曳船58号型
YT−58 class

(写真上)横浜港内で撮影した曳船66号

海上自衛隊の主力港内曳船

曳船58号型は海上自衛隊の現有主力曳船(タグボート)で大型艦船の出入港の支援にあたる第1種支援船に属する。
推進器はシュラウド・リング付き全周旋回プロペラを装備、優れた操縦性を誇る。 放水銃も装備し消火任務にもあたる。ネームシップの58号は昭和53年(1978年)10月に竣工しており以後、多数の姉妹船が 建造され主として地方隊の港務隊に配備されている。最近では煙突を廃止し舷外排気とした95号、96号、97号も竣工している。 曳船をはじめとする支援船は護衛艦や潜水艦、航空機に比べると地味な存在ではある。しかし、支援船の地道な任務がなければ大型の 護衛艦も行動する事が出来ない。海自の任務は曳船をはじめとした支援船に支えられている、と言っても差し支えない。

(写真右)後甲板には門型をした曳航用フックが装備されている。
写真では両舷に防舷材を抱えて航行している。

曳船は操舵室からの視界確保を重視した設計である。船型全体のイメージは民間のタグボートと大差ないが58号型は海洋汚染防止の 観点から煙突を有している。

※福島第1原発事故で出動した曳船79号

福島原発事故に伴う消化作業でアメリカ海軍提供のバージ船を原発岸壁に接岸させる任務で横須賀港務隊の曳船79号が参加した。

福島原発事故で出動した曳船79号に関する朝雲新聞の記事

(写真左)放水及び洗浄を行う曳船74号
横須賀基地でのデモンストレーションの様子

(写真下)曳船68号を前部から撮影
前甲板には後進曳航用のロープ・ウインチとビットが装備されている。
操舵室天蓋には作業時の視界を確保する為の窓が設置されている。また放水銃2基も見える。


基準排水量 260t
全長 28.40m
幅 8.60m
深さ 3.50m
喫水 2.50m
主機/軸数 ディーゼル2基(搭載主機:ニイガタ6L25BX)/2軸
出力 1.800馬力
速力 11ノット

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