戦闘攻撃機FA−18E「スーパーホーネット」 @
Boeing FA−18E Super Hornet No.1

(写真上)厚木基地で撮影したFA−18E

アメリカ海軍空母航空団の主力戦闘攻撃機FAー18ファミリー

アメリカ海軍では80年代後半から90年代前半にかけて攻撃機A−6「イントルーダー」の後継機となる次期艦上攻撃機A−12「アヴェンジャーU」の 開発計画を進めていた。しかし、冷戦終結などの影響を受けた国防予算減額の流れによりA−12開発計画は中止となった。
そこで海軍が目を付けたのはマクドネルダグラス社が計画を進めていたFA−18の海外輸出型である「ホーネット2000」であった。「ホーネット2000」 はFA−18に比べて機体や主翼が大型化され新型エンジンの搭載が予定されていた。「ホーネット2000」は結局、海外で採用されなかったが同計画をベース としたFA−18E/F「スーパーホーネット」としてアメリカ海軍によって採用される事になった。FA−18の原型であるYF−17は空軍の軽量型戦闘機計画で F−16に敗れ去ったがアメリカ海軍により救われた。 そして再びアメリカ海軍がFA−18を救ったのである。FA−18E/Fは第4.5世代に属する機体であり現在のアメリカ海軍航空の主力の座を占めている。 空母艦載を前提としておりアメリカ海軍以外で採用したのはオーストラリア空軍のみ(複座型のF型)であるがマルチロールファイターとしては十分な 性能を持つと評価出来よう。 現代軍用機で最も重視されるステルス性も改善されレーダー断面積RCSもFA−18より相当向上している。FA−18E及び複座型のFA−18Fは在来型 FA−18との共通部分は1割程度とされており世代の異なる別の機体、と評価する向きが多い。逆に言えばFA−18が将来への発展性を十分に有していた 合理的設計であった、と言う事であろうか。
第5世代のF−35の開発が遅延している現状では当面のアメリカ海軍の活動はFA−18Eの双肩にかかっている。海軍型F−35Cが部隊配備になっても FA−18Eは今後相当長期間に渡り運用されるであろう。なお、エンジンはGE製のF414が新規開発される 事となった。F414はアフターバーナ使用時の推力が97.9kNとFA−18A〜Dが搭載しているF404の78.3kNを大幅に上回っている。 量産初号機は1998年12月に納入されている。


「ジョージ・ワシントン」に搭載される第5空母航空団の戦闘攻撃飛行隊は全てFA−18E/Fに機種統合されている。

(写真左)着陸態勢のFA−18E
横須賀を事実上の母港とする空母「ジョージ・ワシントン」に搭載される第5空母航空団の4個戦闘攻撃飛行隊はFA−18E/Fに機種統合されている。

FA−18E/Fの火器管制レーダーはFA−18用のAN/APG−65の改良型であるAN/APG−73が装備されている。
マルチロールファイターであるFA−18E/Fは空対空、空対地、空対艦の各種兵器の運用が可能である。 2005年度会計予算調達分以降の機体は旧ソ連軍が開発した空対空ミサイルR−73に対抗する為に開発されたAIM−9Xの運用能力を付与されている。

(写真右)後方から見たFA−18E
厚木基地で撮影した第27戦闘攻撃飛行隊「ロイアルメイス」所属機だが「キティ・ホーク」時代のもの。 FA−18と比べて主翼や尾翼の面積が拡大している。

(写真右)岩国基地で撮影したFA−18E
FA−18Eはステルス性の向上にも留意された設計である。エア・インテークもFA−18の円形から角型デザインに変更されている。

依然としてアメリカ海軍航空の中核である「スーパーホーネット」

FA−18E/Fは能力向上が続けられており2005年度会計予算調達分からはブロック2、2010年度会計予算調達分からはブロック2+が導入される。 今後のF−35開発計画の遅延状況によってはFA−18E/Fの追加生産の可能性も示唆されているようだ。アメリカ海軍の空母航空団は在来型FA−18と FA−18E/Fとの混成が基本だが日本に常駐する「ジョージ・ワシントン」に搭載されている第5空母航空団の戦闘攻撃飛行隊はFA−18E/Fに機種統合されており 極めて強力な打撃力を有している。
なお、航空自衛隊次期戦闘機FXはロッキード・マーティン製F−35「ライトニングU」に決定したがFA−18E/Fはユーロファイター「タイフーン」と共に F−Xの最終候補にも残っていた。ボーイング社はFA−18E/F の将来輸出型として「スーパーホーネット・インターナショナル・ロードマップ」と呼ばれる改良型を提案している。これはエンジン推力強化や次世代型コクピット、 ステルス性を高めた密閉式兵器ポットを装備するものでF−35の開発進捗如何では採用国が現れるかもしれない。


ボーイング社公式サイト

製作
・機体:ボーイング
・エンジン:ジェネラル・エレクトリック
全幅 13.62メートル(翼端ミサイル含む)
主翼折り畳み時の全幅 9.94m
全長 18.38m
最大離陸重量 29.938s
エンジン アフタバーナー付きターボファン・ジェット×2(搭載エンジン:GE製F414−GE−400)
エンジン推力 97.9kN(アフタバーナー使用時)×2
最大水平速度1.8マッハ
固定武装
・20mm機関砲M61A1
機外兵装搭載能力
・爆弾等 約8t
乗員1名

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海鷲の末裔

★【ホーガンウィングス】FA-18Eアメリカ海軍 VFA-27 ロイヤルメイセス NF211 ロービジ1/200HO6221

★【ホーガンウィングス】FA-18Eアメリカ海軍 VFA-27 ロイヤルメイセス NF211 ロービジ1/200HO6221