巡視艇「むらくも」型
PC MURAKUMO class

(写真上)横浜大黒沖で撮影した「ゆきぐも」
前甲板に12.7mm単装機銃が装備されている。平成23年2月21日、解役された

1970年代後半から我が国でも本格的に整備が始まった新海洋秩序体制における領海警備を主任務とするPC型巡視艇として量産された のが「むらくも」型である。
武装は12.7mm単装機銃で公称船型は30m型巡視艇。領海警備を主任務としているので高速性が重視された設計である。船体の軽量化のために 軽合金が使用されているが船体強度には特に留意された。本クラスは最高速力30ノットを発揮出来るが70年代設計の海保船舶としては最高レベルの速力であった。 甲板室前部には操舵室、操舵室後方には乗員室と調理室が設置されている。「むらくも」型は昭和52年度計画から57年度計画にかけて 23隻が建造されたが最近では老朽化が進行しており初期建造船から解役されるものが出ている。

(写真左)横浜港内で撮影した「たつぐも」
既に解役されている。

 
むらくもPC−201 昭和52年度計画 三菱重工下関造船所 平成14年8月3日解役
きたぐもPC−202 昭和52年度計画 日立造船神奈川工場 平成23年2月21日解役
ゆきぐもPC−203 昭和52年度補正計画 日立造船神奈川工場  平成23年2月21日解役
あさぐもPC−204 昭和52年度補正計画 三菱重工下関造船所 平成17年2月12日解役
はやぐもPC−205 昭和53年度計画   三菱重工下関造船所 平成18年3月12日解役
あきぐもPC−206 昭和53年度計画   日立造船神奈川工場 平成20年2月21日解役
やえぐもPC−207 昭和53年度計画   三菱重工下関造船所 平成20年2月15日解役
なつぐもPC−208 昭和53年度計画   日立造船神奈川工場 平成20年2月15日解役
やまぎりPC−209 昭和53年度補正計画 日立造船神奈川工場 平成21年3月2日解役
かわぎりPC−210 昭和53年度補正計画 日立造船神奈川工場 平成24年2月21日解役
とさぎり(旧びざん、旧てるづき)PC−211 昭和53年度補正計画 三菱重工下関造船所 平成24年2月17日解役
なつづきPC−212 昭和53年度計画 三菱重工下関造船所 平成21年3月20日解役
みやづきPC−213 昭和54年度計画 日立造船神奈川工場 平成18年3月12日解役
にじぐもPC−214 昭和55年度計画 三菱重工下関造船所 平成21年3月19日解役
たつぐもPC−215 昭和55年度計画 三菱重工下関造船所 平成21年2月20日解役
いせゆき(旧はまゆき)PC−216 昭和55年度計画 日立造船神奈川工場
いそなみPC−217 昭和55年度計画 三菱重工下関造船所
なごづきPC−218 昭和55年度計画 日立造船神奈川工場
やえづきPC−219 昭和55年度計画 日立造船神奈川工場
はまゆき(旧やまゆき)PC−220 昭和56年度計画 日立造船神奈川工場
こまゆきPC−221 昭和56年度計画 三菱重工下関造船所 平成23年2月24日解役
うみぎりPC−222 昭和57年度計画 日立造船神奈川工場
あそぎりPC−223 昭和57年度計画 三菱重工下関造船所

総トン数 149t(旧)
満載排水量 85t
船質 軽合金
船型 V型
航行区域 沿海
全長 31.0m
幅 6.3m
深さ 3.4m
喫水(計画満載)1.18m
主機/軸数 ディーゼル2基(搭載主機:ライセンスMTU16V652型)/2軸
出力 4.400馬力
最高速力 30ノット
常用速力 28ノット
航続距離 350浬
兵装
・12.7mm単装機銃1基
最大搭載人員 10名

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