IBM DOS Version 3.3

Disk Operating System Version 3.30
種類オペレーティングシステム
必要環境
  • システムユニット
    IBM Personal Computer, IBM Personal Computer XT, PCjr, Personal Computer AT, IBM PC Convertible, IBM Personal System/2 Model 30, 50, 60
  • メモリー
    最小128KBのメモリー
  • ディスケット・ドライブ
    360KB、5.25インチ ディスケット・ドライブ
    1.2MB、5.25インチ ディスケット・ドライブ
    720KB、3.5インチ ディスケット・ドライブ
    1.44MB、3.5インチ ディスケット・ドライブ のいずれか1台または2台
  • IBM Display または同等製品
価格 120.00ドル(通常版)、75.00ドル(アップグレード版)
JAN -
発売年 1987年
メーカー International Business Machines Corporation
内容物
  • ディスケット 5.25インチ 2D 2枚
    • DOS Version 3.30 Startup
    • DOS Version 3.30 Operating
  • ディスケット 3.5インチ 2DD 1枚
    • DOS Version 3.30 Startup/Operating
  • Read this first
  • Disk Operating System Version 3.30 Proof of License
  • Disk Operating System Version 3.30 Quick Reference Book
  • Disk Operating System Version 3.30 User's Guide
  • Disk Operating System Version 3.30 Reference
写真 Image: IBM DOS Version 3.3 Image: IBM DOS 3.3 6280060 Package
Image: IBM DOS 3.3 Bootup screen

1987年に米国IBMからPersonal System/2と共に発売された英語版PC DOS。日本国内においても日本IBMよりPS/2と一緒に販売されていたようであるが、主力は通称KDOS(漢字DOS)と呼ばれていたPS/55専用の日本語DOSだった。この時点ではMS-DOSはOEMのみでの供給なので、Microsoft純正のMS-DOS 3.3というものは存在しないが、PC DOS 3.3はこのIBM純正品ただ一つを指す。

DOSの系譜
Image: Timeline of DOS

前バージョン(DOS 3.2)との違いは、FASTOPEN、CALL、APPENDコマンドの追加。3.5インチ1.44MBディスケット対応。コードページ切り替えに対応(ヨーロッパ言語のみ)。FDISKコマンド(ハード・ディスク区画管理プログラム)追加と32MBを超える大容量ハードディスク対応(ただし領域あたり最大32MB。)システムの大きな変更はないものの、DOS 3.2との差異は大きい。翌年にDOS 4.0へメジャーバージョンアップするが、メモリの消費量やバグの多さで不人気であったため、1991年にDOS 5.0が登場するまで長い間実務で使われた。MS-DOS 3.3リリース当初、マイクロソフト日本法人は日本国内での供給予定はないとしていたが、後にNECがMS-DOS 3.3をPC-9800シリーズに移植して、DOS 5.0が登場するまで独自の改良を行っていた。(ただしこれは内部的にはMS-DOS 3.2相当だという説がある。)

パッケージは本製品に限らず当時のソフトウェア製品に共通する特徴として、ルーズリーフに印刷されたマニュアルとそれを綴じるバインダーが付属する。コマンドについての詳細な解説書が付属する代わりに、DOS上ではオンラインヘルプ(/?スイッチによる説明表示)が使えない。さらに、コマンドの構文が間違っていても簡単なエラーメッセージが表示されるだけなので、マニュアルがないとコマンドの使い方がわからない。

通常版はIBM PC互換機でもBASICAコマンド以外は問題なく動作する。アップグレード版はDOS3.2ユーザーを対象とした廉価版で、こちらは互換機ではハードディスクへのインストールに不具合がある。

ちなみに本製品はメディア(FD)が3.5インチと5.25インチのデュアルタイプで提供された唯一のバージョンのPC DOSである。DOS 3.2は3.5インチと5.25インチでパッケージが分かれており、DOS 4.0以降は3.5インチに一本化されている。

写真

Image: IBM DOS 3.3 Image: IBM DOS 3.3 Users manual

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