海洋観測艦「しょうなん」
AGS SHONAN

(写真上)横須賀船越地区で撮影した「しょうなん」
艦首にブルワーク、艦橋構造物内に減揺タンクを装備している。

建造費を圧縮、装備を簡略化して商船構造を採用した「しょうなん」

「しょうなん」は平成22年3月17日に竣工した海上自衛隊最新の海洋観測艦である。
平成11年に竣工した「にちなん」の改型という性格であるが建造費が大幅に圧縮されており船体は商船構造、「にちなん」をはじめ海自海洋観測艦 の標準装備であるバウ・シーブやガントリー・クレーンは省略されている。主機出力も大幅にダウンしている。

建造費比較
・「にちなん」328億円
・「しょうなん」188億円

やはり予算圧縮された小型海洋観測艦「すま」(昭和57年竣工)に近い外観である。 能力的に「にちなん」とどの程度の差があるのか知りたいところだ。統合電機推進方式を採用したのは「にちなん」と同じであるが全周旋回方式である ポット式アジマス・プロペラを海自で初めて装備した艦でもある。減揺対策として艦橋構造物後部に減揺タンクを装備しているが同じ三井製の 海上保安庁測量船「昭洋」とよく似た構造だ。

(写真左)艦尾方向から見た「しょうなん」
船首楼後端には観測器材格納庫がある。その右舷側の箱型構造物は観測甲板における作業管制室。艦尾にはA型フレーム・クレーンが装備されている。

しょうなん AGS−5106 平成19年度計画 三井造船玉野事業所
 平成22年3月17日竣工 

基準排水量 3.200t
満載排水量 4.150t
長船首楼型
全長 103m
幅 16.4m
喫水 4.5m
主機/軸数 ディーゼル3基、主電動機2基、ディーゼル・エレクトリック/2軸(アジマス・プロペラ)
出力 4.800馬力
速力 16ノット
乗員 80名(うち女性乗員7名程度)

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