給油艦「ヘンリー・J・カイザー」級
T−AO HENRY J.KAISER class

(写真上)横浜ノースドックに接岸停泊中の「ペコス」

※アメリカ海軍の主力給油艦

「ヘンリー J.カイザー」級は「シマロン」級の拡大改良型として建造した艦隊給油艦であり現在アメリカ海軍の主力給油艦となっている。
本クラスは「シマロン」級の艦型配置を継承しておりアイランドは艦後部に纏めて設けられている。ヘリコプター甲板を有し ヴァートレップ(ヘリによる輸送)は可能であるがヘリコプター用格納庫を有していない点も同じである。「シマロン」級など往来の給油艦が主機に蒸気タービンを 使用していたのに対して本クラスはアメリカ海軍の給油艦として初めてディーゼル機関を採用した。本クラスは艦艇や航空機燃料を給油するのが主任務であるが 燃料搭載量は「シマロン」級の19.100立方メートルに対して28.600立方メートルと大幅に増加している。少量ではあるが ドライ・カーゴの搭載も可能。給油用ステーションは艦橋からの前方視界を考慮したモノポール型を採用し5箇所(右舷3、左舷2)設置されている。

※運用は軍事海上輸送司令部MSCが行っている。

本クラスは軍事海上輸送司令部MSCでの配備・運航が前提で計画されており建造価格を押さえる為に商船規則で建造されている。乗員も民間人主体であり 最近では居住性の改善が実施されている。通常は非武装であるが必要に応じて20mmCIWSの搭載が考慮されている。

(写真左)後方から見た「ペコス」
前方視界を考慮したモノポール型ステーションを採用、艦橋部には居住区間が増設されている。

ヘンリー J.カイザーT−AO−187  1986年12月竣工
ジョシュア・ハンフレンズT−A0−188  1987年4月竣工 1996年1月退役 2005年再就役
ジョン・レントールT−AO−189  1987年6月竣工
アンドリュー J.ヒギンズT−A0−190  1987年10月竣工 1996年予備役編入 チリ海軍に売却
ベンジャミン・イシャーウッドT−AO−191  建造キャンセル
ヘンリー・エクフォードT−AO−192  建造キャンセル
ウォルター S.ディールT−AO−193  1988年9月竣工
ジョン・エリクソンT−AO−194  1991年3月竣工
ルロイ・グラマンT−AO−195  1989年8月竣工
カナワT−AO−196  1991年12月竣工
ペコスT−AO−197  1990年7月竣工
ビッグ・ホーンT−AO−198  1992年7月竣工
ティペカノーT−AO−199  1993年3月竣工
グアダルーベT−AO−200  1992年12月竣工
パタクスントT−AO−201  1995年6月竣工
ユーコンT−AO−202  1993年12月竣工
ララミーT−AO−203  1996年4月竣工
ラパハノックT−AO−204  1995年11月竣工
※T−AO−201、203、204の3隻はダブル・ハル(二重船殻構造)船。

満載排水量 40.700t(ダブル・ハル船は41.225t)
全長 206.5m
幅 29.7m
喫水10.9m
主機/軸数 ディーゼル2基/2軸
出力 34.422馬力
速力 20ノット
乗員 104名(民間人81名、海軍軍人23名)

目次へ

海鷲の末裔

ハセガワ1/350 アメリカ海軍 護衛空母 CVE-73 ガンビア ベイ

ハセガワ1/350 アメリカ海軍 護衛空母 CVE-73 ガンビア ベイ



20%OFF ミリタリーデッキジャケット HOUSTON ヒューストン 米海...