インドネシアの教育、習慣、宗教、言葉などになじみ、インドネシアを知り、溶け込んで、一緒に仕事をする仲間や、お付き合いする方々に、日本人に対する好感度を上げることが必要だと思う。決して、Sonbon(威張りや、エゴイスト)の印象を与えないようにしたい。
 日本人の中には基本的に馴染む必要はないと考えている人もいる。特権階級意識があり、お前らとは違うんだ、俺の言ったとおりにやっていればいい、文句があるか、のような、私にしてみれば、”虎の威を駆る””家の前のキャンキャン犬”的態度を取る日本人は恥ずかしい存在だ。

1 インドネシア語
 馴染むには、何が一番必要か。現地の言葉で話すことです。インドネシア語をこの人は話してくれる。それだけで、相手は話しやすいし、好感を持つ。
 世界で一番、覚えやすい言葉、インドネシア語は、単語を並べれば意味が通じるようになっているし、順番が間違っていれば聞き手が直してくれる。発音は、アルファベットがほとんど発音記号になっている。書くことも、日本人が苦手な、LとR,聞き取れないので、書き分けることが難しいだけである。また、日本語での表現の仕方がそのまま、インドネシア語にある。例えば、”〜になることを祈る”、”〜になるように””〜辺りの”などという言葉が単語としてある。
  とにかく、単語を覚えることです。それには、間違っても何でもいいから使うことです。この二つが出来ない人、やらない人は、インドネシア語を使える可能性が全く無い。七年ずーっとインドネシア語の個人教師について週二日の勉強していた人がいた。結局、その人からインドネシア語を一度も聞いた事が無いまま、帰国してしまった。其れは極端だがそれに近い人は身近に大勢いた。
  勉強に通わず、インドネシア人の間に積極的に入っていって、話しをしようとする人は、半年で、日常会話は出来るようになり、一年で、仕事をインドネシア語で教えることが出来るようになる。それで自信が付けば、二年もいれば冗談交じりに、会議で迷うことなく話ができるようになる。
  一年過ぎて、日常会話が出来なければ、其の調子では、もう、インドネシア人になじむことは出来ない。自分の能力を確認する意味でも、簡単なインドネシア語ですから、出きるだけ早く話せるようになってください。
  通訳を使うことに逃げる人は、インドネシア語覚え、インドネシア人に馴染む、には最初から失格である。

2 習慣を知る
 A  両手を腰に当てて、立っていること、歩いていること、椅子やソファーに座る時、お腹を突き出してすわること、これらは、インドネシア人が一番嫌う。子供の頃から注意されることだ。怒りっぽい人、威張る人、エゴな人と見られて、嫌われる。私も、腰がいたい時無意識に両手で腰をもんでいたら、笑いながら”ソンボン”と言われた。
 ソンボンという言葉は嫌われる言葉である。話しやすい日本人なら、インドネシア人がそういうことは注意してくれる。注意してくれないと言うことは話しにくい日本人なのです。ソンボンが過ぎると、なにかの時に攻撃に対象となる。其の現実も知っている。
 
 B 子供でも女性でも頭をなでたり、髪の毛を触ったりしてはいけない。日本ではいい子いい子と言って、頭をなでたりするが、これはイスラムにとって、アラーと伝道者だけに許されることだ。女性の頭をなぜることが出来るのは夫だけである。本来、女性はジルバブ(頭巾)をしているのですから。
 
 C 人前で叱ってはならない。理論的に諭すならいいが、切れたように怒鳴ってはいけない。これはインドネシア人にとっては最低の行為だ。日本でも同じこと。
 
 D 金持ちからお金に困っている人にお金や食料や品物を与えるのは当たり前、受け取る方も当然のことと思う。お金持ちが恵を分け与えないことは”プリット”(けち)と言って嫌われる、軽蔑される。祝い金とか見舞金とか弔慰金などを集めに来たときは、収入に見合った金額を出す必要がある。スンバコと言って、現物支給品のこと、何かにつけて、被災者とか貧困層に送り物をする。よく、政治家がパフォマンスとして利用する。

 E 食生活について、イスラムでは豚を食べてはならないと言うことになっている。何故だと聞いても、答えられる人はいない。とにかく食べてはいけないのだ。肉食動物を食べてはいけないらしい。
 F 当然ながら日本人の味覚とインドネシア人の味覚は違う。日本人が日本食レストランへ連れて行って高い料理を注文し、食べさせ、「どうだ、うまいだろう」と言ったところで、彼らは困ってしまう。かれらと食事する時は、やはり、彼らの味覚に合わせることである。

 G トイレと左手、インドネシア人の食事は手掴みが普通。インネシアレストランでは必ず、フィンガーボールが出る。右手だけで料理を混ぜながら食べる。左手は原則として使わない。トイレ(カマールマンディ)では右手で柄杓の水を掛けながら、左手で水洗いをするからだそうだ。

 H インドネシアスタイルの便器を見て、日本式のようにしゃがんで用を足すが、まずどちら向きに座るか迷った。日本と反対である。ズボンやパンツは全部脱いで脚を置くところにぎざぎざが付いているのでそこに足を置く。終わったら、手酌で水を掛けながら手洗いする。下半身はびしょびしょになる。一般家庭ではトイレと水浴室は一緒、用を足してその跡水浴もするのが普通です。

 こういうことは、インドネシア人が教えてくれる。たくさん教えてもらえるように、皆さんと馴染まなければならない。知ればなお馴染みが深くなる。

スカルノ元大統領のお墓と記念館 di Blitar Jawa Timur

Gn.Semeru

インドネシアに関する何でも質問、エンプラ押出に関する何でも質問はE-mailkota02@y6.dion.ne.jpまでどうぞ。   静岡市  太田勝夫

5 宗教
 
国民祝祭日(National Holiday)は元日と独立記念日を除いて10日以上宗教に関してである。それだけ、宗教は日本人が考えられないほど重要なのです。物心ついたときには既に親の宗教に染まっているのです。
 95%を占めるイスラムは其の影響力は突出して大きい。政経分離ということになっているが、三権の殆ど全てをイスラム信者が握っているのですから、おおいに、モハメッドからの影響は大きい。
 まず、日本人が耐えられないことは朝のお祈りの声である。04:00町のあちこちからスピーカーで15分ほど流される。其の声に起こされて、其のあと、眠れないという人は多い。ジャカルタのアパートに住む人はまだいい。密閉されているのでまだいい。地方の町に住めばかなりのストレスが増すことは間違いなし。

 イスラム暦は一年355日である。その上、閏月や閏年がない。とにかく、太陽暦に対し、一年10日ずれている。国民祝祭日のうちイスラムに関するものは毎年、違う日になる。
 イスラム国家の中で一番の穏健ではないかと思うインドネシアでも、未だに、宗教に関する争いは絶えない。
ただし、一般の日本人が行くところでは心配は要らない。
 インドネシア人は日本人が宗教を重要視していないことを知っている。宗教以前にモラルがあると思っていることを知っている。日本にあるモスジッド(イスラム教会)からお祈りがスピーカーから流されないことも知っている。
 金曜日のお祈りについて、断食月の習慣について、ぜひ、周りのインドネシア人に聞いてみて下さい。喜んで一所懸命教えてくれます。

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3  上(日本向き)重視はだめ
  日本人経営者の大多数は本社から派遣されたサラリーマン、オーナーではないし経営の経験も無い。このサラリーマンではインドネシア人には馴染まない。自分から進んできている人はいない。大きな不安を抱えてやってきている。日本では普通のサラリーマンだったのだから仕方が無い。
 インドネシア人の身になって考え、行動し、発言すれば、直ぐインドネシア人に馴染める。これが出来ない人が多い。
 日本から求められるのは、当たり前だが、納期の厳守、生産性向上、品質の向上、従業の対価を抑える、が、最優先。其れと並んで、従業員の不満爆発をさせないことである。
 両方とも出来るは、仕事量を増やし、売り上げを右肩上がりに増やせる人です。其れができる人もいるがそういう人は、いわゆる、サラリーマンでは無い。日本の会社の社員ではない。経営のためにスカウトされたりトップハンティングされたりなどで、現地採用の人達です。彼らは成功している。それなりの覚悟と能力を持っているし、語学力も持っているからです。

  「インドネシア人はなんでも他人の責任にする」とか、「分かったといって、本当は分かっていない」とか、「言い訳が先に出る」とか、「インドネシア人は能力がない」と言う人が非常に多い。しかし、私はそう思わない。日本人が言う無理難題をよくこなそうとしている。もし逆の立場なら、その日本人は手も足も出に様なことです。
  もっと、自分の能力を分かって、皆さんに仕事をしていただくという、敬意を持って接すれば何もかもがうまくいくと思う。
  日本向きを優先する姿は、間違った保身行為で、自分の無能力を公に認めているようなもの、それは、インドネシア人スタッフが直ぐに期待はずれを悟ることである。
  ぜひ、インドネシアで仕事を終わるつもりで、インドネシアやインドネシア人の為に仕事をして欲しい。ま、そういう能力を持っていれば、サラリーマンで留まっていないでしょうが。

4 催し物に参加する
  出来る人は少ない。従業員の結婚式や家族の葬式など積極的に参加する。多くの場合自宅で催すので、従業員の住環境が分かる。また、家族、親族の様子も分かる。スタイルや方法も知り、より深く、現地の人々と親しくなり、信頼も増す。何より、喜んでもらえる。
  事実、従業員の家に行くのは大変である。地図は案内書に書かれているが、この地図が、信じがたい。方向や距離や道の広さが、でたらめなのだ。車が何処まで入るか分からない。
  私は一度間違えたことがある。結婚式に出かけていって、場所が分からない。探し探し、聞き聞き、やっと式場にたどり着いた。すぐに、祝儀を箱に入れ、外で待っていたが、誰も知っている従業員は来ていないし、新婦に呼ばれていったのだが、新婦の顔が違っていた。間違って他の結婚披露宴に入り込んでしまったのだ。
  あわてて、頼み込んで、祝儀を返してもらい、平身低頭で出てきた。改めてまた探し、本物にたどり着いて、其の話しをしたら、場が大いに盛り上がった。自分で運転していくので、こういうこともある。楽しい。
  普通の日本人は、運転手を使って行く、迷ったり、間違ったりすると、インドネシア人を馬鹿にするだけである。これはいけない。何故間違いやすいのか、何故運転手任せにしか出来ないのか、何故こういう環境に住んでいるのか、そういう視点で考えることが出来るサラリーマン日本人社長やマネージャーは少ない。

5 自分で皆さんを招待する
 誕生日はその人が皆さんにプレゼントをする慣わしです。日本人の誕生日は皆さんなんとなく知っています。大変楽しみにしています。人数にもよりますが、一人当たり、一万Rp(130円位)でケーキやジュースを用意し、食堂に用意します。期待通りと皆さん喜び、おめでとう、有難うと祝福してくれます。私がやった事は、バス旅行、ボーリング(パサラヤ、アンチョール、メガモールプルウィット)アイススケート(タマンアングレック)に連れて行った。また、プアサ(断食月)の期間中、レストランへ夕方招待しプアサ明け食事会をした。
 また、卓球大会、チェス大会をし、賞品を寄付したり用具を寄付したりした。どうでしょうか、皆さんやりますか?ぜひ日本人の皆さんできる事をやってあげる気持ちの余裕が欲しいですね。
 やっても、その人に人柄によりますから、とにかく、皆さんの中に入って皆さんと同格だという事を示す事ができるのが大切です。


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