
(写真上)横須賀基地吉倉桟橋に接岸停泊中の「しらせ」
「しらせ」(2代目)は海上自衛隊の砕氷艦としては「ふじ」、「しらせ」(初代)に次ぐ3代目にあたる艦で
平成17年度予算で建造され平成21年5月20日、ユニバーサル造船舞鶴事業所にて竣工した。
外見は先代の「しらせ」とよく似ており主機がディーゼル・エレクトリック、荷役装置はデッキ・クレーンを4基装備している点も
先代「しらせ」と同じである。また、ヘリ格納庫と発着甲板を有しヴァートレップを重視した設計であるのも先代と同じ設計方針を
継承している。
外観上の大きな差異として先代が煙突が1本だったのに対して本艦は並列2本式を採用になっている点があげられる。出力は30,000
馬力と先代と変わらず連続砕氷能力も1.5mと同じであるが積雪氷盤に対する砕氷効率の向上が図られている。
推進器は3基から2基と減少している。本艦の特徴として特筆されるのが環境対策を重視した設計で大気汚染対策を考慮した
発電用ディーゼルの搭載や船体外装の一部にステンレス・クロッド鋼が使用さている。積載能力は約1.100t(うち航空燃料約600
t)。輸送用ヘリコプターは搭載能力に優れた新型のCH−101が搭載される。
(写真左)氷海上で操艦を指揮する上部操舵室
(写真左)艦橋内の操舵装置
他の海自艦艇と比べても艦橋内は広々としている
(写真左)艦橋内の海図台
(写真左)前甲板には2基の15tデッキ・クレーンが装備されている。
直下には第1、第2貨物倉がある。
(写真左)艦首付近の様子
艦首形状は艦首(砕氷へさき)傾斜角が先代の21°に対して本艦は19°と緩やかになっている。
これは砕氷が艦底に流れるのを防止する為の措置である。砕氷へさきに見える孔は融雪用散水孔。孔は合計20個あり直径は270mm。
(写真左)艦後部の様子
ヘリコプター格納庫には輸送用ヘリコプターCH−101を2機搭載、これに加えて観測用ヘリコプター1機も
搭載する。格納庫上には2基の15tデッキ・クレーンを装備
(写真上右)艦尾付近の形状。本艦は2軸2舵を採用している
(写真左)ヘリコプター格納庫上に設置されたヘリ発着艦管制所
(写真左)右舷側に搭載された高速救命艇
左舷側と合わせて計4隻搭載されている。
(写真左)右舷側に搭載された作業艇
左舷側と合わせ2隻搭載。
| しらせ | AGB−5003 平成17年度計画 ユニバーサル造船舞鶴事業所 平成21年5月20日竣工 |
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基準排水量 12.543t
満載排水量 22.000t
全長 128m
幅 28m
深さ 15.9m
喫水 9.2m
船首楼型
主機/軸数 ディーゼル・エレクトリック(ディーゼル4基、主電動機4基)/2軸
出力 30.000馬力
速力 19ノット
航空機
・輸送用 CH−101ヘリコプター2機
・観測用 1機
乗員 179名(他に観測隊員80名)
海鷲の末裔