
(写真上)呉基地で撮影した「くろべ」
艦橋天蓋に見えるレドームはミサイル追跡アンテナ用
昭和61年度計画艦「くろべ」は「あづま」に次ぐ海上自衛隊2隻目の訓練支援艦である。
対空射撃訓練の支援を主任務とする。専用の訓練支援艦を新造するのは世界的にも珍しい。海自の訓練重視の姿勢を示す艦種である。
※初の訓練支援艦「あづま」
「あづま」は3次防中の昭和42年度計画で建造され44年11月に竣工した海自初の訓練支援艦である。それまでの対空射撃訓練は護衛艦から無人低速標的機を 飛ばしていたがミサイル時代に対応した訓練を行う必要から無人高速標的機の使用を前提とした専用の訓練支援艦が建造されたのである。「あづま」は BQM−34M「ファイアビー」を搭載して対空射撃訓練に従事したが「あづま」は76mm単装砲、単魚雷落射機やソナーを備え他艦への補給能力も備えていた。 平成11年5月除籍
※「くろべ」の特徴
「くろべ」は高速標的機BQM−34AJ改を4機、高速無人標的機BQM−74E(チャカV)を4機、計8機搭載している。 このうち塔型マストに装備された国産フェーズド・アレイ・レーダーにより4機の標的機を同時運用出来る。本艦は護衛艦から発射されたミサイルに対する評価装置を 有しており艦橋天蓋にはミサイル追跡用アンテナが装着されている。後部甲板は標的機発射とヘリコプター発着艦を兼用している。上甲板中央部にはBQM−34AJ改 、第3甲板にはチャカ用の格納庫が設置されている。煙突は並列2本式で塔型マストと共に本艦の外観上の特徴となっている。なお、「くろべ」は対潜兵装や補給 能力は有していない。
| くろべ | ATS−4202 昭和61年度計画 日本鋼管鶴見工場 平成元年3月23日竣工 |
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基準排水量2.200t
満載排水量2.550t
全長101.0m
幅16.5m
幅16.5m
深さ8.5m
喫水4.0m
主機/軸数:ディーゼル4基(搭載主機:富士8L27.5XF)/2軸
出力:9.100馬力
速力20ノット
兵装
・76mm単装砲1基、高速標的機8、艦上評価装置一式
乗員155名