偵察機RF−4EJ
MITSUBISHI RF−4EJ

(写真上)百里基地で撮影した(57-6371)
この機体は通常迷彩

RF−4EJはRF−4Eと併用して運用するための偵察機として戦闘機F−4EJを改造した機体である。
航空自衛隊では旧式化したRF−86Fの後継として昭和47年度予算でRF−4Eを調達、機体は49〜50年度に取得され空自唯一の偵察飛行隊である 第501飛行隊に配備して運用しているが調達機数が14機と少なく偵察機の増勢を求める声は大きかった。そこでF−4EJのうち能力向上計画で改修される 機体以外の中から17機を偵察機に改造する案が実行されることになった。 改造計画は平成4年度(1992年度)に決定され、最終的に15機がRF−4EJに改造された(当初計画の17機改造は未達成)。
当初から偵察機として製造されたRF−4Eと戦闘機から改造されたRF−4EJは運用特性が異なっている。RF−4Eは非武装であるが RF−4EJは戦闘機時代の火器管制レーダーAN/APQ−120、20mmバルカン砲がそのまま搭載されており AIM−9L「サイドワインダー」の運用能力も往来のままで敵機との空戦も可能(偵察機は空戦を想定した訓練時間が少ないなど戦闘機に比べて 極めて限定的能力ではあるが・・・、レーダー誘導「スパロー」の運用能力は失われていると言われる)となっている。なお、RF−4Eは火器管制レーダーで はなく前方監視レーダーAN/APQ−99を搭載している。 一方、RF−4EJはRF−4Eのように偵察機材を機体に内蔵しておらず偵察ポッドを胴体下に携行する方式を採用している。 RF−4EJ用の偵察ポッドは以下の3種類がある。

@戦術偵察ポッドTAC・・・・・・・・低高度、高高度、夜間暗視用赤外線の3種類のカメラを内蔵
A長距離偵察ポッドLOROP・・・・長距離斜め撮影カメラを内蔵
B戦術電子偵察ポッドTACER・・各種レーダー等の電波源を探知しその位置を評定する

RF−4EJはRF−4Eと共に全機が百里基地の第501飛行隊に配備されている。
全機に迷彩塗装が施されているが迷彩パターンは複数ある。

(写真左)百里基地で地上滑走する(77-6392)
この機体はヨーロピアン風迷彩を施している。

(写真左)(57-6371)の機首部
RF−4EJの機首部下部には20mmバルカン砲が装備されており外観はF−4EJと変らない。 偵察機材は偵察ポッドを機外携行する形式なのでRF−4Eの様な機首部の偵察カメラ窓はない。

製作
・機体:三菱重工
・エンジン:石川島播磨重工
全幅11.71m
全長19.20m
全高5.01m
自重14.470s
最大離陸重量26.310s
エンジン:アフターバーナー付きターボ・ジェット・エンジン×2(搭載エンジン:J79−IHI−17A)
推力:8.120s(アフターバーナー使用時)×2
最大速度2.2マッハ
航続距離2.900km
乗員2名

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