衣食住 ・イン ・チリ

日本人であるワタシが日夜ぶつかっている、チりでの衣食住に関する習慣、トラブルやエピソードについてご紹介します。 海外で暮らしたことのある人なら、共通の話題も多いはず!

ところで目次に入る前に一言。 チリは先進諸国に比べたら、いろいろな面で遅れておりますが、いわゆるモノにはそれほど不自由していません。 品質はおいといて、ちゃんとした生理用品、使い捨てのベビーおむつも売っています。 ですから、そういったものを日本からわざわざ持ってくる必要はあまりないのでは、と思います。

目次

  1. チリの衣料品
  2. チリの食生活
  3. チリの 住まい

チリの衣料品

英国から日本へ戻って2年間OLをしていた私は、社内で結構恥ずかしいおもいをしていました。 というのも、会社に着ていく服というのをあまり持っていなかったためです。 近い将来チリに行くことが決まっていたことと、テイシュの、「アッチで買うほうがずっと安い!」という言葉を信じて、あえて着たきりすずめ状態でいることに甘んじていました。
しかしこれは大きな間違いでした!

衣料品は高いです。 ピラピラの安物もありますが、日本と同じ材質のものを買おうと思うと、日本よりはるかに高くつきます。 通勤着はともかくとして、コットン100%の衣料が少なく、特に夏に必要な白ブラウスは、ポリエステル100%のものばかりで、日中の最高気温が軽く30度を超えるサンチアゴではしんどいですね…。 おまけにデザイン的にもちょっとイマイチですし。 前はJCペニーという米系のデパートがあり、そこで好みの衣料を買うことができたのですが、それもなくなってしまいました。 そのため、今はもっぱらチリ系のデパート(と呼ぶにはちょっと規模が小さすぎるけれど)で購入せざるを得ない状態です…。

ところで、サンチアゴで衣料といえば、パトロナート。 別名韓国人街とも呼ばれ、マポチョの中央市場の裏側の方に位置し、洋品小物の小売店がずらーっと並んでいます。 サンチアゴに住んでいる日本人は、きっと1度は観光がてらのぞくと思いますが、あまりのすさまじさに圧倒されて何も買わずに帰る人も多いはず。 私も以前専業主婦をしていた頃は平日足を運びましたが、働いている今は土曜日しか行けず、人出のすごさに恐れをなしてすごすごと引き上げています。

ここでもやはり輸入品が多く扱われています。 安物が多いのですが、薄手のサマードレスなどはかえってこのあたりで購入するほうがいいかも。 モンダイは、試着室のない店が多いんですよね…。 店内も狭いので、落ち着いて鏡を覗き込んでもいられないし。

ひとつだけ、チリの製品でいいなあと思うのは、靴です。 皮がいいのか、すごくもつんですよね。 私はぺったんこの靴しかはきませんが、何年たっても丈夫です。

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チリの食生活

日本の人に、「チリではフツウ何を食べていると思いますか?」とやったら、どんな答えが出てくるでしょう? 「タロイモ」「豆」「よくわかんないけど穀物」「辛いもの」というような答えも決して少なくはないんじゃないかと思います。
食生活は各家庭の経済状況にもより、チリでも国民の10分の1は恐ろしくビンボウなので、なかなかお肉などは食べられないようですが、この国のよいところは、食料品が全般的に安いこと。
日本に比べてちょっと固めですが、ステーキ用の上等なお肉も、1,500円も払えば1kg買えます。 スキヤキにしたらきっとおいしいですよ!

まずはチリの朝ごはんについてご紹介します!

一言で言えば、とってもシンプル。 コーヒーにパン、バターにジャム。 チリの安ホテルの朝食には、それにクッキーかケーキなどの甘いものがついてきます。
チリでは、雑草のごとくあちこちにブラックベリーの木が生えています。 3月になると食べごろになり、それを摘んで売り歩くオバサンも出てきます。 チリのスーパーのジャム売り場では、このブラックベリージャムと、桃やさくらんぼのジャムが主流ですが、はたしてこのブラックベリーは、そこらの道端から摘んできたのか、それともどこかでちゃんとジャム用に大量栽培されているのでしょうか? まじめな疑問です。 だって、それくらいあちこちにはえているんですもの。

チリのお昼ごはんです!

1日のメインです。 自宅に戻って時間をかけてたっぷりと食べます、と言いたいところですが、サンチアゴではそうもいかない雰囲気。 あちこちにファーストフードショップも出来て、簡単にハンバーガーとフライドポテトですます人も多いようです。 日本と同じく、お昼のコースを2,000ペソ程度で出しているレストランやセルフサービスの店も多く、こういうところでは前菜、メイン、デザートと、かなりオナカいっぱい食べられます。 パンも付いてきます。
チリはじゃがいものおいしい国です。 メインの付け合わせには、大抵の場合、フライドポテト、マッシュポテト、ゆでじゃがいも、ごはん、パスタのどれかを選ぶようになっています。 ごはんは日本と違ってピラフ風で、基本的には少量のにんにくと玉ねぎを炒めたところに米を入れて炒め、スープを注いで炊き上げます。 メインによく出るメニューは、ローストチキン、スペアリブ、
日本では手のでないサイズのビフテキ(ステーキではなく、ビフテキ、という言葉の響きの方が似合う)、骨付き豚肉のソテー、鍋で煮込んだ牛肉、魚のフライなど。
地方都市では、レストランではなく自宅へ昼食を食べに帰ることが多く、そうなるとメニューは思いっきりチリ風になります。 まず筆頭にくるのがカスエラと呼ばれるチリ風ポトフ。 骨付き肉(鳥、ブタ、牛、七面鳥など)に、じゃがいも、かぼちゃ、さやいんげん、ピーマン、にんじん、玉ねぎ、セロリ、お米などが入れたスープです。 それに豆の煮込みにソーセージ。 牛の胃袋のトマト煮込み。 チャキカンという名前のじゃがいも、かぼちゃ、牛挽肉、玉ねぎ、ドライ牛肉を使ったシチュー風の煮込み。 ローストした羊やチキンにマッシュポテト。 チリ風サラダと言われる、トマトに玉ねぎの薄切りをたっぷりかけ、コリアンダーを散らしたものなど。 書いているときりがないので、チリのお料理についてはまた別のページで触れるように致します。 おいしそうでしょ?

ここで晩ゴハンに行くと思ったら大間違い。 オンセをお忘れなく。

オンセとは何か? スペイン語では数字の「11」を意味しますが、チリではその他に「おやつ」という意味もあります。 日本は「八つ時」に食べるからオヤツと言いますが、オンセの場合はアグアルディエンテというお酒がもとになっています。 アグアルディエンテをスペルアウトすると、Aguardienteと11文字。 つまり、夕方に「アグアルディエンテを飲もうぜ!」とストレートに言うかわりに、「オンセにしようぜ!」と言っていたんですね。 但し、この言葉はチリだけで使われ、他南米諸国では使われません。
ちなみに、チリのオンセはボリュームたっぷり。 喫茶店やカフェテリアで「オンセ」を注文すると、ケーキにパン、ハムやチーズ、それに紅茶かコーヒー。 大抵は5時から6時くらいに取るので、ここでたっぷり食べて、夕食を取らない人もいるそうです。 きっと、ダイエットの意味もあるのでしょう。

最後に晩ゴハンについて一言

日本では夕食が1日のメイン。 けれどもチリではあっさりとすませる人が多いようです。 昼たっぷり作ったお料理を暖め直して、また夜にも登場させる家庭も少なくないとか…。
もともとチリ人は料理嫌いが多いので、ちょっと経済に余裕のある家庭は外食や宅配ピザにも走るようです。
私の住むアパートから程遠くないところに、結構高めのレストランが集まっている通りがあります。 平日でも、夜10時頃このあたりを歩くと、結構人が入っているのにびっくり。 そして、レストランの前に駐車してある車と言ったら、ベンツとか、BMWとか、やたら高級な車ばっかりなんですね。
このへんが全国中流階級である日本と大いに違う点なのですが、それについてはまた別の項でふれます。

付け足し・チリで食べる日本食

2002年12月現在、チリでは日本食ブームで、あちこちに日本食レストランができています。 残念ながら、そのほとんどはオーナーがチリ人さんなので、うっかりそういうところでお寿司などを頼むと、味のついていないゴハンに具を包んだ巻き寿司なども登場します。 ですからちゃんと日本人経営の日本食レストランで食べたほうがいいですね…。

日本食をチリで作るにあたっては、韓国人街のパトロナートに2店ほど日本食の材料を販売しているお店があります。 各調味料の他、納豆、豆腐、お漬物やお餅、お菓子、乾麺、アジア系野菜(白菜、にら、大根)など…。 そのうちの1店がビタクラに2号店を出しているので、車があれば2号店の方が便利ですね。 私の希望としては、もう少し日本のインスタントラーメンのバリエーションに力を入れてほしいのですが、韓国店ゆえに韓国ラーメンの種類のほうが豊富です。

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チリの 住まい

チリへ来る前は、とにかく無駄遣いをせずお金を貯めようとしていましたので、住んでいたところは学生向けのワンルームマンション。 布団をしまう押し入れもないほどの狭いスペースに、大柄なテイシュと、女性としては背の高いほうに入るワタシ。 週末も部屋でのんびりする気になどなれず、精神的に酸欠状態になっていました。
そういった意味では、チリでの住居は夢のようです。 これは決して私だけではなく、日本人の誰でもが感じていることに違いありません。 自慢じゃありませんが、ワタシはチリへ来てから4回も引越しをしたために、住居事情には詳しくなってしまいました。

一般的な間取りについて

日本でも、最近はトイレが2つある家やマンションが増えてきていると思いますが、チリではバスルームが2つ以上ついているところが多いのに驚きました。 日本で言うところの、2DK以上の家やマンションですと、大抵はバスタブ付きのバスルームが1つ主寝室にくっついてついており、その他にもう1つバスルームがあります。(念のためですが、トイレもバスルーム内にあります)
ワタシが今住んでいるマンションは、日本で言うところの2K。 バスルームはひとつしかありませんが、これが客嫌いのワタシにはラッキーしています。 というのも、チリ人には、「自分の旅先に知り合いがいれば、旅費節約のためになんとしてでもそこに泊まろうとガンバル」タイプが多いんですね。 いくら夫の友達だといっても、言葉が不自由で、意志疎通に不便を感じるワタシとしては、見知らぬ他人が同じ屋根の下で一夜をすごすというのははなはだ気が重いものなのです。 それがこのマンションに住むようになってからは、「寝室内にしかバスルームがないから」という理由で、大っぴらにこの手の招かれざる客を断れるようになりました。
話が少々脱線致しましたが、間取りとしてはそんなところです。 住居スペースは日本より広く、家賃は3分の1くらいとあって、非常に快適なのですが、サンチアゴで部屋探しをしていて私たちが結構しんどい思いをしたのは、洗濯機を置く場所のあるマンションが意外と少なかったことでした。 部屋数の多いところは知りませんが、2Kや1DKですと、地下にあったり、洗濯やさんと契約して全部お任せするという方法を取るそうです。 それではちょっと不便ですものね。

24時間体制で詰める管理人さん達

ワタシがチリで住んだ5ケ所の内訳は、2ケ所が1戸建て住居、3ケ所がマンションとなります。 日本でも同じだと思いますが、いわゆる「家」に住んでいると、日中あらゆる人がたずねてくるんですね。 電気のメーターを見に来るとか、郵便屋さんはともかく、うっかりドアをあけて困るのが、小さなコドモを連れた物乞い。 それに物売り。 チリでは結構信者を獲得している エホバの証人の勧誘もしばしばありました。 はじめのうちは言葉ができないなりに丁寧にお断りしようと一生懸命だったワタシも、しまいには度胸がついたのか、ドアを開けて相手が用件を言うなり、「ノーグラシアス」
その後マンションに住むようになって驚いたのが管理人サンたちの活躍です。 まず、人数。 マンションの規模によっても違ってきますが、最低3人はいて、交代で24時間体制で詰めています。 それも、「管理人室で待機」しているのではなく、マンションの入り口のところで、ホテルのフロントのごとくどっかりと座っています。 来訪者は、どうしてもこの前を通って入らなければならないというわけです。 ほとんどのマンションは、門の外に部屋毎のインターホンがあるので、ビジターは訪問先と直接コンタクトして玄関の門およびドアを開けてもらうことが出来ますが、今ワタシたちが住んでいるところはさらに厳しく、ビジターはまずベルを押して玄関の門を開けてもらい、建物入った「受付」にいる管理人さんに名前を名乗り、訪問したい部屋を告げなければなりません。 その後管理人さん自らそれぞれの部屋にインターホンで「誰それが来ていますが、どうしますか」と聞いてきます。 部屋に上がってもらいたい人だったら「通してください」と頼むし、立ち話で終わらせたい人だったら、「下に降りていきます」と答えればいいだけです。 これだと物売りさん・宗教関係は事前にお断りしてもらえるわけですから、ワタシのように言葉ができないものにとっては直接ドアベル押されるより安心なんですね。
管理人さんは、郵便の受け取りはもちろん、ごみの世話、マンション内のメインテナンス、すべてに渡ってはるかに日本よりも完璧にやってくれます。 古新聞や古雑誌、瓶などの割れ物なども、階段の踊り場に置いておけば、きちんと片づけてくれます。 現在4人いる管理人さんの中でも一番エライ人なぞは、紳士そのもの。
…無論、みながみなそうという訳ではありませんが。 中にはドロボウさんとぐるになっている管理人もいる、という話もよく聞きます。 「この部屋は旅行中で、1週間誰もいないよ」という情報を流すらしいんですね。
マンション内の廊下や床はいつもピカピカに磨き立てられています。 ワタシの部屋の台所の床の方がよっぽど汚いくらい。 同じ事を感じている住民は決してワタシだけではないはずです。

ごめんなさい。 これまた工事中なんです。

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