2008年3月アルーバ旅行記

数年前にお客様のアルーバ旅行の手配をしてから、いつかは行ってみたいと思っていた憧れの島。 当時はチリからのアクセスはいまいちでしたが、今はボゴタ乗換えのアビアンカ航空が非常に便利になりました。
しばらく住んでみたいと思うような「ONE HAPPY ISLAND」でした…。(アルーバの車のナンバプレートにはそのように書かれています)

<キュラソー島→アルーバへのルート>

キュラソーに5泊した後、今度はいよいよアルーバです。 キュラソー&アルーバ間は、またしてもDAEの45人乗りプロペラ機。 この区間はDAE以外にも小さな航空会社がひんぱんに就航しているようです。 離陸してから「予定飛行時間は22分」とアナウンス。 最短飛行記録更新です! さすがにジュースサービスはありませんでした。

<アルーバに到着>

到着ゲートから出口に出てきたら、真正面に立っている女性が私の名前を書いた紙を持って立っていらっしゃるではないですか。 インターネットで予約した宿、「VILLA SUNFLOWER」の女主人、RIENKEさんです。 まさか迎えに来て下さっているとは思わなかったのでちょっと感動でした。(後でこの送迎はサービスではなく、有料だったことがわかるのですが…)

RIENKEさんは推定年齢55〜65歳。(女性の年齢はわからん) ご主人に先立たれた後、アルーバに住んでいる姪に招待されて遊びに来たところ、たちまちこの地が気に入り、2週間ほどの滞在の間に土地を買うことを決めたそうです。
到着して右も左もわからない私達のために、やや遠回りして宿まで向かってくれました。 アルーバは表向きは独立国となっていますが、オランダの保護をだいぶ受けているそうです。 しかしながら、今でもオランダ領であるキュラソーとは大違い…。 黒人の数が非常に少なく、ラテンやカリブのイメージもなし。 RIENKEさん曰く、「アルーバには過去奴隷制度は存在しなかったの。 だから治安もいいのよ」
オランダ文化というよりは、むしろ米国文化の影響を大きく受けているように思えます。 左手に広がるパームビーチには大手の豪華ホテルチェーンがずらりと並び、右側はレストランにファーストフードショップ。
キュラソーがひなびた味わいを残しているのに対し、アルーバはまさにビーチリゾートの最先端を行っている感じでした。 空港でもらってきた無料の観光パンフセットにも、サンセットクルーズやダイビング、潜水艦、ヨット、4WDによる島内探検、数々のモーターマリンスポーツが紹介され、レストランやパブなどもずらり。 ゴルフにショッピング、なんでも来いという感じです。

<アルーバでの滞在>

VILLA SUNFLOWER。 RIENKEさんによると、2人用が4室+1人用の部屋が2室のこじんまりとしたペンションみたいな感じです。 ペンションと違うのは、部屋毎にキッチンが付いていること。 戸棚をのぞいたら、数々の調味料の他、缶詰やらインスタントヌードルが…。 宿泊客が置いていったものをそのまま残しているので、遠慮なく使ってよいとのことでした。 調味料と油は非常にありがたいです! キュラソーで買ったおしょうゆはちゃんと持ってきましたが、基本調味料やオイルを持って移動するのは大変なので…。 バスルームやトイレも非常に清潔で、ここにも歴代の前泊者が残していったらしいシャンプーやらリンスがどっさりありました。 宿泊料金は、税込みで1泊85ドル。 アルーバでは感動的なお値段です!

RIENKEさんから、一つだけお願いがあると言われました。 アルーバは非常に水が高いので、庭にまく水などは下水を濾過して使っているとのこと。 従って、使用したトイレットペーパーは流さずにゴミ箱に捨てて欲しい…。 これはかなりショックでしたが、そのようにしなければなりません…。

アルーバの水道水は、海水を濾過して作っているそうです。 その技術は世界でもトップクラス、子供が飲んでも絶対平気だしおいしいから、ミネラルウオーターなんて買わないで、ぜひ水道水を飲みなさいとのこと。 水が変わるとお腹をこわす私ですが、そこまでおっしゃるのならと水道水を飲んでみたら、…確かにウマイ! へたなミネラルウオーターなんかよりもずっと柔らかい味でおいしい。 その後いくつかのレストランで食事をする際、大抵のところで氷をたっぷり入れたおひやを出してくれることを知りました。 水が自慢なんですね…。

子供が大きなイグアナを見ておびえていました。さて、RIENKEさんからひとしきりアドバイスを頂いた後に、パームビーチへ出かけました。 宿からは近道を通って徒歩5分。 マリオットホテルの脇道からビーチへ抜けます。 キュラソーはこじんまりしたビーチがぷつぷつ切れていましたが、ここのパームビーチは長く、広々としており、ホテルがぎっしりと立ち並んでいました。 マリオットチェーンだけでも3種類、そしてホリデイイン、ハイアット、オキシデンタル、リウパレス、ウエスティン…。 しかし、全食事込みプランをやっているホテルは限られているようで、例えばパームビーチのホテルでしたら、ホリデイイン、オキシデンタル、リウパレスだけ…。 そのせいか、ビーチと反対側の国道沿いにはずらっとレストランが立ち並んでいました。 ちなみに写真はホリデイインホテルのプールサイドをのこのこ歩いていたイグアナちゃんです。

うちのテイシュにとってラッキーだったのは、ウインドサーフショップがすぐ側にあったことです。 料金を聞いてやや引きつってはいましたけれど。 私は私で、アルーバの海の色の美しさに大感動でした。 キュラソーもきれいでしたが、こちらはさらにクリーミーな青さ。 ビーチもさらさらの砂浜で、裸足で歩けます。 この日はマリオット付属のビーチ前カフェでカクテルなどを飲みつつ、サンセットを楽しみました。

<アルーバのビーチと観光>

翌朝は散歩がてら、朝食食べ放題レストランへ出かけました。 料金は確か一人あたり12ドルくらいだったかと思います。 アルーバは食事プランのついていないホテルが多いせいか、朝から朝食サービスをしているレストランも多いようです。

食べながら今後の予定を相談。 パームビーチでのんびり泳ぐのもいいですけれど、数日はレンタカーを借りて島内探検もしたいですし。 幸いにもアメリカの影響が強いだけあって、レンタカー代はそれほど高くはない模様。 しかし最初に行ったエイビスでは予約いっぱいと断られ、バジェットでも断られ…。 ようやくトヨタで空きを発見。 ちょっと高めでしたがここでぐずぐずしてなくなったら大変と翌日から2日間予約をしました。 1日あたり48ドルだったかと思います。

一旦宿に戻って水着に着替えてビーチへ。 遠浅で波もほとんどなく、のんびり泳ぐにはうってつけのビーチです。 テイシュは途中から「風が出てきた」とウインドサーフに切り替え。 ヤツは、島の北方へウインドサーフで移動し、「大きな亀を3匹見た!」と興奮しきって戻ってきました。 アルーバでは運がよいと亀も見れるんですよね。

3日目はレンタカーに水着やタオルを積んで、島内探検へ。 まずは朝一番にバタフライファームへ行きました。 RIENKEさん曰く、「一度入場料を払ったら何度でも繰り返して行けるから、早めに行っておいたほうがいいわ。 とってもいいところだから…」
ちなみに「朝早い方が活発に飛んでいる」とのこと。 行ってみたら、想像よりもはるかに楽しいところでした。 色とりどりの蝶々がひらひらと飛んでいて、別世界に来たような光景。 写真を撮っているテイシュの肩にふわっととまる子もいて、とてもかわいらしかったです。 園内の花の蜜を吸ったり、あちこちに置かれている果物の果汁を吸ったり…。 ガイドさん曰く、午後になると果物が発酵し、アルコール分を含んでくるために、蝶々が酔っ払ってふらふらと飛ぶようになるそうです。
蝶々の写真をスライドショーでお楽しみ下さい!(ビデオカメラからの映像なので、あまりきれいではありませんが…)

バタフライファームの後は、アルーバの中心、オランヘスタッドまで行ってみました。 かわいらしい建物におみやげ物屋さん。 ルネッサンスホテルのアーケイドへ行ってみたら、海岸沿いを大きなイグアナが闊歩。 カジノにレストラン街。 キュラソーと同様、この島も免税宝石屋さんだらけです。 宝石には縁も興味もない私なので、そこは素通りしましたが。 本屋さんを探したのですが、ここでもそういったお店はありませんでした。(この島に生息する海の生物に関する本を買いたかったです) 尚、パームビーチからオランヘスタッドへは市内バスがひんぱんに通っています。 初めての観光客にもわかりやすい上、アルーバのもう一つのホテルエリアであるイーグルビーチも通るので、手軽に車窓風景を楽しめます。 バス代は…忘れました。 往復分買うとちょっとだけ安くなります。
帰りがけにスーパーへ。 キュラソーと同じく、ここも全部輸入されているのでしょうが、食材は豊富。 一般的に高いですねえ…。 トロピカルフルーツなんていくらでもとれそうなのに、そういうものも気軽に買えないようなお値段です。 テイシュ曰く、雨があまり降らなさそうだし、水も高いから、農業やろうという人はいないんじゃないか?
確かにそうかもしれません。 観光と石油精製業だけで十分にやっていけるのかもしれませんね…。

一匹狼的なハコフグ。 いつも1人で泳いでいますアルーバのビーチ。 レンタカーを借りていた3日間(1日延長しました)、あちこち行ってみましたが、一番私が気に入ったのはベイビー・ビーチです。 島の南端にあるために足がないと行きにくいかもしれませんが、白い砂浜で遠浅。 一部岩の多いところがあり、ここに魚がぞろぞろいました。 私の大好きなハコフグちゃんも♪
RIENKEさんは「ベイビービーチは最近人が多すぎて」と言っていらっしゃいましたが、確かに魚が多くいるポイントは狭いので、30人も一斉にもぐっていたらちょっとしんどいかもしれません…。 彼女のお勧めは北部のアラシ・ビーチ。 ここも魚はいっぱいいましたが、すぐ深くなってしまうので、子供や私のように足のたたないところは怖いという人間には向かないところでした。

島のメインビーチは、やはり先にも書いたパームビーチです。 広々として本当に気持ちがいいところです。 ビーチベッドがずらりと並び(レンタル料金1日20ドル)、あちこちにカフェテリアがあり、マリンスポーツやサンセットクルーズなどを申し込めるお店もあり、子供用には貸し浮き輪etc…。 ファミリーには安全この上ないところかと思います。

<アルーバの夜>

アルーバでは自炊はほどほどにし(1日遊ぶと疲れて…)、晩ご飯は外で食べることが多くなりました。 値段もまあまあでおいしかったのは、TANGO PARILLA ARGENTINAというレストラン。 アルーバまで行って何もアルゼンチン料理屋に入らなくてもと思うかもしれませんが、アメリカ系レストランに行くと、あの甘ったるいバーベキューソースを塗ったスペアリブが主体になってしまうので…。 TANGO PARILLA ARGENTINAは「EARLY BIRD メニュー」があり、19時までに入店すると、ツーリスト用のコースメニューが25ドルで食べられます。 前菜にサラダ、メインにはステーキを頼んだのですが、サラダは新鮮な野菜どっさりでしたし、ステーキはあっさりした塩・胡椒味で焼き加減上々、つけ合わせにはサワークリームをたっぷり載せたベイクドポテト、ブロッコリー、茹でとうもろこしがついており、ボリュームたっぷりでした。 うちのテイシュはよせばいいのにバーベキューソースこてこてスペアリブを選んで後悔していましたが。

キュラソーの中華の味が忘れられず、チャイニーズレストランにも行ってみました。 広々としたレストランでメインビーチにも近いのに、店内にお客さんが全くいない…。 初めてのお店は量がわからないので、野菜物1品、スペアリブ、それにチャーハンを注文したら、なぜか4皿運ばれてきました。 お肉やらハムやらを揚げたてんこ盛りのお皿があったので、「これは頼んでいないけれど」と言ったら、「それはチャーハンについているオカズ」とのこと。 ただでさえ一皿あたりの量が多いのに、この1皿が加わって、ものすごい迫力…。 最初の印象とは違って、味はなかなか良かったし、値段も思ったより安かったです。(しかしいくらだったか覚えていない) 大量に残したものはしっかりお持ち帰りにしてもらい、翌日の昼ご飯に致しました。
ちなみにこの島にも中国系の方は多そうです。 島の南方にあるベイビービーチへ行く途中、中華名の入った大きいスーパーを何軒も見かけましたし、キュラソーでも見かけた怪しげなテイクアウトのお店が南部にはちらほらありました。

ホリデイイン前のMOONBA BEACH BARは、テイシュがライブ演奏を気に入ったので2回行きましたが、味は普通。 おまけに値段も高めだし…。 ビーチ前にもテーブルを山ほど出していましたが、キッチンやウエイターさんのキャパがいまいちで、恐ろしく待たされました。 海老のガーリックソテーはとてもおいしかったですけれど、ベークドポテトを持ってくるのを忘れるし。 ロケーションは最高でしたが、私には今ひとつ居心地悪かったです。

アルーバの夜と言えば、カジノ。 各ホテル毎にそれぞれカジノがついているんじゃないか…と思うくらいたくさんありました。 私は小額で長く遊びたい人なので、町の中心のルネッサンスホテルに付属しているカジノが一番良かったです。 機械のポーカーゲーム1回あたりの代金が確か5セントでした。 これがパームビーチ近辺のホテル付属のカジノですと、25セントになるんですよね…。

もうひとつ楽しかったのが、ホリデイイン前のガレリア中庭の噴水ショー。 毎晩やっているのかどうかはわかりませんが、待ってでも見る価値アリかと思います。 光と音楽の中でのショーは見ごたえありました。 ガキんちょがバタバタ走っているのは許せませんでしたが…。

<というわけで>

アルーバを発つのは非常につらかったです。 ここは本当に素敵な島でした。 願わくば、もう少し物価が安ければいいんですけれども。 ある程度、散財覚悟で行かねば楽しめないところですね。




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