探索日 2011.08.16
No.AO-067

峠線 ■六ヶ所村 ■全線ダート
■県179号線から分岐して山中に延びる

 上空の開けた高所ゆえ鬱蒼感はないもののダートは随所で薮に埋もれがちに  

 ↓区間的に激しい草深さをみせる峠線ですが、高所に位置するため暗い雰囲気
 はありません。はびこる雑草さえ気にしなければ、ここは意外と楽ですよ。


……こんな感じ……
■横浜と泊とを結んで下北半島を横断する県179号線沿いに枝分かれで分岐しているフルダートのピストン林道。コース的には山の尾根筋に沿って平坦路が続き、「峠」という名称は視界の開けたスカっとした爽快さを思わせるが、その実情は少々異なっている模様。絶対的な通行量が少ないため、雑草の繁茂が激しく、ここは常に草深い状態にあると言ってもいいだろう。ただし、路面を侵食する草深さを別とすれば、とくに険しさはない。雑草に埋もれがちな路面は、通常であれば固く締まって走りやすい。とにかく草深さの目立つ林道であるが、位置的には高所に延びており、かつ上空は大きく開けているので鬱蒼とした閉塞感はさほどない。

■下北半島の柄の部分に位置する横浜町(陸奥湾側)と六ヶ所村(太平洋側)とを結ぶ半ダート県道である179号線沿いに入口があるのがこの峠線。県道を横浜町側から進むと、町村境を越えて路面がダート化した先の右手に林道標の立つ起点が現れます。峠線の入口のある地点は県道のダート区間にあって、心なしか太平洋の潮風が感じられるような、なかなか良い雰囲気になっています。
■そしてこれが県道から右に分岐している峠線入口の様子。ちなみに林道名は「峠」ですが、位置的には横浜町と六ヶ所村との境界にある峠から六ヶ所村側へと少しずれた地点に位置しています。ただし、林道はコース的に両者の境界付近の尾根筋に沿って高所に延びているので、それが「峠」と命名された由来なのかもしれませんね。それではさっそく突入してみたいと思います。
■峠線は横浜町と六ヶ所村との境界の尾根筋に延びる林道なので、ひょっとして陸奥湾や太平洋が望める爽快なダートかと思いきや、予想に反してその実態は意外と草深い林道でした。入線直後のストレートに延びる固く締まったダートを進むと、やがて両脇から徐々にクマザサを主体とした濃密な薮のプレッシャーを受け始めることになろうとは…。
■峠線のコースが位置するのは尾根筋の高所であるため、上空は大きく開けて意外と明るい雰囲気でしたが、両脇はご覧の通りせり出したクマザサがびっしりと! そして路面もワダチ部分を残して雑草が茂っています。こういう状態なのでワダチ部分を走行するとクマザサの葉が全身に擦れて気持ち悪いので、必然的に不安定な路面中央の雑草部分を走ることになりがちかと。
■せっかくの尾根筋コースですが、両脇を樹木と密生した薮にガードされているため、残念ながら展望とか眺望は望めません。ただし、繰り返しになりますが、ここは高所であるためジメジメとした暗さは感じられず、その草深さ(最上段の画像参照)に反して意外にも爽やかだったりします。
■とは言っても、局地的に区間的に見られた爆発的な草深さはかなりのもがあるようで、そのいい例がここ。僅かなワダチ部分を残して完全な薮の回廊と化していましたよ。この心理的圧迫感はかなりのものがありますが、それでもここは海岸から近いので、みちのくの海岸から山中でよく見られるオオハナウド(セリ科)といった、多数の白色の小さな花をつける大形の多年草(画像右手の薮に見えている花を付けた植物)が薮に混じって生えていたっけ。
■峠線は軽いアップダウンを除けばほぼ水平コースが続くものと思われましたが、ここにきて下り坂が始まりました。ただし、一気に駆け下りるというのではなく、徐々になだらかに下っていくといった感じです。これはひょっとしてどこか山裾に抜けているのかもと思ったりもしましたが、まあ、そういうことはないでしょう。
■下り坂はその後も続きましたが、やはり山裾へと駆け下る気配はない模様。ただ単に尾根の起伏に併せて下っているだけのようです。路面にはびこる雑草の草深さは相変わらずですが、途中にはかつての土場の跡のような不自然に路肩が脹らんだ箇所なんかがありました。以前は沿道で木材の切り出しでも行われていたのでしょうか?
■そしてなだらかな下り坂をたどって最終的にたどり着いたのがこの地点。ここはやや広めな広場となっていましたが、車両の回転場というよりも、伐採現場の跡のような感じでした。そしてどうやらここが峠線の終点になっていた模様。位置的には山の尾根にあたるため、この開けた感じならば眺望が望めるかもしれないと思いましたが、やはり視界に入るものは連なる山並みとそこ茂るびっしりとしたヒバなどの樹木のみでしたよ。ただし、上空が大きく開けているため雰囲気的には悪くはなかったので、その後しばしまったりと過ごしてしまいました。というわけで、道中に生い茂る雑草さえなければ、かなりの上物であろうと思われる峠線の探索ここまでです。
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