病気の早期発見チェックシート
| 部位 | チェック 項目 | 解説 |
| 体温 | 平熱 | 成犬で38〜39℃が平均値。夜のほうが体温が高くなるので、午前中の同じ時間に測ると良い。人間の子供用体温計を肛門に挿入して測るのがおすすめ。
(ペット用体温計は下で紹介しています。) |
| 脈拍 | 標準 | 成犬で1分間に60〜120回。後ろ足の内側の動脈(内股動脈)か心臓のある左胸に手をおき、1分間に打つ数を数える。同じリズムかも確認。いつもと違うようなら病院で相談をしましょう。 |
| 耳 | 色 | 耳そのもの(耳介)が普段より赤い場合は充血。黄色ければ黄疸。その場合白目も黄色い。お腹の色と同じようなら正常。 |
| におい | 個体差があるので日頃から確認。炎症を起こしているとにおいが強くなる。 |
| 汚れ | かさかさして黒い耳垢は耳ダニ、茶褐色で湿り気があるならマセラチア、薄い茶系なら細菌が原因の外耳炎が疑える。 |
| 目 | 結膜の色 | 赤ければ結膜炎、黄色ければ黄疸かも知れないので白目もチェック。 |
| 目やに | 朝起きた時などについているのは正常。後から後から頻繁に出てくるなら結膜炎、乾燥性角結膜炎、角膜炎などが疑える。 |
| 涙 | いつも目の周りが濡れているのは問題がある。角膜炎や逆さまつ毛、涙管の閉塞等が起こっている可能性あり。 |
| 目の濁り | レンズが濁っているようなら白内障、角膜(表面の透明な部分)が濁っているようなら角膜炎や脂質異栄養症などが考えられる。 |
| 瞳孔 | 左右の大きさが違うときは角膜疾患、神経疾患。開きっぱなしの場合は緑内障等の危険性がある。 |
| 口内 | 歯茎の色 | 普段より白ければ貧血の可能性あり。黄色ければ黄疸の疑いがあるので他の箇所でもチェックが必要。赤ければ歯肉炎の可能性あり。 |
| 歯の色 | 黒ずみや青黒くなっている場合、歯が死んでいる可能性あり。犬が痛がっている様子が見られない場合は治療はしなくても良い場合がある。 |
| 歯石 | 放っておくと歯槽膿漏になるばかりか、歯ずい髄を冒して目の下が膿んだりする。まれに細菌感染して、腎臓(じんぞう)病、心筋炎などを起こす事もあるので注意が必要。 |
| におい | 個体差があるので、普段よりもにおいが強い場合は歯石を要チェック。腎臓(じんぞう)病の場合もある。 |
| 皮膚 | 発疹 | ノミやアレルギー性の発疹は背骨に沿って腰のあたりに、細菌性のものは皮膚のやわらかいお腹のあたりに出やすい。 |
| フケ | ビタミン・亜鉛の不足、疥癬、真菌症、シャンプーが合わないか、ストレスなどが原因で起こる。白と茶色がある。 |
| 色 | 目、口、肛門などの周りが赤くなっている場合、アトピーやアレルギーが考えられる。 |
| 脱毛 | 真菌症などは、カビが皮膚から毛自体に感染して脱毛する。ストレスが原因の事もある。 |
| 切れ毛 | 真菌症が毛管に感染する事で起こる。ストレスが原因で、犬が自ら噛みちぎっていることも考えられる。 |
| 毛の艶 | 真菌症、アカラス、疥癬、ノミ、アレルギーなど、皮膚に何か問題があると毛艶が悪くなる。甲状腺機能低下も考えられる。 |
| キズ | 屋外でついた外傷か、自分で引っかいた傷が考えられる。小さなキズでも化膿している場合は病院へ行った方が良いでしょう。 |
| 分泌物 | ほっぺたから首にかけて、膿みのようなねっとりした液が出てその周辺がベタっとなっていたら急性湿性皮膚炎が考えられる。これはゴールデンレトリバーに多いので要注意。 |
| できもの | 脂肪の粒のような物が出来ていたら副腎皮質の亢進症が疑われる。同時に、お腹の皮膚をチェック。皮が薄くなったような状態なら病院へ。 |
| 乳腺 | サイズ | 乳頭やその周辺が大きくなってきたら、8〜10歳で乳腺腫瘍の疑いあり。 |
| しこり | しこりが熱をもっているようなら要注意!血液のような分泌物が出ることもある。悪性の場合、皮膚が壊死する事もある。 |
| 生殖器 | サイズ | 陰嚢(いんのう)では浮腫、腫瘍、包皮・陰茎では、亀頭包皮炎、尿道脱、腫瘍などが考えられる。 |
| 分泌物 | 血や膿みが包皮の先から出ている場合は、尿結石や前立腺疾患などが疑われる。 |
| 肛門 | 肛門嚢 | お尻を地面にこすりつけたり、いつも気にしている様子なら肛門嚢(こうもんのう)が炎症を起こしているかも。確認を。 |
| 寄生虫 | サナダムシが肛門の周りに卵を産み付けていないか確認を。米粒状の白い物がついていないか。 |
| 体表リンパ節 | 触れるかどうか | 脇の下や喉元などのリンパ節が腫れているなら、直ちに病院へ!卵のようにツルンとした感じ。何か異常があったときに人間と同じように腫れる。全身が熱っぽくなっているはず。 |
| おしっこ | 色 | 水のような色のおしっこが頻繁に出て、同時に水の摂取量も増えている場合、糖尿病や、クッシング症候群の疑いあり。 |
| におい | 甘い匂いがするときは糖尿病が疑われる。この場合のおしっこはさらっとした水のよう。 |
| 回数 | 多飲多尿とは逆に、おしっこが出にくくなっている場合歯、膀胱炎、尿路結石、前立腺肥大が等の可能性もある。 |
| うんち | 色 | 膵臓(すいぞう)が悪くなると白っぽいうんちになる。前日に食べた物でも色合いが変わるので確認を。 |
| 硬さ | 下痢でも、しぶりがあるような時、数日間下痢が続くとき、また同時に嘔吐がある場合は病院で検査の必要あり。 |
| 回数 | 便秘の場合、普段よりも回数が減る。原因は様々だが、病気だけでなく、異物を飲んだ時や、運動不足が原因の事もある。 |
*雑誌 RETRIEVERより*