NEC MS-WINDOWS 3.0B お使いになるために:第2章 Windowsのインストール

この章では、MS-WINDOWS 3.0B(以下Windowsと略)を固定ディスクにインストールする手順を説明します。

2.1 Winodwsのインストールの前に

固定ディスクにWindowsをインストールする前に、満たしておかなければならない条件がいくつかあります。

MS-DOSについて

MS-DOSのインストール

Windowsをインストールする前に、まずはMS-DOSがインストールされていなければなりません。インストール方法については、MS-DOSのマニュアルを参照して下さい。

MS-DOSの動作環境

Windowsをインストールする前に、MS-DOSの起動ドライブにある"CONFIG.SYS"の内容を確認して下さい。このファイルの中に"files"(大文字でも小文字でも可)の指定がないか、あっても指定されている値が30よりも小さいと、Windowsを正しくインストールすることができません。

CONFIG.SYSファイルの内容を確認したり変更したりするには、MS-DOSの"CUSTOM"コマンドを使うと便利で簡単です。

また、CONFIG.SYSファイル内にはできるだけデバイスドライバを組み込まない方が、Windowsのインストールがスムーズにできます。

CONFIG.SYSファイルを変更したら、必ずコンピュータを再起動して下さい(リセットスイッチを押すと、コンピュータが再起動します)。

周辺装置について

固定ディスクの空き容量

Windowsをインストールする固定ディスクのドライブには、15Mバイト以上の空き容量が必要です。空き容量が少なければ、不要なファイルを削除したり他のドライブに移すなどして、空き容量を作ってください。

ドライブの空き容量を調べるには、MS-DOSの"DIR"コマンドや"CHKDSK"コマンドを実行します。"〜バイトが使用可能です"あるいは"使用可能なディスク容量"の表示に、「15000000」バイトよりも大きい数字が出れば、インストールが可能です。

マウスの準備

Windowsのインストールを進めていくと、途中でWindowsそのものが自動的に起動して、Windows自身が自らのインストールをするような形になります。この時マウスを使うと操作がしやすいので、Windowsをインストールする前にマウスをお使いのコンピュータに接続しておくとよいでしょう。

2.2 Windowsのインストール

Windowsのインストールには、添付されている「インストール用フロッピィディスク」の内の「MS-WINDOWS 3.0B SETUP DISK」と「NS-WINDOWS 拡張SETUP DISK」を使います.Windowsのインストール用ディスクは、「SETUP DISK #1」〜「SETUP DISK #5」までの5枚と「拡張SETUP DISK #1、#2」の2枚です。確認してください。

参考

固定ディスクにソフトウェアのファイルをコピーして、使える状態にする一連の操作のことを、本書では一貫して「インストール」と記述しています。しかし、Windowsのインストールのときに表示される画面のメッセージ、およびWindows用の他の一部のマニュアルでは、〈Windowsセットアップ〉というプログラム名から「セットアップ」と呼んでいることもあります。言葉は違っても同じものを指しています

Windowsをインストールするコマンドは〈Windowsセットアップ〉と呼ばれます。〈Windowsセットアップ〉は色々な質問を表示し、ユーザーはこれに答えていくだけで、Windowsを簡単にインストールすることができます。

〈Windowsセットアップ〉は、MS-DOSの部分とWindowsの部分に分かれています。インストール作業の前半はMS-DOSの部分です。MS-DOS上で実行する他のコマンドと同じように、画面全体を使って主に文字だけで様々な指示や表示をします。

インストール作業が進むと、後半のWindowsの部分に移ります。ここではWindowsを実行しているときと同じように、複数のウィンドウを同時に開いてメッセージを表示したり、マウスを使って選択肢を選んだりできます。

以降では、〈Windowsセットアップ〉によるWindowsのインストールの手順を5つに分けて説明します。

(1) 〈Windowsセットアップ〉の起動

MS-DOSを起動してから〈Windowsセットアップ〉を起動するまでの手順です。「〈Windowsセットアップ〉の起動」で説明しています。

(2) 〈Windowsセットアップ〉のMS-DOSの部分

Windowsのインストール作業の前半です。Windowsをインストールする場所を決めたり、後半のWindowsの部分に必要なファイルをコピーしたりします。「〈Windowsセットアップ〉のMS-DOSの部分」で手順を説明しています。

(3) 〈Windowsセットアップ〉のWindowsの部分

Windowsのインストール作業の後半です。Windowsそのものの操作に関する様々な事項を決めたり、ファイルをコピーしたりします。「〈Windowsセットアップ〉のWindowsの部分」で手順を説明しています。

(4) 各種の設定の部分

3の中で、プリンタやアプリケーションの設定をする部分です。「各種の設定」で手順を説明しています。

(5) 〈Windowsセットアップ〉の終了の部分

〈Windowsセットアップ〉を終了する手順です。「〈Windowsセットアップ〉の終了」で説明しています。

2.2.1 〈Windowsセットアップ〉の起動

まず、〈Windowsセットアップ〉を起動するまでの手順を説明します。

MS-DOSのプロンプト(A>)が表示されている状態で、「SETUP DISK #1」をフロッピィディスクドライブに挿入してください。

挿入したら、キーボードからそのドライブのドライブ名を入力し、リターンキーを押します。例えば、今ディスクを挿入したフロッピィディスクドライブがドライブBなら、

B:

と入力します。画面に表示されているプロンプトが"B>"に変わるはずです。

〈Windowsセットアップ〉のコマンド名は"SETUP"です。キーボードから

SETUP

と入力してください。〈Windowsセットアップ〉が起動します。

2.2.2 〈Windowsセットアップ〉のMS-DOSの部分

〈Windowsセットアップ〉のMS-DOSの部分では、主に次のキーを使って操作します。

リターンキー

その時に画面に表示されている設定を認め、〈Windowsセットアップ〉の実行を継続することを意味します。また、各設定を変更する指示を意味することもあります。

f1キー

その時に画面に表示されている選択について、詳しい解説(ヘルプ)を表示するよう指示します。画面が変わってヘルプが表示されるので、よく読んでください。

情報が多くて1画面の表示では収まらないこともあります。その時はリターンキーを押すと次の画面を、BSキーを押すと前の画面を、それぞれ表示します。

ESCキーを押すと、f1キーを押す前の下の画面に戻ります。

f3キー

〈Windowsセットアップ〉を中止することを意味します。f3キーを押すと、本当に中止してよいのかどうかを確認します。中止して避ければ、f3キーを押すと、〈Windowsセットアップ〉の実行を中止してMS-DOSのプロンプトに戻ります。誤ってf3キーを押してしまった場合には、確認のときにリターンキーを押せば、〈Windowsセットアップ〉が再開します。

f3キーで〈Windowsセットアップ〉を中止した場合は、Windowsは正しくインストールされていません。従って、Windowsを実行することはできません。必ず、また最初から〈Windowsセットアップ〉を実行してインストールをやり直してください。

また、〈Windowsセットアップ〉の実行中にはSTOPキーは押さないようにしてください。Windowsのインストールを中止するには、必ずf3キーをお使いください。

「〈Windowsセットアップ〉の起動」で説明した手順で〈Windowsセットアップ〉を起動すると、次のような画面が表示されます。

Image: MS-Windows 3.0B セットアップ

ここでは、表示されているメッセージを確認してリターンキーを押して下さい。

続いて、"Windowsをセットアップするディレクトリ"を尋ねてきます。これは、Windowsの実行ファイルを固定ディスクのどこに作成するかという意味で、「Winodwsをインストールする場所」と同じ意味です。

Image: MS-Windows 3.0B セットアップ

ここでは、ドライブ名とディレクトリ名を指定します。デフォルトのディレクトリとして"A:\WINDOWS"が表示されていますから、このままでよければリターンキーを押して下さい。

変更したいときは、BSキーを押して表示されている文字を消し、希望のドライブ名とディレクトリ名を入力して下さい。

画面が変わり、お使いのコンピュータにハードウェアの構成を尋ねてきます。

Image: MS-Windows 3.0B セットアップ

ディスプレイ

お使いのコンピュータに接続されているディスプレイの種類を指定します。

マウス

マウスを使うかどうかを指定します。

サウンドボード

Windowsでサウンドボードを使用するかどうかを指定します。

ネットワーク

ネットワークを使用するかどうか、使用する場合はそのネットワークの種類を指定します。

〈Windowsセットアップ〉はお使いのコンピュータのハードウェアの設定を判断し、最適な選択肢を設定しています。従って、指定する内容がよくわからなければ、何も変更せず、初期設定のままでリターンキーを押して下さい。

指定を変更する場合は、変更したい部分を反転表示にしてリターンキーを押して下さい。他の選択肢が表示されます。これも上下キーで反転させて、リターンキーを押して下さい。

ヘルプを表示する場合も、ヘルプを表示させたい選択肢を反転表示させて、f1キーを押して下さい。

3でリターンキーを押すと、2で指定したディレクトリに、「SETUP DISK #1」のファイルをコピーし始めます。ここでコピーするのは、〈Windowsセットアップ〉の後半のWindowsの部分を実行するのに最低限必要なファイルだけです。

ファイルのコピー中は、キーボードに触れないようにして下さい。コピーが正常に行われないことがあります。

「SETUP DISK #1」のファイルをコピーし終わると、次の画面が表示されます。

Image: MS-Windows 3.0B セットアップ

「SETUP DISK #1」をフロッピィディスクドライブから抜き、「SETUP DISK #2」を挿入してリターンキーを押して下さい。コピーが再開されます。フロッピィディスクを入れ替えるよう指示するメッセージが表示された場合は、画面の表示に従って操作をおこなってください。

コピーが終わると、〈Windowsセットアップ〉は後半のWindowsの部分に入ります。

2.2.3 〈Windowsセットアップ〉のWindowsの部分

〈Windowsセットアップ〉のWindowsの部分では、マウスで操作することができます。マウスの基本操作は4通りありますが、この部分では「ポイント」と「クリック」と呼ばれる2通りのマウス操作を使います。

「ポイント」は、画面上に表示されている「マウスカーソル」を動かして、これから操作したいものを指し示す操作のことです。矢印の形をしているマウスカーソルは、マウスを机の上などの平らな場所で動かすと、その分だけ画面上を移動します。机の上の物にあたってマウスが動かせなくなったら、持ち上げて場所を変えても構いません。

「クリック」は、操作対象をマウスカーソルでポイントしてから、マウスのボタン(初期設定の状態では←ボタン)を1回だけ短く押す操作です。Windowsでは、いくつかある選択肢から1つを選んだり、重なっているウィンドウのうちの1つを選んだりするときにクリックします。

〈Windowsセットアップ〉のWindowsの部分でも、キーボードによる操作ももちろんできます。この場合は、上下キー、リターンキー、f1キーを主に使用します。これらのキーの働きはMS-DOSの部分と同じです。

〈Windowsセットアップ〉のWindowsの部分が始まると、画面は次のようになります。

Image: MS-Windows 3.0B セットアップ

ここでは、〈Windowsセットアップ〉の以降の各段階でどんな設定を行うかを選択します。設定したい選択肢の前にある四角形(チェックボックスと言います)をマウスでクリックすると、四角形の中に×が書かれて選択された状態(オン)になります。また、再度チェックボックスをクリックすると、解除(オフ)されます。キーボードでは、上下キーで選択肢の周りの囲みを動かしてスペースキーを押せば、選択された状態になります。

プリンタの設定

〈Windowsセットアップ〉で、プリンタの設定をするかどうかを決めます。プリンタの設定とは、Windowsでプリンタを使用するかどうか、使用するならどのプリンタをどのような設定で使用するか、などを決めることです。

かな漢字変換の設定

〈Windowsセットアップ〉で、かな漢字変換の設定をするかどうかを決めます。かな漢字変換の設定とは、Windowsでかな漢字変換を使用するかどうか、使用するならどのかな漢字変換を使用するか、などを決めることです。

アプリケーションの設定

〈Windowsセットアップ〉で、固定ディスク内のWindowsアプリケーションや非Windowsアプリケーションを検索するかどうかを決めます。「Windowsアプリケーション」とは、Windowsで実行できるように作られたアプリケーションのことです。逆に「非Windowsアプリケーション」は、Windowsに対応していない、MS-DOS用に作られたアプリケーションのことです。固定ディスク内に既にWindowsアプリケーションがあれば、ここで検索して設定することによってすぐに使用できるようになります。

オンラインドキュメントの使用

〈Windowsセットアップ〉の実行の最後に、Windowsに関するオンラインドキュメント(README.TXT)を読むかどうかを決めます。README.TXTファイルには、別冊の「さあ始めようWindows」、「もっとWindows」やオンラインヘルプには含まれていない重要な情報が記載されています。ぜひお読みください。

最適な選択を初期設定としていますので、必要に応じて希望の選択肢を選択し、[続行]と書かれた四角(コマンドボタンと言います)をマウスでクリックするか、リターンキーを押して下さい。

〈Windowsセットアップ〉は、再び「SETUP DISK #2」から必要なファイルをコピーし始めます。

途中でディスクを入れ替えるように指示するメッセージが表示されますから、指示されたディスクに交換して、[了解]ボタンをクリックするかリターンキーを押して続行して下さい。

必要なファイルのコピーが終わると、次のような画面が表示されます。

Image: MS-Windows 3.0B セットアップ

CONFIG.SYSファイルとAUTOEXEC.BATファイルは、いずれもMS-DOSを起動するドライブにあり、MS-DOS自体、およびMS-DOSから実行する各種のアプリケーションの実行状態を決定する役割を持つ重要なファイルです。WindowsもMS-DOSから実行するアプリケーションの一種なので、これらのファイルの設定はWindowsの実行状態に深く関連しています。

ここでは、これらのファイルをWindowsの実行にふさわしいように修正するかどうかを決定します。選択肢は3通りあります。

すべての修正を実行します。

これを選択すると、両ファイルを自動的に書き換えます。

書き換える前の内容は、同じドライブにそれぞれ"CONDFIG.OLD"、"AUTOEXEC.OLD"という名前で保管されます。

修正を行う前に、その内容の確認と変更ができます。

これを選択すると、両ファイルを書き換える前に変更点を確認することができます。両ファイルごとに、書き換える前の内容と書き換える予定の内容を並べて表示するので、比較することができます。また表示内容を独自に編集することも可能です。

この場合も、書き換える前の内容は同じドライブにそれぞれ"CONFIG.OLD"、"AUTOEXEC.BAT"という名前で保管されます。

修正しない

これを選択すると、両ファイルを書き換えません。

ただし、〈Windowsセットアップ〉が判断した推奨できる内容のファイルを、同じドライブに保存することができます。保存するファイル名はそれぞれ”CONFIG.WIN"、"AUTOEXEC.WIN"がデフォルトになっていますが、自分で決めることもできます。また、推奨する内容のファイルを保存しないようにできます。

1で選択した設定項目を順に設定します。各設定の詳細は、次項の「各種の設定」で説明しますから、必要に応じてお読み下さい。

すべての設定が終わると、〈Windowsセットアップ〉を終了します。

参考

マルチフォントROMボードをお使いであれば、自動的にマルチフォントROMドライバがインストールされます。セットアップ後にマルチフォントROMボードを装着した場合は、マルチフォントROMドライバをインストールして下さい。

マルチフォントROMドライバのインストールについて詳しくは、別冊の「さあ始めようWindows」の「第7章7.3フォントの追加と削除」を参照して下さい。

2.2.4 各種の設定

ここでは「〈Windowsセットアップ〉のWindowsの部分」の手順1で選択した各種の設定について詳しく説明します。

プリンタの設定

Windowsでプリンタを使用するかどうか、使用するならどのプリンタを、どのような設定で使用するかを設定します。また、プリンタを追加したり、追加したプリンタ用に新しいプリンタドライバをインストールする手順は次のようになります。

参考

ここでのプリンタの設定は、Windowsから実行する〈コントロールパネル〉の[プリンタ]コマンドでも同じことができます。

〈コントロールパネル〉やプリンタのインストールについて詳しくは、別冊の「さあ始めようWindows」を参照して下さい。

設定に入ると、次のような画面が表示されます。

Image: MS-Windows 3.0B プリンタ

[プリンタの一覧]の欄には、選択可能な5つのプリンタ名と、"その他のプリンタ"が表示されています。

[プリンタ一覧]欄から、インストールするプリンタを選択します。選択可能なプリンタドライバをインストールするならそのプリンタ名を、それ以外のプリンタ用のプリンタドライバをインストールするなら"その他のプリンタ"を選択して下さい。選択は、プリンタ名をマウスでクリックするから上下キーで反転表示させ、右下の[インストール]ボタンをクリックするかGRPH+Iキーを押します。

プリンタ名と実際に使用できるプリンタの種類の関係は、次の表のようになっています。

プリンタ名 そのプリンタ名で使用できるプリンタの種類 ドライバファイル名
NEC PC-PR201 PC-PR101/201系プリンタ PR201.DRV
NEC PC-PR602 PC-PR601/602/602R PR602.DRV
NEC NPDL PC-PR1000/2000 PR602.DRV
NEC NPDL2 PC-PR1000/4、PC-PR2000/2
PC-PR2000/4、PC-PR4000/4
NPDL2.DRV
PostScript Printer PC-PR602PS、PC-PR3000PS
PC-PR3000PS/4、PC-PR3000/4F
PSCRIPT.DRV
その他のプリンタ その他のプリンタ、ただし対応したプリンタドライバのファイルが必要
参考

"その他のプリンタ"は、お使いになろうしているプリンタが選択可能な5種類でないときに選択します。ただし、そのプリンタをWindowsで使用するためのプリンタドライバのファイルがなければなりません。

例えば"その他のプリンタ"を選択すると、次のようなウィンドウが開きます(表示内容は異なることがあります)。

Image: MS-Windows 3.0B その他のプリンタの追加

対応するプリンタドライバのファイルを選択し、[了解]ボタンをクリックするかリターンキーを押して下さい。プリンタドライバがインストールされます。[取消]ボタンをクリックするかESCキーを押すと、プリンタドライバのインストールを中止します。

"その他のプリンタ"を選択した場合、プリンタによっては、続いて次のようなウィンドウが表示されています。

そのプリンタで印刷をする場合に、プリンタドライバがサポートしている文字フォントの他にフォントドライバがサポートしている文字フォントも扱うかどうかを尋ねています。お使いのコンピュータに「マルチフォントROMボード」が入っているか、印刷するアプリケーションに独自のフォントドライバがあるか、または市販のフォントドライバを使用している場合は、[はい]をクリックするかYキーを押して下さい。

[いいえ]ボタンをクリックするかNキーを押すと、フォントドライバを使わないような設定でインストールします。

[取消]ボタンをクリックするかESCキーを押すと、プリンタの設定を中止します。

参考

PC-PR201,PC-PR602,PostScript Printer、NPDL,NPDL2プリンタの場合は、このメッセージは表示されません。これらのプリンタでは、フォントドライバのフォントを使用して印刷することができます。

コピーが終わると、[インストールされているプリンタ]の欄に今選択したプリンタ名が表示されます。

続いて他のプリンタドライバをインストールすることもできます。手順2から繰り返して下さい。

これで、プリンタの設定は終了です。[了解]ボタンをクリックして下さい。

かな漢字変換の設定

Windowsでかな漢字変換を使用するかどうか、使用するならどのかな漢字変換を使用するかを設定します。

参考

ここでのかな漢字変換の設定は、Windowsから実行するコントロールパネルの[かな漢]コマンドでも同じことができます。Windowsを正しくインストールしてからWindowsを起動し、[かな漢]コマンドを実行して下さい。

〈コントロールパネル〉や[かな漢]コマンドについて詳しくは、別冊の「さあ始めようWindows」の「第7章 Windowsの設定―コントロールパネル」を参照して下さい。

設定に入ると、次のような画面が表示されます。

Image: MS-Windows 3.0B かな漢字変換の選択

現在アクティブなかな漢字変換が[現在のかな漢字変換]欄に、Windowsで現在使用できる2種類のかな漢字変換と"(かな漢字変換なし)"が[かな漢字変換一覧]欄に、それぞれ表示されています。

AIかな漢字変換(MSKANJI.EXE)

MS-DOSで使用できる方式のかな漢字変換ドライバを、Windowsで利用します。

AIかな漢字変換(NECAIIME.EXE)

かな漢字変換のシステムを、Windows上のアプリケーションとして実行します。

どちらを選択するかは、Windowsをどのように使うかにも関係します。通常は、後者の"NECAIIME.EXE"をお勧めします。ただし、Windowsを主にリアルモードで使用するなら、前者の"MSKANJI.EXE"の方がよいでしょう。

注意

AIかな漢字変換(MSKANJIEXE)は、前もってMS-DOS用のかな漢字変換ドライバが組み込まれていなければ選択できません。次のいずれかの方法で前もって組み込んでおいてください。

  • MS-DOSの起動ドライブにあるCOINFIG.SYSファイル内で組み込む方法。別冊の「もっとWindows」の「第3章CONFIG.SYSファイルに指定できるデバイスドライバ」を参照してください。
  • MS-DOSの起動後、Windowsの起動前に、MS-DOSの"ADDDRV"コマンドで組み込む方法。

反転表示している方が、現在選択されているかな漢字変換です。このままでよければ、[了解]ボタンをクリックするか、リターンキーを押して下さい。そのままかな漢字変換の設定を終了します。

かな漢字変換を変更する場合は、希望のかな漢字変換をクリックするか上下のカーソルキーを押して反転させて、[選択]ボタンをクリックするかGRPH+Sキーを押します。

その方式が既に選択されていればその旨の、新しく選択したのならその旨のメッセージが表示されます。[了解]ボタンをクリックするかリターンキーを押して下さい。

アプリケーションの設定

固定ディスク上に、Windowsアプリケーションは〈Windowsセットアップ〉が認識できる非Windowsアプリケーションがあるかどうかを検索し、あればグループに登録します。

参考

ここでの検索は、Windowsから〈Windowsセットアップ〉を実行しても同じことができます。Windowsを正しくインストールしてからWindowsを起動し、〈Windowsセットアップ〉を実行して下さい。

検索する範囲は、以下の3種類から選ぶことができます。

全ドライブ

Windowsが認識できるすべてのドライブの全ディレクトリを検索します。

パスのみ

Windowsが認識できるドライブのうち、コマンド検索パスが通っているドライブおよびディレクトリだけを検索します。

コマンド検索パスに関しての説明は、MS-DOSのマニュアルを参照して下さい。

指定したドライブ

Windowsが認識できるドライブのうち、指定したドライブだけを検索します。

設定に入ると、次のような画面が表示されます。

Image: MS-Windows 3.0B アプリケーションの設定

検索したい範囲をクリックするか、上下キーを押して選択し、[了解]ボタンをクリックして下さい。指定範囲の検索が始まります。

検索が終了すると、次のようなウィンドウが開きます。

Image: MS-Windows 3.0B アプリケーションの設定

2で指定した範囲の検索結果が、ウィンドウ左側の[固定ディスク上にあるアプリケーション]欄に表示されています。

ウィンドウ左側に何も表示されていなければ、検索した範囲には登録できるアプリケーションがなかったことを意味します。その場合は、[了解]、[取消]のいずれかのボタンをクリックします。

ウィンドウ左側の[固定ディスク上にあるアプリケーション]欄から、登録したいアプリケーションを選びます。

登録したいアプリケーションをクリックするか上下キーで反転表示させてから、[追加]ボタンをクリックするかGRPH+Aキーを押すと、ウィンドウ右側の[セットアップするアプリケーション]欄に移ります.これを繰り返し、登録したいアプリケーションを右側に移して下さい。

[全て追加]ボタンをクリックするかGRPH+Dキーを押すと、[固定ディスク上にあるアプリケーション]欄に表示されているすべてのアプリケーションが[セットアップするアプリケーション]欄に移ります。

逆にウィンドウ右側の[セットアップするアプリケーション]欄からアプリケーションを[固定ディスク上にあるアプリケーション]欄に戻すには、戻したいアプリケーションを右側で選択して、[削除]ボタンをクリックするかGRPH+Rキーを押して下さい。

ウィンドウ右側の[セットアップするアプリケーション]欄に表示されているアプリケーションを確認して、[了解]ボタンをクリックして下さい。これで、選択したアプリケーションが〈プログラムマネージャー〉のグループに登録されています。

〈プログラムマネージャー〉やグループについては、別冊の「さあ始めようWindows」の「第3章 プログラムの管理―プログラムマネージャ」を参照して下さい。

オンラインドキュメントの使用

Windowsに関するオンラインドキュメントを、Windowsに標準添付されているテキストエディタ〈メモ帳〉を使って読みます。

オンラインドキュメントは、次のような画面で表示されます。

Image: MS-Windows 3.0B メモ帳

オンラインドキュメントは"README.TXT"という名前のファイルであることが、ウィンドウの一番上の表示部分(タイトルバーと言います)でわかります。

上下キーを押すと、画面が上下にスクロールします。最後まで読み終えたらGRPH+f4キーを押して下さい。オンラインドキュメントの表示を終了します。

2.2.5 〈Windowsセットアップ〉の終了

「各種の設定」のすべての設定が終わると、次のような画面が表示されます。

Image: MS-Windows 3.0B セットアップ

ここでは、単に〈Windowsセットアップ〉を終了するだけにするか、あるいはWindowsを再起動するかを選択します。

「〈Windowsセットアップ〉のWindowsの部分」の手順3でCONFIG.SYSファイルやAUTOEXEC.BATファイルを変更した場合は、[再起動]ボタンが表示されます。なるべく[再起動]ボタンをクリックするか、リターンキーを押してコンピュータを再起動して下さい。

[Windowsの再起動]ボタンをクリックすると〈Windowsセットアップ〉が終了し、Windowsが再起動されます。

[DOSへ戻る]ボタンをクリックすると、Windowsセットアップが終了し、MS-DOSのプロンプトに戻ります。

これで、正しくWindowsをインストールすることができました。CONFIG.SYSファイルなどが正しく設定されていれば、いつでもWindowsを起動することができます。

Windowsの起動と終了、Windowsの基本操作などについては、「さあ始めようWindows」を参照して下さい。

参考

Windowsでは、〈Windowsセットアップ〉は他のWindowsアプリケーションと同じように、いつでも使用することはできます。Windows上で実行した〈Windowsセットアップ〉では、Windowsアプリケーションや周辺機器の追加登録、変更を行います。


出典:MS-WINDOWS 3.0B お使いになるために、日本電気株式会社、1993年発行