(写真上)浦賀水道を航行中の測量船「拓洋」
新海洋秩序時代の到来に伴い海上保安庁も日本近海や西太平洋での各種海洋調査や測量業務が大幅に増加した。
これらの任務に対応するために航路標識測定船「つしま」をタイプシップとして建造されたのが測量船「拓洋」である。
「拓洋」は平成10年にHL−01「昭洋」が竣工するまで海保最大の測量船であった。
後部マスト後方には海保測量船の標準装備とも言うべき減揺水槽が設けられている。
※「拓洋」が装備する主要観測装置
位置測定関係・複合測位装置、電波測位機
海底地形関係・ナローマルチビーム測深機、精密浅海面用測深機
地質構造関係・深海用音波探査装置、表層探査装置
波浪関係・船用波浪計
海流関係・偏位流速自動測定装置、超音波流速計
水温塩分関係・XBT(投下式水深水温計)
水質関係・オートアナライザー、蛍光光度計
重力地磁気関係・海上重力計、海上磁力計
※小型測量船「じんべい」の母船任務も行う
「拓洋」は竣工時には12m型測量艇を2隻搭載していたが、現在では1隻を降ろし無人操縦可能な小型測量船「じんべい」を搭載して 母船としての任務もこなしている。
(写真左)「拓洋」左舷側中央部付近
2隻の搭載艇のうち後方に見えるのが小型測量船「じんべい」
(写真下)「拓洋」右舷側に搭載されている12m型測量艇
| 拓洋 | HL−02 | 昭和56年度計画 日本鋼管鶴見造船所 | 昭和58年8月31日竣工 |
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総トン数 2.481t
常備排水量 3.370t
船質 鋼
全長 96.0m
幅 14.2m
深さ 7.3m
喫水 5.5m
主機/軸数 ディーゼル2基/2軸
出力 5.200馬力
速力 17.7ノット
航続距離 12.000浬
最大搭載人員 61名
海鷲の末裔