
アメリカ海軍では1960年代以降、原子力潜水艦の大幅な増強を開始したが計画当初から攻撃型原潜専用の潜水艦母艦として建造された
のが「L.Y.スピア」級である。
このクラスは駆逐艦母艦「サミュエル・ゴンパース」級と船体などがファミリー化されており運用や維持の面での効率化が図られている。
母艦らしく高い乾舷を持ち艦内容積は大きく潜水艦や装備品に対する修理・メンテナンスを行う為の工場が設置され多数の工作機械が
搭載されている。また、潜水艦に補給する各種武器や糧食その他の消耗品なども搭載されている。艦内には潜水艦乗員の為の医療区画や休養設備も
備えられている。これら大型の潜水艦母艦の存在は米海軍原潜部隊の作戦範囲の広大さを実感させる。
高い乾舷が母艦である事を物語る。
このクラスは同時に4隻の攻撃型原潜に対する横付け支援を行う事が出来る。艦尾にはヘリ発着甲板を有しヴァートレップが可能であるがヘリ格納庫は持っていない。
「L.Y.スピア」級は1970年から81年にかけて5隻建造されたが現役に残っているのは2隻となっている。なお、3番艦の「エモリー・S・ランド」 以降の3隻は「ロサンゼルス」級原潜専用の母艦として建造された。
| L・Y・スピア | AS−36 1970年竣工 1996年退役 |
|---|---|
| ディクソン | AS−37 1971年 1995年退役 |
| AS−38 建造中止 | |
| エモリー・S・ランド | AS−39 1979年竣工 |
| フランク・ケーブル | AS−40 1980年竣工 |
| マッキ | AS−41 1981年竣工 1999年退役 |
基準排水量13.840t
満載排水量23.493t
全長196.2m
幅25.9m
喫水8.7m
主機/軸数 蒸気タービン1基/1軸
出力 20.000馬力
速力 20ノット
兵装
40mm単装機銃2〜4基
乗員
1.270名 うち司令部要員69名
海鷲の末裔