンスに時間がかかっているので、これから朝食券を配ります。 その次のお知らせは11:30になります」
11:30に出発予定ではなく、11:30にお知らせ予定、です。 この時点でボゴタへの乗り継ぎがアウトになったことが確定しました。

私も旅行社勤めゆえに、この手のトラブルに対する心構えは出来ております。 早くも引きつっているテイシュをなだめて、朝ご飯。 GATSBYでサンドイッチとジュースのセット。 飛行機は遅れていますが、サーモンのサンドイッチはウマイです! 考えてみれば早朝家を出ているので、かなり空腹だったんですよねえ…。
お腹が落ち着いたところで、11:30の発表。 なにやら機体に問題があり、取り替える部品がすぐに調達できないとのことで、フライトは翌朝に延期となってしまいました。
うちのテイシュは無論のこと、皆さん怒りまくって地上職員の人に詰め寄っていらっしゃいました。 1日遅れるのは仕方がないとしても、コンビアサ航空のチケットがダメになるのは困るので、「その後の乗り継ぎ便変更手続きは、アビアンカさんがやって下さるのかしら?」 職員の女性「…なんとかします!」

出発は明朝7時ということで、アビアンカはサンチアゴの宿泊ホテルを用意。 サンチアゴ在住者は自分の家に帰る人もちらほらいましたが、私達はアパートに帰っても食べるものはないし、ホテルに泊まればご飯もちゃんと食べさせてもらえるし…というわけで、そっちの一行にくっついていきました。 ホテルは5つ星のクラウンプラザ。 意外です! 人数が多すぎて、4つ星ホテルには入りきらなかったのかもしれませんが…。 こういったらなんですけれど、昼食も夕食もなかなかおいしくて、得した気分でした。 テイシュ曰く、「今回の旅行中ベストのホテルかも」 …その通りです。
さらにうれしかったのは、宿泊・食事・空港への往復送迎の他、補償として一人当たり600ドル分のチケットをくれたことです。 オーバーブッキングなどで搭乗できなかったお客様には現ナマ支給することはありますが、機体の故障でそこまでしてくれる航空会社なんてめったにありません。 私たちチリ在住者にとってはアビアンカ航空は使いにくいですけれども、コロンビア在住者にとって、この補償はうれしかったハズ…。 詰め寄っていたお客様が、一気に静かになりました。

翌日です。 朝4時出発と言われたので、3時にモーニングコールを頼んだのですが、…なんと電話を受けた後にテイシュと私は再び寝入ってしまいました。 私が次に目覚めたのが4時半。 時計を見て飛び上がり、テイシュを叩き起こしました。 幸いにも荷物はほとんど崩していなかったので、10分で部屋を飛び出し、タクシーで空港へ。 間に合いました。 それにしても、よくまあ私も目が覚めたものでございます…。
この日は順調にボゴタへ飛び、乗り換えも予定通りで、カラカス到着。 再び航空会社と交渉です! ここでは、「君らのフライトが1日遅れたせいで今朝のコンビアサに乗れなかったのよ」と主張すればいいだけなので、テイシュの出番。 アビアンカ航空の兄さんがなかなか素早い対応をして下さいました。 「もうマルガリータ行きのフライトはないからあきらめてくれ。 今、ホテルへ送るから…」

連れていかれたホテルは、カラカス空港から車で15分ほどのMACUTE地区にある、EDUARDS HOTEL。 4つ星でしたが、サンチアゴで言えば3つ星クラスですね…。 晩ご飯が悲しかったです。 ビュッフェ式でしたが、肉料理が2種類、バナナフライ、ピラフ、サラダ程度と種類も少なく、トレイを持って並び、オバサンに入れてもらうのはまさに難民キャンプ給食風。 おまけにおかわりはダメなんてケチなことおっしゃいますし。
部屋へ戻って21時頃、アビアンカ航空の兄さんから、「明日8時発の便が取れた」と電話あり。 いやはや、アビアンカ航空を馬鹿にしてはいけません。 南米、しかもコロンビアの航空会社がこんなにしっかりフォローしてくれるなんて、予想だにしませんでした。 ランチリよりもはるかにエライです!

サンチアゴの自宅を出てから3日目。 前日の寝過ごしに懲りた私達は、モーニングコールが鳴るやいなやベッドから飛び出しました。 送迎もちゃんと来ていて、再びカラカス空港へ。 チェックインも問題なく終わり、飛行機は予定時刻ちょうどに飛び立ちました。 昨年は1日で到着したマルガリータ島に、今回はのべ3日かけて到着です。
スーツケースが出てくるのをテイシュが待っている間に、私はコンビアサ航空のカウンターへ。 帰りの便の変更交渉です。 こちらもチケット発券後、航空会社が時間を変更したんですよね…。 相手をしてくれたオジサンは、「午前中の便には同じクラスに空きがない」と変更を拒否されましたが、「今の便のままだったら、カラカス着が1時間遅くなるから、次の乗り換えに間に合わないかもしれないの。 そうなったら責任取ってくれるの?」
おじさんはしぶしぶ「しょうがないな」と変更。 交渉成立です!

<マルガリータ島苦難の滞在>

スーツケースも無事出てきて、サンチアゴからの飛行機で知り合ったチリ人のおじさんの車に同乗させてもらい、空港から車で10分ほどのエル・ジャケ海岸へ。 今回宿泊するのはCASA VIVAというドイツ人経営のウインドサーファー用のプチホテルです。 部屋は広く、テレビも冷蔵庫もついており、ビーチは目の前。 ビーチに並んでいるビーチベッド(?)も宿泊者は無料で利用可。 宿泊代金も1泊1室75ドルと安かったのですが、翌日以降の私達の苦悩はどうやらこの部屋が原因だったのではないかと思います。 というのも、マルガリータ島に到着して2日目の夕食後、まず私が強烈な吐き気と下痢に襲われたんですね…。 そして後を追うようにテイシュも発病。 ホテルのオーナー氏曰く、「外国から来たお客さんはみんな同じような病気にかかるんだよね。 もしかしたらデング熱かもしれないから医者へ行ったほうがいいよ」
言われるまでもなく、医者大好き人間のテイシュは病院行きの支度を始めました。 ヤツにしてみればウインドサーフをしにきたのに、部屋でぶっ倒れてなぞいられないわけです。 注射でもなんでも打ってもらって、すぐさま復活したかったのでしょう…。
タクシーでクリニックの救急外来へ。 タクシーもクリニックも風邪を引くんじゃないかというくらい冷房が効いていました。 女医さんが診てくれましたが、多分デング熱ではなさそうだけど、こういう時はひたすら水分を取ってこの薬を飲みなさい…と山ほどの薬を処方。 薬大好き人間でもあるテイシュは、ためらいなくすべてを購入。 とりあえず激しい下痢と嘔吐は止まりましたが、これ以降マルガリータ島を出発するまで、私もテイシュも完全なる体調復活には至らず、食欲を失い、軽いもの少量しか口にできず、激ヤセしました。 テイシュは下痢が止まった翌日からウインドサーフを始めたものの、きちんと食事を取っていないせいで今ひとつ調子が出なかったようです。 私はもっと悲惨で、多くの時間を部屋で過ごすはめになってしまったのですが、どーもこの部屋、湿っぽいんですね…。 クーラーをつけると湿気の匂いがするし、濡れている水着その他を室内に干すため、ドライにしてもじめじめします。 窓も小さくて陽があたらないというのも良くないのかも。 これなら日中は外のベッドで寝転がっていたほうが増し、という感じでした。 ちなみにこれはたまたま私達がそういう部屋にあたってしまっただけで、他の部屋だったら問題なかったのかもしれません。 ビュッフェスタイルの朝ごはんはたっぷりしているし、オーナーさんをはじめ、従業員の人達も感じいいし…。 但し、この宿に宿泊されるお客さんの95%はドイツ人、そして残りの少数派もヨーロッパからのお客さんがほとんどです。 そんな中に紛れ込んだ南米人のテイシュとアジア人の私は超異色で、ちょっと居心地悪かったです。

今回マルガリータ島での滞在で驚いたのは、換算レートです。 ちょうどベネズエラは通貨単位を変更している最中。 例えば昨年の2,000ボリーバル紙幣は、新紙幣では2ボリーバル。 こういうのって経済用語ではなんと言うんでしょうね? 私達が行った時は旧紙幣も新紙幣もごちゃごちゃに流通していたため、わかりにくいったら…。 ちなみに両替の際は、なぜか旧価格単位でレートを言われます。 到着日のレートは、1ドル=4,200ボリーバル。(注:公定レートではありません。 エル・ジャケには両替屋の看板をかかげているところはないので、私達は期せずして闇レートで両替することになりました♪) 5日目には突然1ドル=3,800ボリーバルと急落し、マルガリータ出発前日には3,500となり、最後カラカスへ戻って空港で両替した時は3,000まで下がってしまったのでした。 ちょうどこの時期、チリでもぐっとドルが下がっていたそうで…。
今年のマルガリータ島での8泊9日は、私にとっては不本意な滞在となってしまいましたが、テイシュは島出発前日、対岸にあるCOCHE島までウインドサーフで往復。 本人にとっては快挙で、戻ってきてからレンタルウインドサーフのお姉さんに自慢げに報告したら、「そんなこと1人でやったらダメでしょーがっ! このあたり、小さいけれど突然クジラがあらわれることもあるのよ。 バラクーダだっているのよ!」とこっぴどく叱られたとか…。 テイシュはこの手のことをいつもこっそりやる人なので、私はヤツのことを鉄砲玉と呼んでおります…。

<というわけで>

残念ながら今ひとつ楽しめなかった今回のマルガリータ島滞在…。 気を取り直してキュラソー島へ移動致します!




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