番外編! マルガリータ島(ベネズエラ)旅行記

2007年3月、ウインドサーフィンに夢中のテイシュの希望を聞き入れ、マルガリータ島へ行ってきました。 念のためですが、ウインドサーフィンに詳しいのはヤツであって、私は何一つ知りません…。
マルガリータ島にはエル・ジャケ(EL YAQUE)というウインドサーフィンのための海岸があります。 そこに7泊8日滞在致しました。

<マルガリータ島へのルート>

チリに住んでいる私達は、ランペルー便で、サンチアゴ→リマ(乗り換え)→カラカスへ。 以前からウーゴ・チャベス大統領に興味のあった私は、カラカスの町もぜひ見たいと、マルガリータ島行きのフライトは翌日に予約していたんですね。 ところがカラカス空港から市内へ入る道路は現在工事中のため、ひどく時間がかかるそうで…。 カラカスに早目に到着したこともあり、1泊はあきらめて、最終便でマルガリータ島へ行けないかと、速攻で国内線ターミナルへ移動しました。 国際線・国内線ターミナルは、現時点では一旦外へ出て、徒歩で7分ほど歩くことになります。(現在2つのターミナルをつなぐ工事が行なわれています) 残念ながら、スーツケース用のカートを使わせてくれるのは、到着出口まで。 その後は、なにやらよくわからない兄ちゃんやおっちゃんが非常に簡素な枠だけのカートみたいなのを持ってポーター業務をしてくれるようですが、そういうのに不安を覚える私達は、ゴロゴロとスーツケースを引っ張って自力で移動…。

国内線ターミナルへ着いて、CONVIASA航空のカウンターへ。 ベネズエラ国内は、5社くらいの航空会社が競合しており、CONVIASA航空はまだ出来て間もないようです。 オフィシャルサイトを見ると、SOMOS UNA AEROLINEA BANDERA DE VENEZUELAと出てくるので、あらそれならと思って手配したのですが、もしかしたら自称? それでもカウンターのお兄ちゃんは快くフライトも変更してくれました。 ちなみに行きはプロペラ機。 私にとってプロペラ機は初体験で、ちょっとドキドキしましたけれど。 たった40分のフライトですが、機内ではサンドイッチと飲み物のサービスもあり。 この1日で3便搭乗しましたが、出てきた機内食はすべてスナックで、3回ともハムとチーズのサンドイッチでした…。 CONVIASAに搭乗する前に、国内線空港2階にあるセルフサービスのレストランで少し食べておいてよかった! このレストラン、好きなものをお皿に取って、その重量に応じてお金を払うしくみになっています。 揚げたバナナとか、ピラフ風のご飯とか、ジャガイモのソテーとか、主菜よりも副菜がおいしかったです…。

<マルガリータ島到着>

40分後、機体は無事ポルラマールに到着。 タラップを下り、空港建物までは徒歩です。 生暖かい風がピューピュー吹いており、テイシュは大喜び。 ハイ、ウインドサーフをやる人は、風があるとキャンキャン喜びます。 夜21時近かったせいか、思ったほど暑くもムシムシもしていない、というのが第一印象でした。
宿はエル・ジャケ海岸に面したホテル・ウインドサーフパラダイス。(HOTEL WINDSURF PARADISE) 本当は翌日からの予約だったのですが、カラカスから電話したら「安い部屋だったら空いている」とのことで、急遽押えてもらいました。 ホテルまでは、空港からタクシーで約10分、料金は30,000ボリーバル(約14ドル)。 まだこのボリーバル通貨に慣れない私達。 安いのか高いのかもよくわかっていません…。

<ホテル・ウインドサーフパラダイス>

安い部屋とは言われましたが、1泊目の宿は、部屋もまあまあ清潔だし、エアコンもついており、とりあえずは文句なし。 すでに時間は22時近くになっているので、手だけ洗った私達は、まずは腹ごしらえ。 乗り物に弱い私は、飛行機移動の時はあまり食べないようにしているので、かなり空腹度が高くなっておりました。 ホテルのすぐ隣にある、レストラン「MARE MARE」へ。

レストラン名の通り、ここはシーフードがメインのようです。 亭主はPARGOという魚の網焼き。(見たところ金目鯛みたいな魚) 私は小海老のガーリックソテーを注文しました。 ガーリックが予想以上にたっぷりすぎて私にはちょっときつめでしたが、エビはどっさり…。 これだけのエビをチリで買ったら相当するハズとすぐにアタマに数字が浮んでくるのには困りました。(私はレストランへ行くと、すぐ材料の原価を計算をしてしまうという悪癖がございます)

亭主の頼んだ魚は白身で焦げた皮がとても香ばしく、横からかすめ食い。 これにほんのちょっとお醤油をたらし、白いご飯と一緒に食べたらウマイだろうなあ…としみじみ思いました。 大根おろしとレモンがあればさらにベター。 だって、チリでも丸ごとの焼き魚ってなかなか食べられないんですもん。

さて、ベネズエラのビールと言えばPOLAR。 さっぱりとクセのない、とても飲みやすい味です。 ただ、瓶がやたら小さい…。 1本では全く足りず、もう1本追加です。

お腹を満たした後、ホテル近辺を散歩…しようとしたのですが、すでに真っ暗でどっちが海かも不明。 あきらめて部屋に戻り、亭主がシャワーを浴びようとしたところ、「水しか出ないぞー」 熱いお湯を好む私は、ガーン。 「水と言っても、かなりぬるいけど」と亭主。 安い部屋だからお湯が出ないのか、それともこのホテル全体がお水しか出ないのかはわかりませんが、いきなり風邪を引くのも悲しいので、シャワーは翌日にすることにし、私は就寝。 さすがに2度の乗り換えで疲れていたので、ぐっすり眠りました。

さて、翌朝はテイシュに起こされての目覚め。 なんと、…9時です。 昨夜は23時半には眠っていたと思うので、寝る前に飲んだ睡眠導入剤が効きすぎたのかも…。 確か朝食は10時までだったので、シャワーは後回しにして着替えてカフェへ向かいました。

見て見て! ホテルからの眺めです…大感動です! 朝食用のカフェはバルコニーのようなところにあり、エメラルドグリーンの海がすぐ目の前に広がっています。 昨夜の到着時には真っ暗で見れなかった光景! すでにウインドサーフを始めている人もちらほらいます。 それを見たテイシュは早くもあせっているし…。

朝食はビュッフェ式でなかなか豪華でした。 マンゴー、パパイヤ、西瓜、メロン、バナナ、グアヤバなどのフルーツに、スクランブルエッグ、目玉焼き、野菜を焼きこんだオムレツやポテト入りオムレツ。 ハムにチーズ。 よくわけのわからない揚げ物に焼きバナナのチーズがけ。(これはかなり不気味な味でした…)
パンはあんまりおいしくなかったのですが、これだけオカズがあれば言うことなしです! 玉子好きの私は、滞在中毎朝1人で4〜5個分くらいの玉子をたいらげてしまいました。 たった1週間ですもの、コレステロールなんて気にしていたらつまんないですよね♪

<ウインドサーフィン>

最初にお断り致しました通り、私はウインドサーフィンについては全く無知で、テイシュがやっているのを見ているだけです。 ヤツ曰く、ウインドサーフィンは主にスラローム(風にのってスピードを楽しむ)、ウエーブ(波を利用してジャンプその他を楽しむ)、フリースタイル(平坦な水面上でジャンプやら回転やらの技を競う)の3種目に分かれるそうで、このエル・ジャケ海岸は、スラロームとフリースタイルに適しているとか。 つまり、波はそれほどなく、強い風が1日中ピューピュー吹いているんですね。 カイトサーフィンをやっている人もいらっしゃいました。

中央右上の黄色のボードがテイシュと同じボード…うちのテイシュ、自分がチリで使っているサーフボードが、ここでは練習用にされているのを見てショックを受けておりました。 立てかけられてもおらず、床に投げ出されていました。(笑) サーフボードも帆もいろいろなサイズがあるそうで…。 海岸にはレンタルショップやスクールが並び、各種ボードがずらっと立ち並んでいるのは壮観でした。

ちなみにウインドサーフィンは、若い人のスポーツと思っていましたが、あきらかに50〜60代くらいの人がやっているのにもびっくり。 ここでの言語は、.疋ぅ銚讚▲侫薀鵐晃讚1儻譴僚隋 私達が泊まっているホテルも、ロビーになにやらいろんな張り紙があるのですが、ドイツ語とフランス語だけなんですよね…。 白人男性は、頭髪が早く後退される方が多いのでおトシがいっているように見えたのかもしれませんが、筋骨隆々のおばちゃんサーファーもずいぶんお見かけました。

誰かはわかりませんが豪快ジャンプさて、うちのテイシュは、ここでフリースタイルの世界チャンピオンGOYITO(ゴジート)こと、JOSE ESTREDO選手の技をナマで見たのに大喜び。 レンタルサーフショップの人が紹介してくれたので、「話もできた〜♪」と興奮しておりました。 エル・ジャケ海岸のおかげか、マルガリータ島出身のランキング入り選手は他にも数人いたそうで、みなさん世界大会に向けてトレーニングの真っ最中だったそうです。 テイシュは「みんなすごく謙虚だった…」と変なところで感激していましたけれど、GOYITO君はまだやっと18歳になったばかりの青年らしいんですよね…。
私も泳ぎながら彼らがジャンプしたり、空中でスピンするのを見ていましたが、サーフボードだけならともかく、あの長い帆がついている状態でボードごとクルクルするのは大変だろうとお察し致しました。

<ウインドサーフィンをしない人たち>

ところで、私のようにウインドサーフマニアの片割れに無理やり連れてこられた人はどうしているかというと、海岸かホテルのプールサイドで寝そべるより仕方ありません。 私もホテル前の日よけテント付きデッキチェアをひとつ占領しましたが、高校生までは熱心に泳いでいた人なので、今回は久々に泳ぎまくろうとはりきっておりました。 そして泳いで疲れると休憩…。 デッキチェアのお値段は、日よけテントを1人で占領した場合、1日15,000ボリーバル。 約7ドルですね。 私は5日間使ったのですが、兄ちゃんが来たり来なかったりで、結局チャージされたのは3日分でした。

私もここをアジトにしました。 ヤシの木に隠れていますが後ろがホテルしかし、泳いでいる人の数はとても少なかったです。 遠浅で波の少ない泳ぎやすい海でしたが、やっぱりウインドサーフィンもしないでただ泳いでいるだけというのは恥ずかしいと思うのかも…。 私は18年ぶりの泳ぎ・18年ぶりの水着姿でした。 007にボンドガールとして出演したハル・ベリーさんが、オレンジのビキニで沖の方からざばーっと上がってくるシーンをイメージし、オレンジ系統のビキニを買ったのですが、なにせ貧乳なので、ビキニが胸に落ち着いていてくれないんですよね。 最初は「上にずりあがったらどうしよう」と思っていたのですが、せっせと平泳ぎをした後に海中からざばーをすると、ビキニの胸パッドに染み込んだ海水の重みで下にずり下がる…。 そのため泳ぎをやめる時は、両手でビキニがずり落ちないようにささえてから立ち上がる、なんてことをやっておりました。

ウインドサーフィンをしない人のもう一つの楽しみは飲み物。 ベネズエラはラム酒の国ですけれど、海岸ではフルーツジュースを頼んでいる人の方が多かったような…。 うちのテイシュが昼にも夜にも飲んでいたのは、パパイヤとミルクを混ぜ、ミキサーにかけたレチョーサというシェーク。 私はバナナママというバナナシェークとラム酒をミックスしたようなカクテルが気に入ったのですが、2杯飲んだ翌日おなかゴロゴロになってしまったので、POLARに徹することに致しました。 もっともこれはカクテルのせいというよりも、それを作っているお店の衛生問題だったような気が致します…。

<エル・ジャケ海岸レストラン事情>

連れて帰りたかったです…初日の夜はホテル近くの「MARE MARE」で食べた私達ですが、2日目の昼食はホテル内レストランの「イパネマ・カフェ」にて。 あ、朝食を取るのと同じバルコニーレストランです。 食後も泳ごうと思ったので、軽くパスタにしたつもりでしたが、大皿に山盛り…。 テイシュはシーフードのパスタ(クリーム味)、私は小海老・トマト・アボガドのパスタ。 どちらもおいしかったですが、テイシュのはイカに海老に帆立などがたっぷり入った豪華版でした。(値段も高い!) このレストランでは別の日にパエリアも食べましたが、そっちはちょっと予想外の味だったかな? セロリが入っていたんですよね…。 シーフードピラフと考えればおいしいのかもしれませんが、パエリアにセロリはあわず、サフランのデリケートな香りがどっかへ飛んじゃっていました。 ちなみにここにはとってもかわゆい三毛がいて、食べている人の足元に寄ってきておねだりするんですよー。 最初私は小さな魚の切れをあげていましたが、テイシュが何気なく小エビをあげたら、狂喜していました。 おなかがいっぱいになると、写真のようにテーブルの下でお昼寝していました。

チリ人女性がオーナーと聞いて行ってみたのが、「FUERZA 6」というレストラン。 ここでは2度食べたのですが、メインよりも付け合せのバナナフライや黒豆の煮たのがおいしかったです。 エル・ジャケでは値段のお安いレストランのようで、19時にはすでに満席となっていました。 店内や外には、エル・ジャケを訪れた世界のウインドサーファー達の写真がびっしり。 そのうち一枚、日本人女性サーファーを発見。 サトウモトコとサインしてありました。 チリに戻ってから検索してみたら、日本人女性で初めて世界大会で優勝された方とか。 かっこいいですね〜。

ちなみに私達が一番気に入ったのが、「DA ENRICO」というイタリアンレストランです。 看板にはピッツェリアと出ているので、「ピザはちょっとね…」と避けていた私達ですが、パスタを食べている人がいたので入店。 ここで食べたパスタ・ア・ラ・カサだったかな? 魚の切り身とイカがたくさん入っているタグリアテッレがものすごーくおいしかったです。 パスタの茹で具合も上々でしたし。 翌日はソパ・デ・マリスコスを注文してみたのですが、これも具沢山で食べごたえあり。 惜しむラクは、トマト味だったことですが…。(シーフード系のスープをトマトベースにしちゃうと、魚貝の旨味がトマト味に隠れちゃいますよね…。 シンプルな塩味にして欲しかったです)
その他ピザ、4種類のチーズのパスタ、ボロネーゼといくつか試しましたが、どれも合格でした。 避けていたピザも、私の好きな薄いぱりっとした皮でおいしかったです♪

最後の夜は、再び「MARE MARE」へ。 新鮮なランゴスタがあると言われましたが、私は初日の夜にテイシュが食べた焼き魚が忘れられなかったので、今度は違う魚でそれを注文。 またしてもお醤油さえあれば病に襲われました。 テイシュはイカの揚げ物を注文しましたが、これは失敗。 ヤツはスペイン風のかりっと揚げたものを想像したのですが、出てきたのは昔のアメリカンホットドッグのように、ちょっと甘口のぽってりしたコロモがついたリング揚げだったんですね…。 最後の晩ご飯なのに〜とテイシュは苦虫かみつぶしたようなカオで黙々と食べていらっしゃいました。

その他各ホテル内レストランの他にも数軒レストランがありましたが、どこも結構地味です。 しかし、値段は高い! 上記のレストランでも、シンプルなパスタ料理で20,000ボリーバル(約9ドル)を軽く越えます。 おまけにどこもインターナショナルなメニュー中心…。 私達はベネズエラの郷土料理を食べたかったのですが、チリと同様、国民が普段家庭で食べているものを外のレストランで食べるのはむずかしいようです。

エル・ジャケには、小さな何でも屋さんが2つあったのですが、あきらかに客層が違っていました。 一つはエル・ジャケ付近に住んでいる人のためのもので、食料品から雑貨までごく一般的なものを販売。 もう一つは自炊しながら長期滞在する外国人向けで、手軽に食べられるレトルトのパスタソースにコンビーフやミートローフの缶詰など、輸入食品がどーっさりありました。
これらのお店で小さなカップ入りアイスクリームを買ったら、なんと3,500ボリーバル(約1.6ドル)。 チリペソに換算すると、920ペソ。 うわ、こんな高いカップのアイスクリームなんて初めて…と仰天致しました。

<マルガリータ島内観光>

マルガリータ島について4日目。 せっかくだから1日はレンタカーを借りて島を回ってみようということになりました。 前日にホテルのフロントに申し込んで、翌朝BUDJETがお出迎え。 車は一番小型のKIAで、24時間のレンタル料金は…確か57ドル。 チリと大体同じ料金ですね。

エル・ジャケ海岸からまずは島の中心PORLAMARへ。 地図によると20キロ強なのですが、島の中央道路に入ってから、ここがベネズエラであることを実感致しました。 …車の数が非常に多いのです。 それほど高級車は見かけず、ポンコツといってもいいような車もたくさん走っていましたが、なにしろ石油産出国ゆえに、ガソリンがとても安いそうで…。 誰でも彼でも車を持っているってやつですね。
最初の目的地は、PORLAMARのちょっと手前にあるメルカード。 私はどこか知らない国へ行くと、博物館よりはスーパーやメルカードをのぞきたい人。 どんな食べ物があるか知りたいですもんね。

メルカード内のスタンドです初めての道に悪戦苦闘しながらたどりつき、駐車場らしきところに車を止め、ドアを開けて驚きました…。 暑くて、じっとりムシムシ状態。 テイシュも瞬時に私と同じように感じたらしく、「エル・ジャケ海岸とは全然違う!」 あっちは始終風が吹いているため、内陸よりもからっと乾いているように感じるんですよね。(実際は潮風なので、別の意味でべとべとしているんですけれども)

そんなにも暑いさなかだというのに、魚売り場に行ったら、魚やら海老やらを台の上にずらっと並べて、おばちゃん達はハエを追っているだけ…。 氷はどうしたの、氷はっ!?って思ってしまいました。 チリは生鮮素材に対する厚生省のチェックが厳しいせいか、魚や肉などは「冷蔵もしくは氷」という意識が強いのですが、どーもここはまだまだのよう…。 鶏は生きたまま大きなケージに入れて販売していました。 野菜コーナーに行ったら、ペルー料理によく使われるユカやら、タロ芋らしきものが沢山売られていました。 こういうものは一体どうやって食べているんでしょう?

メルカードの片隅にはレストランもあり、チリのように呼び込みをしていました。 こういうところならばベネズエラの郷土料理も食べられるのでしょうが、前夜のバナナママのおかげでお腹の調子がいまいちだった私は敬遠。 テイシュは「せめてアレパを食べてみる!」と、立ち食いスタンドへ…。 アレパというのは、とうもろこしの粉で作ったトルティージャの中にいろんな具をはさんで食べるスナックのようなものです。 3,500ボリーバルでしたが、チリペソに直すと920ペソ。 めっちゃ高い…。 チリだったら大きなエンパナーダが500ペソくらいで買えるというのに。 アレパの皮はお餅が焦げてパリパリしたようなこうばしさで、ほぐしたチキンの濃い目の味付けともマッチしておいしかったのですが…。(ちなみに値段はばっちり提示されており、決して外国人価格ではなかったようです)

メルカードを出てからは、ポルラマールのショッピングモールへ。 チリでモールと言うと、サンチアゴ以外は1都市にひとつという感じですが、ポルラマール周辺にはいくつかあるんですよね。 しかもチリよりやや大型。 マルガリータ島はフリーゾーンと聞いていたので、あまり着替えを持ってきていなかった私は、安いTシャツでも買おうと思っていましたが、…予想外でしたね…。 結局モールではテイシュがまたもやアレパを注文。 腹ごしらえに務めていました。

海が青いエル・アグアですさて、午後はこの島の目玉(?)、ラ・レスティンガ湖へ。 まっすぐ行ってもつまらないので、島の裏側をぐるっとドライブしながら向かいました。 途中、島一番のビーチリゾートのエル・アグアを通りましたが、水が青い。 それに白い波…。 こちらの方がビーチとしては正統なのでしょう…。 ランクの高いホテルが揃っているようです。

ラ・レスティンガ湖は、マングローブの茂る湿地帯。 ボート券を販売している窓口近くに出ているインフォメーションによると、この湖にはかなり多種多様の生物が棲んでいるようで、運がよければイルカも見られるなんて書いてあるんですね。 テイシュは以前ここに来たことのあるサーフ仲間が「ヒポカンポス(たつのおとしご)を見たよ!」と言っていたことから期待満々。 ケチって見損ねたらどうするんだと主張されるので、30分ではなく、1時間のボートツアーを申し込みました。 モーター付きの小さな貸切ボートで、1隻あたりの料金は50,000ボリーバル。 ドルに換算すると…約23ドル強。 マルガリータ島へ来て、初めて安いと感じた商品(?)です。
乗り込む前にトイレへ寄り、カオから肩、腕、太ももと日焼け止めを塗りたくりました。 カオは志村けんのバカ殿様状態になりましたが、…なにしろかなりの日差しでしたから…。 なりふりかまう余裕なしです。

船長さんにお金を払って出発。 ボートに乗らなくても、すでに湖畔はマングローブだらけ。 ちなみに私はマングローブというのは植物の名前と思っていたのですが、海水と淡水が行ったりきたりするエリアに生えている植物の総称だそうです。 ラ・レスティンガ湖のマングローブは、太く白っぽい根っこが蛸足のごとく下にはえていました。 水中には真っ赤なヒトデ…。 それに、名称不明ですが、細長い魚。 ボートは軽快に進み、船長さんは第一チェックポイント(?)でエンジンを止め、そーっと岸辺に近づきました。 マングローブの根っこを持ち上げたり、揺らしたり…。 何が出てくるのかと息をひそめて見つめる私達。
ところが何にもいないんですよね…。 ボートに乗り込むやいなやテイシュがヒポカンポスのことを聞いたので、船長さんはそれを探してくれているようなのですが、全く気配なし。 あきらめてさらにボートを走らせます。

迫力の根元マングローブ私は水面を見つめるのをやめて、前方に視線を集中。 この湖遊覧ボート、乗っているだけでもなかなか楽しいです。 最初は広い湖を縦走していたのですが、途中から細い水道に入ったり、マングローブのトンネルのようなところをくぐったり…。 ちなみに生物ですが、細長い魚とシマシマの魚と紅いヒトデは山ほどいました。 後はテイシュ悲願の(?)ヒポカンポス…。 船長さんはあちこちのポイントでマングローブの根っこを揺らしてみるのですが、悲しいことに全くお出ましになりません。 あ、イルカについては過去一度くらい海から迷い込んできたことでもあったのでしょう…。

最後はボートがやっと通れるくらいのマングローブのトンネルをくぐっていきます。 ここがなかなかおもしろかったです。 ボートが来ると、小さなカニがざざっとマングローブの根っこを這い上がって逃げる…。 この小さな青っぽいカニも、から揚げにしたいほどいました。
私達が行った時は、他の観光客がほとんどおらず、すれ違ったボートは一艘だけだったのですが、ハイシーズンや混載ツアーなどでボートが一斉に出ると、かなりの騒音になるハズ。 そうなると、ますますヒポカンポスちゃんは隠れてしまうに違いありません…。 テイシュは憮然としておりましたが、動物園や水族館ではないのですからしょうがないですね…。

ラ・レスティンガ湖から再びポルラマールのショッピングモールへ。 本当は町を歩いてみたかったのですが、駐車場が…。 すでに夕方になり、気温も落ちていたので、私は熱いコーヒーを飲もうとファーストフードエリアへ。 ここでミルク入りのカフェ・チコ(小)を注文したら、…なんと日本だったらガムシロップを入れる小さな容器みたいなのありますよね、あんなので出てきました…。 デミタスカップの半量くらい?? 一息で飲み干した私は、再度同じ店でカフェ・メディアノ(中)を注文。 今度はチリのカフェ・コルタードよりやや少なめの量が出てきました。 暑い国だから、水分は大量に取る必要があるのではと思いますが、考えてみたらここでの飲み物って、やたらサイズが小さいんですよね…。 ビールもポラールを頼むと、ポラールシータなーんていう超小瓶(確か220mlだったと思います)を出してくるところもありましたし。

さて、日もすっかり暮れてしまったので、私達もレンタカー屋に車を返すことにしました。 その前にガソリンを満タンにしなければなりません。 バジェットのちょっと手前にあるスタンドで入れたのですが、ガソリンのメーターを見たら、1,500という表示。 入れてくれたオジサンは、15,000ボリーバルとおっしゃいます。 ベネズエラは石油産出国なので、ガソリンは安いと聞いていましたが、15,000ボリーバルだとすると、テイシュ曰く、「チリの半値以下だ〜♪」 やっぱり違うわねえと喜びつつその場を去ったのですが、翌日ぼられていたことが判明。 テイシュがサーフィン店で知り合った人達に「ベネズエラはガソリン安いねえ」とコメントしたところ、「エ、15,000ボリーバルも払ったあ? 俺の車なんて、カラから満タンにしても2,500くらいだぞ」、「半分入れたとしても、せいぜい2,000くらいじゃないか?」、「バスでも15,000ボリーバル分入れるってことはないんじゃないか?」と、口々にコメントされてしまったのでした。 メーターに表示されていた1,500ボリーバルが正解だったに違いありません。
みなさん、「外国人はみな一度はだまされているからしょうがないよ」とテイシュをなぐさめてくれたそうですが、10倍の料金をぼられてもチリの半分以下なんですよね…。 ベネズエラに詳しい方から、「ガソリンの方が水より安い」と聞いてはおりましたが、まさにそれが文字通りの事実だったとは。 私はぼられたショックよりも、そっちにひたすら感心してしまいました。 ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は、盟友のカストロ首相率いるキューバに無料でガソリンを供給しているそうですが、ベネズエラの石油資源はあと200年は大丈夫だそうで…。 エネルギー資源不足にあえぐチリとは大違いですね。

<最後に>

マルガリータ島出身のプロウインドサーファーリスト残りの日はどっぷりエル・ジャケ海岸で過ごした私達。 とても小さい村で、これといったエンターテイメントはありませんが、レストランの数は飽きない程度にはありますし、なによりも昼間運動して疲れるせいか、夜は晩ご飯を食べ終わって22時には就寝という健康な生活を送りました。
これまでビーチリゾートとは縁がなかったので、ここがよいところなのかどうかはわかりません。 ホテル・ウインドサーフパラダイスは、2泊目以降はちょっとよいお部屋に移ったので、シャワーもちゃんと熱いお湯が出ましたし、室内のエアコンも快適。 但し室内に冷蔵庫はついていませんでした。
一般人にはともかく、ひたすらウインドサーフィンをしたい方にはお勧めなんだろうと思います。 毎日風が吹いていますし、それに世界トップクラスの人が練習しているのを見るチャンスもありますし…。 もしテイシュがまたここに行きたいと言い出したら、私にはとりあえずは意義なし! 1人でもせっせと泳いでいられますから…。

尚、今回の教訓としましては、[沼悗傍い鬚弔韻襦 ボリーバル通貨は再度ドルに変えるのが非常にむずかしそうです。 今回は70ドル分くらいのボリーバル紙幣を残してしまいました。
日焼けしすぎないように十分注意する。 今回は過度の紫外線のせいで、チリ帰国後、帯状疱疹にかかってしまいました…。(涙)




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