
87式砲側弾薬車は203mm自走榴弾砲M110A2に随伴し砲弾を補給する車両で73式牽引車を改造して開発された国産車両である。
M110A2はオープントップ車体で携行出来る砲弾は僅か2発のみであり継戦能力は限定的である。
優れた路外機動力を有するこの種の砲側弾薬車はM110A2の運用上不可欠な存在である。
87式は73式牽引車のファミリー車体であり203mm砲弾を50発搭載出来る。砲弾は1発約90sもあり人力での給弾は極めて困難なので油圧式クレーン
により補給される。自衛用火器としてM2重機関銃が装備されている。
(※砲側弾薬車、”ほうそくだんやくしゃ”と読む)
(写真左)右舷側から見た87式砲側弾薬車
87式は203mm自走榴弾砲M110A2と共に方面特科隊に配備されている。

(写真上左)北千歳駐屯地で撮影した第101特科大隊の87式砲側弾薬車
操縦席前面の耐爆用シャッターを開放した状態。この頁トップの閉鎖状態と比較されたい。
製作 日立製作所
全備重量 約23.5t
全長 7.17m
全幅 2.99m
全高 3.0m
エンジン 水冷2サイクル8気筒ディーゼル
出力 411ps/2.300rpm
最高速度 約50km/h
行動距離 約300km
積載弾数 50発
兵装
・12.7mm重機関銃×1
乗員 8名