多用途支援艦「ひうち」型
AMS HIUCHI class

(写真上)横須賀沖で撮影した「すおう」

特務艇81号型の後継艦として建造された、大型曳船としても使用され海自最大級艦艇の曳航も可能

燧 周防 天草 玄海 遠州
海上自衛隊では水上艦艇の訓練支援や救難任務など多用な任務に従事する多目的支援船として昭和42年度から特務艇81号型 (当初は支援船に分類)を5隻建造した。
81号型は小回りも効く利便な船で各種任務で重宝されたが老朽化が進行した為、これを更新する目的で計画されたのが多用途支援艦「ひうち」 型である。ネームシップの「ひうち」は平成11年度予算で建造された。「ひうち」型は81号型より大幅に性能を向上させており訓練支援や救難の他、 輸送や大型艦艇の曳航任務も行う事が出来る。 主任務である訓練支援では自走式水上標的「バラクーダ」を運用し水上艦艇の射撃訓練支援に当たる外、艦艇や航空機から発射された 訓練用魚雷の回収などを行う。

(写真左)ネームシップの「ひうち」
舞鶴基地北吸桟橋にて撮影

(写真左)横浜港内で撮影した「えんしゅう」
「ひうち」型は5隻建造された。4番艦「げんかい」、5番艦「えんしゅう」は各部が改良されており潜水艦に対する 訓練支援能力が向上している。「ひうち」型は大きな曳航能力を有している。
他国の航洋曳船に相当する存在と言えよう。

(写真左)
横須賀港吉倉地区で撮影した「えんしゅう」

後甲板は広い作業甲板になっており「バラクーダ」2基を搭載可能。また、輸送任務時にはここに物資等を搭載する。 「ひうち」型は曳航能力も強大で護衛艦「ひゅうが」型や補給艦「ましゅう」型の曳航も可能になっている。なお、ネームシップと2番艦以降は主機の型式が 異なっている。

自走式水上標的「バラクーダ」。写真は有人操作の状態であるが母艦からの無線誘導も可能。複合型船体である。

ひうちAMS−4301  平成11年度計画 鋼管鶴見 平成14年3月27日竣工
すおうAMS−4302  平成13年度計画 ユニバーサル京浜 平成16年3月16日竣工
あまくさAMS−4303  平成13年度計画 ユニバーサル京浜 平成16年3月16日竣工
げんかいAMS−4304  平成17年度計画 ユニバーサル京浜 平成20年2月20日竣工
えんしゅうAMS−4305  平成17年度計画 ユニバーサル京浜 平成20年2月20日竣工

基準排水量 980t
満載排水量 1.400t
全長 65.0m
幅 12.0m
深さ 5.8m
喫水 3.5m
主機/軸数:ディーゼル2基(搭載主機「ひうち」:新潟6MG28HX,「すおう」、「あまくさ」:ダイハツ6NSD−G、「げんかい」、 「えんしゅう」:ダイハツ6DK28)/2軸
出力 5.000馬力
速力 15ノット
乗員 40名

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海鷲の末裔

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